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「マッツ・ミケルセン生誕60年祭」007シリーズから激レア作品まで10作品を大特集2025/10/15 12:00

「マッツ・ミケルセン生誕60年祭」007シリーズから激レア作品まで10作品を大特集

 BS10プレミアムでは、11月22日に60歳の誕生日を迎える、デンマークの大スターであり、ハリウッドを含め世界で大活躍中のマッツ・ミケルセンの特集企画「マッツ・ミケルセン生誕60年祭」を放送する。

「マッツ・ミケルセン生誕60年祭」007シリーズから激レア作品まで10作品を大特集

 ドラマ「ハンニバル」(2013年~)シリーズで日本でも人気を集め、来日する際に垣間見せるチャーミングな姿でもファンをとりこにするミケルセン。狡猾(こうかつ)な悪役を怪演して世界に名を轟かせた、「007/カジノ・ロワイヤル」(06年)や、25年2月に日本で劇場公開されたばかりの主演作「愛を耕すひと」のほか、日本では長らくソフトの入手が困難で、配信もなく視聴が難しかった「アダムズ・アップル」(05年)、「ブレイカウェイ」(00年)、「メン&チキン」(15年)、「フレッシュ・デリ」(03年)などの貴重作を含め、マッツ出演作10作品を、誕生日の前日の11月21日から8日間連続でおくる。

「マッツ・ミケルセン生誕60年祭」007シリーズから激レア作品まで10作品を大特集

 さらに、BS10プレミアム for prime videoでもマッツの作品を大特集。現在、ドラマ「ハンニバル」(全3シーズン)およびドラマ「UNIT ONE-特別機動捜査班-」(00〜04年、全4シーズン)が配信中のほか、11月22日より、映画「アナザーラウンド」(20年)、「ブレイカウェイ」、「フレッシュ・デリ」、「アダムズ・アップル」、「アフター・ウェディング」(06年)、「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」、「偽りなき者」(ともに12年)、「メン&チキン」の8作品を配信する。

 30代の若き日から深みのある渋さが滲み出る現在までの出演作品を通して、ミケルセンの魅力の変遷は必見だ。

マッツ・ミケルセン生誕60年祭 番組情報

「007/カジノ・ロワイヤル(2006)」
11月21日 午後10:40〜

6代目ジェームズ・ボンド、ダニエル・クレイグ初登場となるシリーズ第21弾。イアン・フレミングの原作小説第1弾「カジノ・ロワイヤル」をベースに、「007」誕生秘話と最初の任務をダイナミックなアクション満載でつづる。ボンドの仇敵(きゅうてき)を、存在感たっぷりに演じたミケルセンは、本作で世界的人気を獲得。ボンドガールにはエヴァ・グリーンが起用され、ボンドとのロマンスは後のシリーズでも重要なポイントの一つ。

「愛を耕すひと」
11月22日 午後8:00〜

「マッツ・ミケルセン生誕60年祭」007シリーズから激レア作品まで10作品を大特集

“北欧の至宝”ことミケルセンと「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」の監督を務めたニコライ・アーセル氏、「ライダーズ・オブ・ジャスティス」(22年)でタッグを組んだアナス・トマス・イェンセン氏が脚本に参加した歴史劇。孤独な元兵士が荒れ地を耕し、人生を再生する姿を史実に基づいて描く。壮大な自然と重厚な人間ドラマが融合。ミケルセンの内に秘めた激情や情感をたたえたまなざしに心が打たれる。デンマークのアカデミー賞という「ロバート賞」では主演男優賞に輝いた。

「フレッシュ・デリ」
11月22日 午後10:20〜

「マッツ・ミケルセン生誕60年祭」007シリーズから激レア作品まで10作品を大特集

ミケルセン主演のブラックコメディー。後に「アダムズ・アップル」などでも一緒になるイェンセン氏が監督を務め、人肉販売で評判となった肉店に訪れる悲喜劇を追う。シニカルなユーモアと人情味が一体となり、絶妙なハーモニーを醸し出す。ミケルセンは実際に眉と前頭部を剃り上げた特異な風貌で、自己中心的で汗っかきブッチャーを怪演。国内ではDVDが廃版となり、こちらも現在では鑑賞困難な貴重作だ。

