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「連続ドラマW シリウスの反証」主演の中島裕翔らが撮影する現場の様子をリポート2025/12/03 06:00

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「連続ドラマW シリウスの反証」主演の中島裕翔らが撮影する現場の様子をリポート

 中島裕翔が主演を務め、WOWOWで2026年1月10日に放送・配信がスタートする「連続ドラマW シリウスの反証」(土曜午後10:00)。この度、中島らが撮影中の現場の様子が公開された。

 原作は、重厚なテーマに巧みな犯罪トリックを盛り込んだ社会派ミステリー作品を数多く手がける人気作家・大門剛明氏の同名小説。監督は、映画「Winny」(23年)で実際に起きた事件をリアルかつ繊細に描き上げ、感動と話題を呼んだ気鋭・松本優作氏が務める。中島は、冤罪(えんざい)被害者の救済活動に取り組む団体「チーム・ゼロ」に所属し、25年前に岐阜県郡上八幡で起きた一家惨殺事件の犯人とされた死刑囚を救うため、難攻不落の再審請求に挑む弁護士の藤嶋翔太を演じる。

 この日の撮影は、藤嶋(中島)が所属する「チーム・ゼロ」の活動拠点である大学の研究室で行われた。シーンは、若きリーダー・東山佐奈(仁村紗和)と打ち合わせをしている場面から始まる。そこへ、25年前の事件で犯人とされ逮捕された宮原伸夫(五頭岳夫)の弁護を担当していた弁護士・大坪志郎(綾田俊樹)が訪れる。藤嶋は、宮原に父親の面影を重ねてしまい、依頼に対して消極的な姿勢と葛藤を抱えていた。しかし、そんな迷いをよそに話は進み、戸惑いながらも次第に事件へと深くのめり込んでいく。

 「おはようございます!」と爽やかに現場入りした中島は、準備が整うまでの間、室内を歩きながら置かれた小物を丁寧に観察。特に「チーム・ゼロ」の集合写真の前では足を止め、顔を近づけてじっくり確認し、その後の撮影合間の会話の話題にもしていた。ドライ前には松本優作監督が中島のもとへ。座る中島と目線を合わせ、手ぶりを交えながら説明を続ける監督に、中島は一つ一つ大きくうなずきながら耳を傾ける。監督が離れると、すぐに顔を横に向け、小声でセリフを練習する姿が印象的だった。

 リハーサルが始まり、中島、仁村、藤嶋の親友・安野草介役の金子大地、綾田が室内に集合するとトークが止まらない。この時の話題は「チーム・ゼロ」の集合写真の写りについてと、撮影現場の場所について。「あの場所は分かるやすかった」「分かるー。あそこいいよね!」と、盛り上がっていた。

 話題が髪型に移ると、「くせ毛が…」「パーマも…」など話が止まらない中、機材が倒れて大きな音が。そこでスタッフより先に「すいませんでしたー!」と声を出したのも中島。ほかにも、イスに座ったまま膝をリズムよくたたいてみたりと、中島は座長として常に現場を明るく盛り上げていた。

「連続ドラマW シリウスの反証」主演の中島裕翔らが撮影する現場の様子をリポート

 本番が終わると、すぐにモニター前に行きチェックをする中島。時にはベースにまで行き、モニターチェックをしながら監督と話をしていた。撮影中は監督が現場に走ってきて細かくオーダーを出したり、中島も積極的に話しかけに行き相談している姿が多く見られ、1シーン1シーンが丁寧に作りこまれていることが分かる。

 この日は残暑が厳しく、本番が始まるとエアコンを止めたため室内の温度は一気に上昇。長いカットが終わると、出演者たちは外に出て再び動き始めたエアコンの前で涼を取っていた。そんな中、中島は衣装に汗がつかないようシャツをパタパタさせながら「うほー、涼しい!」と声を上げ、周囲を笑顔に。カメラ位置の変更で一度現場を離れた後、再開の合図があると中島は走って登場し、クーラーの前に立ち、爽やかに「いや〜、走ってくると暑いね」と一言。スタッフから「走ってくるからだよ(笑)」と突っ込まれるほほ笑ましい場面もあった。その後、仁村もなぜか走って現れたが、どうやら控室から現場までの最短コースで迷っていたらしい。この出来事をきっかけに、撮影合間のトークは“控室から現場までの最短コースはどこか?”という話題で盛り上がっていた。

 再び撮影が始まると、事件にのめり込んでいく様子を撮影していく。それぞれのセリフ量も増え、ここでも監督からの細かな演出が入り、その都度おのおのが小声でセリフを反復練習する。そんな中、開けていた窓の外から鳥の鳴き声と「ピピピ…」という謎の電子音が聞こえる。音がやむのを待っていると、「僕らも気を付けないとね。これ革の椅子だから動くとギギギって音がしちゃうからね」と穏やかに話す中島。どんな時でも周囲を見て、場を和ませ、本番で芝居に集中する。中島の主演としての姿勢がよく分かる現場だった。

「連続ドラマW シリウスの反証」主演の中島裕翔らが撮影する現場の様子をリポート

 解決したと思われた一家惨殺事件が藤嶋ら「チーム・ゼロ」によって25年の時を経て少しずつ動き出していく。冤罪は立証できるのか、死刑判決は覆せるのか。現代司法の課題を突き付ける、迫真の社会派ミステリーに期待が高まる。

あらすじ

 冤罪被害者の救済に取り組む団体「チーム・ゼロ」に所属する弁護士・藤嶋のもとに、一通の手紙が届く。「信じてくれ、俺はやってない」。それは、25年前、岐阜県郡上八幡で起きた一家惨殺事件の犯人として死刑判決を受けた宮原からのものだった。宮原に自分の父を重ね、嫌悪と葛藤を抱く藤嶋だったが、事件について調べ始めるなかで、検察の主張と矛盾する不自然な事実を見出していく。

 そんな藤嶋たちの前に指紋鑑定の壁が立ちはだかり、岐阜地検のトップである検事正・稗田一成(緒形直人)も動き出す。宮原の死刑執行が刻一刻と近づくなか、藤嶋は、チーム・ゼロの若きリーダーである東山、親友の安野たちとともに難攻不落の再審請求に挑むが…。

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