ケンドーコバヤシが「アメトーーク!」で発案した新感覚グルメ番組がBS朝日で放送決定!2025/10/20 12:12

BS朝日で10月26日に、ケンドーコバヤシが発案した新感覚グルメ番組「B食の旅」(午後6:00)を放送する。
本番組は、今年の6月、テレビ朝日系で放送された「アメトーーク!」(木曜午後11:15)の企画「BS大戦争芸人」で、BS愛あふれる芸人たちが「今後やりたいBS番組」を発表した。その際、ケンドーコバヤシが考案した「B定食の旅」を「B食の旅」とし、番組化。
飲食店のランチタイムでよく見かける“A定食”や“Aランチ”といった“アルファベットメニュー”。Aだけでなく“B定食”や“Bランチ”も存在するが、多くの人がつい“A食”を選んでしまう傾向がある。この番組では、“A食”に負けず劣らず、実力も味も保証付きの“B食”を味わうため、地元で愛される名店を訪問。店主の話を聞きながら、自慢の“B食”を味わう。
出演は、企画発案者のケンドーコバヤシをはじめ、阿佐ヶ谷姉妹(渡辺江里子、木村美穂)がB食メンバーとして参戦。さらに企画見届け人として、フットボールアワーの後藤輝基がナレーションを担当。BS放送で冠番組を持たない後藤は、「BS大戦争芸人」でも芸人たちのBS冠番組を“見ている”だけのポジションだとツッコまれ、「自由に好きなことができてええな」と本音を吐露していた。しかし、「B食の旅」では、後藤が重要な役割を担うことになり、その活躍にも注目が集まる。
ケンドーコバヤシが訪れたのは、東京都と神奈川県の狭間にあるベッドタウンの町田。大きな通りがいくつもあり、食の激戦地でもある。名店がひしめくこの地には、心躍る“B定食”があるに違いないと、早速、街ブラを開始するが、店先にあるメニューをチェックすると、意外とアルファベットメニューが少ないことが判明。ケンドーコバヤシは少し戸惑いつつ、隠れた名メニューを求め、“B食”を探す。

やがてたどり着いたのは、洋食屋「グリルママ」。赤れんがの外観がすでに良い味を醸し出しており、ここには宝物のようなB食があるはずだと、期待に胸を膨らませる。重みのある扉を開けると、店内は街の喧騒(けんそう)を忘れさせてくれるノスタルジックな雰囲気に包まれていた。
店主から店の成り立ちや、看板メニュー“ママランチA”と“ママランチB”の違いを聞きつつ、ママランチBをオーダー。メンチカツ、エビグラタン、ホタテフライというぜいたくな品々が食べられると知り、満面の笑みを浮かべる。特に喜んだのはエビグラタン。実は大のグラタン好きであることを明かし、「でもグラタン好きの男って、“おこちゃま感”が半端ないでしょ(笑)」と、これまで秘密にしてきたという。今回、ついにカミングアウト(!?)し、大好きなメニューをたっぷり味わう。「AよりBのほうが良いかもしれない」「追加オーダーなんてまったく必要ない」「透明なコンソメスープの何ともいえない深み。これはただ者ではない」と語り、名店を支える“B食”を満喫。さらに、ナレーションを担当する後藤へのむちゃぶりも飛び出す。
一方、阿佐ヶ谷姉妹が向かったのは、中野区野方。阿佐ヶ谷姉妹はアルファベット表記にすると最初がAとなるが、渡辺は今回の番組がヒットした暁には、“B佐ヶ谷姉妹”になるかもしれないと言い出す。コンビ名を変える可能性もあるこの地で、2人は知られる名店を訪ねる。
訪れたのは、昭和11年(1936年)から約90年もの間、野方で営業を続ける食堂「野方食堂」。大人気のA定食は、8万食突破していることが判明した。看板&大人気メニューの中身は、鶏から揚げとショウガ焼きで、店主は手間を惜しまず作っていると説明する。一方のB定食のメインは鶏から揚げとマグロぶつ。A定食と同じ頃に誕生したそうで、「AがあるならBもないと…」という、ほほ笑ましい理由から作られたという。メニューに関しては当時の女性従業員などの意見が反映されていると知り、「お肉もお魚もあるなんて。欲張りな女性の気持ちをよく分かっていらっしゃる」と渡辺は納得の表情を見せた。
いよいよ念願の実食タイムがスタートすると、げんこつのように大きい鶏から揚げ、一口サイズのマグロぶつ、ピカピカの白米、味にひとひねりある切り干し大根、おみそ汁、おしんこと、まさにパーフェクトな組み合わせが並ぶ。一心に食べる阿佐ヶ谷姉妹には幸せの表情が浮かんだ。食べ終わると、木村は「気持ちまで温かくなる味だった」と感慨深げに語る。
さらに番組では、後藤のナレーションも大きな見どころの一つとなっている。ケンドーコバヤシ、阿佐ヶ谷姉妹とも親しい後藤が、絶品グルメを前に顔を輝かせるケンドーコバヤシたちをちょっぴりうらやましく思いながら、切れのあるトークで見守る。“B食”という、ありそうでなかった視点で名店のメニューを味わう「B食の旅」。新しいグルメ探訪番組に期待が高まる。
番組の放送を前に、出演者たちが「B食」の魅力や番組への思いを語った。
ケンドーコバヤシは、「“B食”って結構、見逃しがちだと思うんですよ。初めてレストランに行った時、やっぱりAランチやA定食を頼んじゃいますから。でも、メニューを見ると、“B食”って『こっちもウマそうやな』って思うことが結構あって。そこを狙った番組は面白いんじゃないかと、確信がありました」と、企画の着想を明かす。
また、「いままで俺のイメージを守るために言ってなかったんですけど、めちゃくちゃグラタンが好きなんですよ。今日食べた“B食”にしっかりあってうれしかったですね。ベシャメルソースが最高でした。店自体も歴史があり、ノスタルジックな雰囲気がたまらなかったです」と、自身の意外な一面を披露。
さらに、「BS朝日さんではビジホの番組『ケンコバのほろ酔いビジホ泊 全国版』(木曜午後10:30)をやっていて、どうしても夜の街を歩くことが多いんです。街歩きの最中、ランチで気になる店があっても、営業時間などの都合で紹介できないことがあったんですよ。ビジホとは違う切り口の番組をやりたいと思っていたので、念願がかないました。今後は“B食”と“ビジホ”の両輪でいけたらうれしいですね。今回はビジホの時とは違う“昼食のケンコバ”を見ていただきたいですし、一緒に出てくれる美女たち(阿佐ヶ谷姉妹)の“B食”にもぜひ注目してください」と、番組への意気込みを語った。

