髙嶋政宏、二田絢乃、中田青渚、井上向日葵、丸山礼、研ナオコが2026年朝ドラ「風、薫る」に出演2025/10/24

髙嶋政宏、二田絢乃、中田青渚、井上向日葵、丸山礼、研ナオコが、NHK総合ほかで、2026年度前期に放送される連続テレビ小説「風、薫る」(日時未定)に出演することが分かった。二田、丸山、研は朝ドラ初出演となる。
見上愛と上坂樹里がダブル主演を務める「連続テレビ小説」第114作「風、薫る」は、大関和氏と鈴木雅氏という2人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)がモチーフ。明治という激動の時代を舞台に、看護の世界に飛び込んだそれぞれに生きづらさを抱えた2人の女性の冒険物語だ。
文明開化が急速に進む中、まだ女性の職業が確立されていない時代に、西洋式の看護学を学んだトレインドナースたちが医療看護の世界に新たな風を起こした。考え方もやり方もまるで違う2人の主人公・一ノ瀬りん(見上)と大家直美(上坂)が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがて”最強のバディ”となって未知の世界を切り開いていく物語だ。脚本を手がけるのは、「あなたのことはそれほど」(17年)、「初めて恋をした日に読む話」(19年/ともにTBS系)などで知られる吉澤智子氏。

髙嶋が担うのは、大山捨松の夫で時の陸軍卿、後に初代陸軍大臣となる大山巌。髙嶋は、「鹿児島に生まれ、『せごどん』の背中を追い続け、スイスに留学していた大山巌さんを今回、演じさせていただきます。実はプライベートで鹿児島をものすごく愛し、さらにスイス人の奥さんがいる僕にとって、こんなにも幸せな役の巡り合わせがあるのか!? と、その感動に打ち震えております。さっそく東京・北の丸の銅像や西那須野の墓所、旧別邸を表敬訪問したんですが、その大きさ、そして何よりも平和を強く望んでいた志を深く感じました。そんな巨大な大山巌さんを『風、薫る』の中に出現させられるよう心して臨ませていただきます」と、個人的な縁と役作りへの真摯(しんし)な取り組みを明かした。
過去の朝ドラ出演について、「1988年後期の朝ドラ『純ちゃんの応援歌』以来、実に38年ぶりの朝ドラです! 当時はただただ無我夢中で日々をあえぎながらも走り抜けていった記憶がありますね」と38年ぶりの朝ドラ出演への感慨を語った。
看護をテーマとする作品に関しては、「僕は小学生時代とにかく、やんちゃで、けがばかり。しょっちゅう病院とくに看護師さんたちにお世話になった経験がありすぎて、ホントに頭が上がりません」と子ども時代の思い出を振り返った。

二田が演じるのは、鹿鳴館の給仕・松山ふさ。朝ドラ初出演となる二田は、「初めてスタッフの皆さんとお会いした時、『面白いものをつくりたい』という熱意が強く伝わってきました。作品への深い愛情を感じ、“私もこの世界の一部になるんだ”と胸が熱くなりました。そんな場所に立てることが、とても幸せです。松山ふさは、鹿鳴館で働く女性で、当時の規律や価値観の中で真っすぐに生きる人です。主人公たちの新しい考えに戸惑いやもどかしさを感じながらも、心の奥で何かが動いている――そんな揺らぎを丁寧に演じられたらと思います」と役柄への理解と意気込みを表現。
「連続テレビ小説」については、「小さい頃から、家では毎朝のように朝ドラが流れていました。家族が支度をする音やトースターの音と一緒に、テーマ曲が聞こえてくるのが日課でした。母校が描かれた作品が放送されたときは、とても誇らしくて、家族や友人と盛り上がったのを今でもよく覚えています。大人になってから見る朝ドラでは、登場人物の真っすぐな言葉や思いに、どきっとしたり、涙が出てしまうことが増えました。年齢や経験を重ねるごとに、心に響く場面が変わっていく。その懐の深さこそが、多くの人に長く愛されている理由だと思います。朝ドラは、一人の人生を描くだけでなく、その時代を生きた人々の息づかいや、社会の空気までも映し出してきた作品だと思います。そんな作品に関われることができ、とてもうれしく思います」と朝ドラへの深い思いを語る。
さらに作品のテーマである看護に関連して、「看護と直接関係があるわけではありませんが、介助の仕事に関わっています。知的障がいを持つ方の一人暮らしを支えるもので、ご飯を一緒に食べたり、遊んだりする自立支援です。日々の支援の中でお風呂に入れる機会があり、『人に触れることは“人生に触れること”に近い』と感じる瞬間があります。仕事を始めたばかりの頃、目の前の人の背中を洗っている時に、『ああ、私はこの人の生活に関わっているんだ』と、背筋が伸びる思いがしました。言葉を交わさなくても、何かが伝わる。そんな不思議な感覚を初めて味わいました。同時に、『私はこれまで誰かの背中を洗ったことがあっただろうか』とも思いました。家族でさえ経験のなかったことでした。“触れる”という行為は、その人の生活をあずかること。医療や看護の現場では、きっとそれは“命をあずかること”に近いのだと思います。その重さを思うと、自然と頭が下がるような尊敬の気持ちでいっぱいになります。今回の作品を通して、強い意志と覚悟を持って人に寄り添う方々の姿に触れられることを、とても楽しみにしています」と自身の経験を詳細に述べた。

