大泉洋＆宮﨑あおい＆野木亜希子の爆笑クロストークで「ちょっとだけエスパー」の魅力を大解剖！2025/10/21 19:53
本日・10月21日にスタートする、テレビ朝日系連続ドラマ「ちょっとだけエスパー」（火曜午後9：00、初回は拡大スペシャル）。本作は、大泉洋が主演を務め、共演者に、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ、高畑淳子、宇野祥平、北村匠海、岡田将生といった豪華キャストが名を連ねる“ジャパニーズ・ヒーロードラマ”。
放送当日、電波ジャックで番組PRに奔走する大泉、宮﨑に脚本を書き下ろした野木亜紀子氏が加わり、囲み取材会を行った。記者からの質問にじっくり答える形式の取材会は、ドラマの裏側や役者・脚本家の本音が語られる興味深いひとときとなった。
この取材会の数時間後にはいよいよ第1話が放送されるとあり、大泉は開口一番、「ほかのドラマがもう3話ぐらい放送しているなかで、やっと始まるということで。私自身も待ち遠しかったですね」と放送初日の喜びを爆発させる。そして「こんなに自信を持ってお届けできるドラマもそうないんじゃないかなと思うから、早く見ていただき、世界中から賛辞を浴びたい。『あ～面白かった！』と言われたくてしょうがない」と、自信作であることをアピールした。
続いて宮﨑も、「私もとても待ち遠しかったです。本当に面白いドラマになっているので、皆さんの反応が楽しみです」と笑顔に。
そんな2人のコメントを受け、野木氏は、「大泉さんは自らハードルを上げていきますね」と苦笑しつつ「第1話、とても面白く見ました。大泉さんは、さすがですし、宮﨑さんは分かってはいたけど、すごくかわいい」と大泉と宮﨑の演技をたたえる。
その野木氏が描く脚本の力について、大泉は、「私が日本のドラマに感じるのは、展開させるためのセリフに聞こえるということ。映像なのでセリフが少なくてもいいんだけど、僕ら役者は楽しい会話がしたいんですよね。野木さんの脚本は会話がちゃんと成立しているんです。そのうえでしっかり展開もしていくんですよね」と分析。
宮﨑も「私も楽しい会話をしたいんです」と大泉に同意し、「野木さんは一人一人にきちんと丁寧に愛情を持って描いてくださっているので、全てが必要なセリフだし、心が揺さぶられる瞬間がたくさんあって。そして、後半になるにつれてどんどんどんどん揺さぶられていくので、自然とボロボロ涙がこぼれてしまったりとか。“気持ちがいい”という感想がしっくりくる気がします」と、感性豊かな言葉選びで野木脚本の魅力を表現した。
さまざまな話題で盛り上がる中、取材会会場が爆笑に包まれたのが、本作が誕生したキッカケを明かしたくだり。大泉が「どのぐらい前から構想があったの？ どこから超能力者の話になったの？」と聞いたところ、野木氏は「貴島（彩理プロデューサー）さんと“何か作りましょう”という話になった時、“大泉洋さんがドラマを探しているらしい”と聞きまして」と爆弾発言。そこから大泉を主演にした企画を考えることになったと言うと、大泉が思わず爆笑する。
さらに、なぜエスパーという設定になったかという質問に「ほかと違うことがやりたかったんですよね。社会派作品ばかりだと疲れるし、ちょっと楽しいことをやりたいなと思って…」と野木氏が答えると、大泉はすかさず「私、社会派でよかったんですけどね。炭鉱とかの話でもよかったんですよ。なのに“ちょっとだけ”って！」と切り込む。
実は大泉、「海に眠るダイヤモンド」（TBS系/2024年）を毎話見ていたそうで、野木氏に「鉄平やりたいって言っていたけど、本当にやりたいの？」と突っ込まれると、「そりゃそうですよ！ 私だっていつまでも“ちょっとだけってわけにはいかないですよ」と切り返す。
しかし野木氏が「でも実は、真面目な役もやられているんですよ」とほかの作品での役について指摘すると「そう言われてみると、最近ずっと重かったんですよね。そう思うと、“ちょっとだけ”ぐらいがちょうどいいのかもしれない」と妙に納得した大泉。
だが「ただ、でも…」と前置きして「コミカルな作品だと思って見始めると、これまたやられます、途中で。そりゃもう、野木さんですから、すごいですよ。“イィ～!!”となる。今、3話まで上がっているから、一挙放送したいです」と大泉は熱弁。これを聞いた記者からは「私たち、まだ1話も見られていないんですけど…」とじれったさを感じる合いの手が入り、場内は再び爆笑に包まれた。
作者の野木氏が「突飛なドラマ」というドラマだが、大泉が「演じていて楽しい。『野木さん、こんなシーンをやらせてくれてありがとう』と思う」という展開が待っている作品。第1話から入ったその先に、どんな展開が待っているのか、がぜん楽しみが膨らんできた。
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