そして、渡辺は、「“A食”はその店の定番や人気メニューで構成されているので、約束されたおいしさとの出会いがありますよね。“B食”には、掘り出し物を見つけたような楽しみがあると思います」と“B食”の魅力を語る。今回訪れたお店についても触れ、「お店でいただいた“B食”は当時働いていた女性従業員の方の意見をもとに誕生したそうです。お肉とお魚の両方を食べることができて、欲張りな女性の心理をよく分かっていらっしゃる! 今回はとってもすてきな“B食”を堪能することができました。番組の放送が夕飯時とのことなので、おなかをすかせてご覧になったら、おいしそうなメニューを見るだけでつらいと思います。その点はお気を付けください」と、視聴者への注意も促した。
相方の木村も、「多くの人がキラキラしたもののほうに目が行きがちだと思うんです。“B食”って、『見つけた!』という喜びがありますし、『私はほかとは違う良さを知っている』という、満足感が味わえるところも好きなのよね。今回いただいたメニューは、お肉も食べたいし、お魚も食べたいし、という両方を満足させてくれる、バランスの取れた良い“B食”でした。看板メニューの“A食”にはかなわないものの、毎日ちゃんと出ていると伺い、たくさんのファンがいるのは確かなこと。私たち阿佐ヶ谷姉妹が目指すべき存在だと思いました」と、B食への深い共感を述べた。
ナレーションを担当した後藤は、「ケンコバさんの“力仕事が終わった後の昼飯”みたいな食べ方は、見ているだけでおなかがすきました。阿佐ヶ谷姉妹のお二人が食べるシーンもかなりの長さがあって、うちの奥さんでさえ、あんなに長い間、食べているところを僕は見ていませんから(笑)。ほんまに町にあるお店に行ってる感じが余計に食欲をそそられました。この番組はベテランお笑い芸人たちがただ食べるだけ。それがBSらしさなんでしょうけど(笑)。もし僕がロケに行けるなら、最近はスパゲッティのことをパスタといいますけど、ちゃんとミートソーススパゲッティと書いてあるような店に行きたいですね」と、ナレーションの感想を話した。
続けて、「『アメトーーク!』では芸人たちのBS冠番組を“見ているだけ”とツッコまれ、今回も本来なら“B食”を食べに行きたかったです。ケンコバさんがBSで番組をやっているのは、ほんまにうらやましいですね。『ケンコバのほろ酔いビジホ泊 全国版』にも呼んでほしいですし、こちらの番組も“見る人”でいいので、また呼んでいただきたいです。もし“見る人”が違う芸人に代わっていたら、ぶち切れると思います(笑)」と、自身の願望とユーモアを交えてコメントした。

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