中田が扮(ふん)するのも鹿鳴館の給仕・河合志麻。中田は、「この度『風、薫る』に出演させていただけることになり、とてもうれしく思います。衣装合わせをして服装やカツラからも明治時代の文明開化を感じており、流動的な時代を生きる女性を演じられることが楽しみです」と意欲を燃やす。
過去の朝ドラ出演について、「『らんまん』(23年)に出演させていただきました。前回朝ドラ現場のチーム感を感じ、朝早くても夜遅くても雰囲気の良い現場だったので、緊張もあったのですが安心して飛び込むことができました。また再び朝ドラの世界に入れることがうれしいです」と「らんまん」での経験を振り返った。
看護職への思いを尋ねられると、「妹が看護学生なので実習の話を聞いたり、勉強量を見ていて看護師という仕事の大変さを改めて感じ、看護に関わる皆さまへの尊敬の気持ちが大きいです」とコメントした。

井上は、鹿鳴館の給仕・木村佐保役として出演。「出演決定の知らせを聞いた瞬間から、今でもずっと喜びの気持ちで胸がいっぱいです。時代によって人々の当たり前や幸せのかたちは変化していきますが、私が演じる木村佐保は、時代の風潮を素直に受け入れ、自分にとっての幸せを真っすぐに目指すことができる女性だと感じています。先日衣装合わせに参加して、皆さんとの撮影がより一層楽しみになりました! 作品を彩れるように精いっぱい務めたいと思います!」と撮影に向けて気合十分。
過去の朝ドラ出演について、「朝ドラ初出演時はたくさんの方から反響をいただき、全国のいろんな人に愛されている番組であることを身をもって感じることが出来ました。自分にとって“初”出演は特別でしたが、“2度目”もまた違った意味での特別を感じ、ワクワクしています!『ちむどんどん』(22年)では盛大にドジをする役でしたので、今回は給仕として大きな失敗をしないように気をつけながら頑張りたいです!!!」と「ちむどんどん」での経験を楽しそうに語った。
看護師への思いについて、「学生時代に高熱で入院し、病室にひとりぼっちで不安な中、看護師さんが手際の良い処置と優しい声掛けでとても安心させてくれたことを覚えています。後日その看護師さんがスーパーの買い物帰りに自転車に乗る姿を見かけ、自分と同じように日々の生活を送りながら人のために尽くす医療従事者の方をあらためて尊敬しました」と入院時の思い出を振り返った。

丸山の演じる役は、りんの家の隣人・中山マツ。朝ドラ初出演となる丸山は、「まさかお役目をいただけるとは! 台本を読んで異なる生い立ちのりんと直美の2人の人生軸が、ふっと交わる瞬間に思わず声が出るほど高揚しました!『これが朝ドラの主演が2人いるということだ』と期待に胸が膨らみ、その人生軸に交わることができ、りんの生活に寄り添うマツという役を大切に務めたいと思いました。そしてPodcastで相方を務めさせてもらっている見上愛さんの主演の作品で、俳優としても、人間としての豊かさにおいても彼女を尊敬しているので、一緒に演じられることは少し緊張しますがとてもうれしく、しっかり対話のシーンもあるようでとっても胸が高鳴っております。作品に彩りを添えられたらなと思っております!」と主演の見上との共演への喜びを伝える。
過去の朝ドラについて、「過去の朝ドラ作品のオーディションを受けたことがありますが、さまざまなスタイルでオーディションなさるので、いろいろな俳優さんの演技を目の当たりにしたり、それもまた刺激的で。『まだまだだな。何も気付けなかった。できなかったー。』と肩を落としながら帰ることも多かったので、なんだか予想していなかった大チャンスが巡ってきて慄(おのの)きながら大変光栄です」と初出演への思いを語った。
看護に関わる経験について問われると、「私は高校を卒業した後にお笑いの養成所に通いましたが、高校3年生の秋にお笑いオーディションを受けるまでは保健室の先生を目指していたので、大学のオープンキャンパスで看護大学に行って白衣を着て赤ちゃんの模型を抱いてみたり、どんな授業をしているか見たり聞いたりした経験があります。命を扱う尊さを感じた記憶があります。今はSNSでも夜勤明けのナースさんのVLOGを観るのがなんだかついハマってしまいます。こういう方たちのおかげでいつ病院にかかっても診察してもらえる環境があるんだなぁと思ったりします」と意外な過去を明かした。

研が挑むのは、謎に包まれた神出鬼没の占い師・真風。朝ドラ初出演となる研は、「最初にお話をいただいた時、『私に?』って耳を疑いました。この役に私を指名していただけたと言うことは大変光栄なことです。そして芸能界デビュー55周年目という縁を感じました。自分の経験と勘を発揮できるよう一生懸命務めさせていただきます。明治時代という激動の時代を生き抜いた主人公を不思議な角度から見守っていくという役どころです。この作品を通じて新しい時代の風を感じてもらえればと思います」と55周年という節目での朝ドラ初出演への喜びと役柄への意気込みを表現。
作品が描く看護という仕事については、「私自身も看護していただいたり、家族もお世話になっています。看護の世界を目指すこと、そして働くことは簡単なことではありません。なかなかできないことです。人々の生命と生活を支える専門職として、看護師が活躍する場はどんどん広がっていると思います。それを築いた時代を作品を通じて、私自身も確かめられればと思っています」と深い敬意を込めた。
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