「AI橋田壽賀子 渡る世間は鬼ばかり 令和版」第2弾、12月放送！ AIが描く家族の物語2025/10/28 17:00
BS-TBSでは12月20日・21日に、「AI橋田壽賀子 渡る世間は鬼ばかり 令和版」（午後3：00）を2日にわたって放送する。本作は、“橋田壽賀子先生が生きていたら現代をどのように描くか？”と、AIを活用したプロジェクトとして、5月11日放送した「AI橋田壽賀子企画 渡る世間は鬼ばかり 番外編」に続く第2弾となる。
第1弾の「番外編」が好評を博したため、今回は、前後編合わせて2時間の放送に拡大。前作に出演した吉村涼、村田雄浩、安藤美優に加え、中田喜子、野村真美、藤田朋子、角野卓造らレギュラーメンバーが出演し、試練を乗り越えた先にある家族の絆を描く、心温まるホームドラマとなっている。
2019年にTBSで放送された「橋田壽賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』三時間スペシャル」以来、約6年ぶりの「渡鬼」。幸楽を継いだ、小島五月（泉ピン子）の長女・田口愛（吉村）の「田口家」、岡倉家四女・葉子（野村）の「大原家」、岡倉家五女・長子（藤田）の「本間家」、三つの家族を中心に展開していく。コロナ禍を経たそれぞれの家族の「今」の心を、もし橋田先生が生きていたらどうドラマに描くのか…。AIと人間の協働で作り上げる。
長年、本シリーズを支えてきた、石井ふく子チーフプロデューサーは「本読みを終えて、撮影が始まると、いろいろな形で橋田さんの心があらわれてくるんじゃないかと思うんです。視聴者の方に、今こういうドラマを見たかったと言ってもらえたら、橋田さんに対する恩返しにもなると思います。皆さんの心に残る、心と心のドラマ。何回も見ていただけるような作品にしたいと思っているので、皆さんもぜひその気持ちで見てください」と、心情を吐露した。
演出を手がける山崎恆成プロデューサーは「『AI橋田壽賀子 渡る世間は鬼ばかり 番外編』の初稿では、石井さんから『このドラマには心がない』と厳しい言葉をいただきました。しかし今回は、AIも私たち制作チームも大きく進化し、石井さんから“一発OK”をもらうことができました。三つの家族を通して、AI橋田壽賀子がいまの時代の“人の心”をどう描くのか――。ぜひご期待ください」と自信をのぞかせた。
あらすじ
コロナ禍を乗り越えた幸楽では、田口愛（吉村涼）と夫の誠（村田）が、忘年会シーズンに向けて忙しい毎日を過ごしていた。大学生の娘・さくら（安藤）もたまに店を手伝っている。そんななか、愛の叔母・小島久子（沢田雅美）が突然店に訪れ「餃子工場を返してほしい」と言い出した。餃子工場は、愛が血のにじむような思いをして立て直し、やっと軌道に乗ったところで、もちろん受け入れられない愛は、久子に理解を示す誠に激怒し、大げんかになる。
また、大原葉子（野村）の家でも問題が起こっていた。夫の透（徳重聡）は海外に長期出張中で、葉子は建築士として多忙な日々を送りながら、双子の娘で、中学生のゆき（高橋寧音）とみき（高橋乃愛）を育てているが、帰りが遅い日が増えた妹のみきに不安を募らせる。
さらに、長子（藤田）の本間家でも大きな試練が訪れる。夫・本間英作（岡田浩暉）のクリニックと、娘・日向子（大谷玲凪）の料理教室の手伝いに日々奔走する長子は、英作の過労を心配するが、英作の妹・由紀（小林綾子）は長子のことも心配していた。そんな折、英作が仕事中に倒れて…。
相手を思うが故に日常の中で起こる衝突やすれ違い。時はクリスマス目前。それぞれの家族は再び笑い合うことができるのか。
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