「全日本体操種目別選手権」で橋本大輝、岡慎之助らが決勝へ！2025/11/14 14:00
11月13日、「第79回全日本体操団体選手権/第79回全日本体操種目別選手権」の男女種目別予選が群馬・高崎アリーナで行われ、11月16日に行われる男女種目別決勝進出者が決まった。
予選には、月刊TVガイド2025年11月号に特集を掲載した「第53回世界体操競技選手権大会」の出場選手も登場。世界選手権の男子個人総合で金メダル、男子種目別鉄棒で銀メダルを獲得した橋本大輝（日本生命/セントラルスポーツ）は、あん馬と平行棒に出場し、2位となった平行棒とシードの鉄棒で決勝に。パリ五輪3冠の岡慎之助（徳洲会体操クラブ）は、つり輪と鉄棒を演技し、2位となったつり輪とシードの平行棒で決勝に出場する。
世界選手権の男子種目別平行棒で銀メダルを獲得した角皆友晴（順天堂大学）は、あん馬に登場したが、決勝ではシードの平行棒と鉄棒で戦うことに。あん馬のスペシャリスト・石澤大翔（徳洲会体操クラブ）はあん馬で2位、つり輪のスペシャリスト・金田希一（相好体操クラブ）はつり輪で1位となり、それぞれ決勝に進出した。
試合後、橋本は「平行棒に関しては、世界選手権よりもいい演技ができました。疲労感はあまりないです。まずは自分のことに集中して、種目別の決勝はすごく盛り上がると思うので、その中で自分の強さをしっかり出したいです。着地に執着しすぎず、いいパフォーマンスをやれたら。絶対に止め切りたい」と着地への思いを語った。
岡は「今日は、大きなミスもなく演技し切れたのは良かったです。鉄棒に関しては、恐怖心はないがしっくり来なくて、緊張で力が入っちゃって楽に演技することができていません。（世界選手権で使ったタイシャンと今回のセノーで）器具に違いがあって、慣れていない感じや力で動いてしまっている感じがあります」と現状を明かした。
今回、ゆかとあん馬を棄権したことについては、「ゆかは、腰が痛くなるから前方系を今はやめていて、世界選手権で失敗したところを回避していることもあり、技に前方系がなく、勝負にならない。団体に向けて、力を使いすぎないようにあん馬も棄権しました」とのことだが、平行棒に関しては「練習でEスコア9.1、9.2のクオリティーが出せているので、試合でも出せるようにしたいです」と強い意志を感じさせた。
あん馬に出場した角皆は、「あん馬のスペシャリストではなく、1種目に絞ってやっていないので、気持ちは楽にできました。（世界選手権でメダルを取って）いろいろ言われたりしていますが、自分では納得していなくて、まだまだです。世界選手権にも出たので、決勝は負けられないという気持ちがあります。疲れはないし調子はいいです」と頼もしい発言を。「鉄棒も平行棒も両方一番で優勝したいです。平行棒だと（川上）翔平くん、岡慎之助選手、鉄棒だと中でも（橋本）大輝くんには勝ちたいです。鉄棒の決勝では、リバルコという技を入れる予定です」と、ライバル争いが楽しみになるトークを展開した。
石澤は「世界選手権が終わってから短い中で、決勝に進めてホッとしています。世界選手権から帰ってきた次の日から、団体と種目別で優勝するにはどういう練習をすれば良いかを考えていたので、疲労感はまったくないです」と、体操に対する真っすぐな気持ちが分かるコメントを。また、「去年のこの大会では予選落ちをしていて、この舞台でリベンジして日本一になることに向けて、むしろ世界選手権より緊張感がありました」と、今大会への並々ならぬ思いを明かした。
金田は「足のケガがあって着地の練習はできていなかったが、使える上半身の力技のトレーニングやそのほかの細かい部分の練習は世界選手権前よりも徹底してやっていたつもり」と綿密な練習を重ねたことを明かした。決勝に向けて、「自分の体と足の様子を見ながら難度を上げたいです。決勝でもEスコアで9点台を取って、優勝を狙いたいです」と意気込んだ。
11月15日には男女団体Ⅱ班の試合が行われ、11/16には男女種目別決勝が開催。マルチアングル配信、CBC中継配信、CS放送「GAORA」での放送もあるので、現地での観戦と配信やテレビでの配信、両方楽しめる。また、11月21日発売の月刊TVガイド2026年1月号には、「第53回世界体操競技選手権大会」日本代表帰国報告会見REPORTも掲載。本大会も誌面も要チェックだ。
【マルチアングル配信】
第79回全日本体操団体選手権/種目別選手権のチケット情報
詳細はイープラスまで
【CBC中継配信】
11月15日 午後2：30～（予定） 団体選手権決勝（2班）（生配信）
11月16日 午前10：15～（予定） 種目別選手権決勝（生配信）
【CS放送「GAORA」】
11月15日 午後9：00～ 団体選手権決勝（当日録画中継）
11月16日 午前10：15～ 種目別選手権決勝（生中継）
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