「偽りなき者」
11月23日 午後10:00〜

「マッツ・ミケルセン生誕60年祭」007シリーズから激レア作品まで10作品を大特集

少女のついたささいなうそが1人の男の人生を破壊してゆくさまを、張り詰めたタッチでリアリティたっぷりに描いた社会派ドラマ。デンマーク映画界をけん引する監督・トマス・ヴィンターベア氏の最高傑作との呼び声も高く、世間からの迫害に自らの尊厳をかけて闘う主人公をミケルセンが熱演。その迫真の演技でミケルセンは「第65回カンヌ国際映画祭」(12年)主演男優賞を受賞、また、エキュメニカル審査員賞、ヴァルカン賞の三冠を記録した。

「ブレイカウェイ」
11月24日 午後11:00〜

「悪党に粛清を」(14年)や「愛を耕すひと」などの脚本家としても知られるイェンセン氏の長編監督デビュー作。その後のイェンセン監督作の常連となるミケルセンがメインキャストを演じ、ツキに見放された4人の男たちが繰り広げる犯罪と逃亡の行方を描く。スリリングなバイオレンス描写やブラックユーモアの一方、トラウマを抱えた大人の青春模様も見どころ。国内ではDVDが廃版となり、現在は鑑賞困難な貴重作だ。

「メン&チキン」
11月25日 午後11:10〜

「マッツ・ミケルセン生誕60年祭」007シリーズから激レア作品まで10作品を大特集

イェンセン監督の“不条理ミステリー”。イェンセン監督作の常連・ミケルセンが、無職で女好きの兄を演じ、弟役として、映画「裏切りのサーカス」(11年)のデヴィッド・デンシックが登場。さらにドラマ「特捜部Q」(07年〜)シリーズでおなじみの、北欧の個性派俳優・ニコライ・リー・カースが異母兄弟を熱演した。父親にまつわる謎にブラックユーモアや寓話的要素をちりばめ、5人の異母兄弟のルーツを探すさまを描き出す。こちらも国内ではDVDが廃版となり、今までは鑑賞困難だった貴重作品だ。

「アフター・ウェディング」
11月26日 午後11:10〜

「マッツ・ミケルセン生誕60年祭」007シリーズから激レア作品まで10作品を大特集

「未来を生きる君たちへ」(10年)の監督・スザンネ・ビア氏が、ミケルセン主演でおくるヒューマンドラマ。死期の迫った資産家が家族のために決断したある計画に巻き込まれた男女の運命を、ミステリアスかつ感動的につづる。ミケルセンは孤児救済に尽力する人道主義者でありながら、資産家との面会で予想外の事態に直面し、葛藤する主人公を人間味豊かに演じる。19年には「秘密への招待状」としてハリウッドリメークされている。

「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」
11月27日 午後11:10〜

「マッツ・ミケルセン生誕60年祭」007シリーズから激レア作品まで10作品を大特集

“デンマーク王室最大のスキャンダル”と呼ばれた実話に基づく歴史劇。18世紀後半のデンマークで、王妃と禁断の恋に落ちた王の侍医を待ち受ける運命を、宮廷内の権力闘争の中に描き出す。禁断の恋に落ちるロマンティックな一面と王室の改革に挑む野心家の顔を併せ持つ侍医を演じたミケルセンは、「第62回ベルリン国際映画祭」(12年)で男優賞に輝き、脚本賞とのダブル受賞を果たした。国内ではDVDが廃版となり、現在は鑑賞困難な人気作。

「アダムズ・アップル」
11月28日 午後8:00〜

イェンセン氏が監督・脚本を務め、同作のミケルセンを主演に迎えたヒューマンドラマ。旧約聖書の「ヨブ記」とアダムのリンゴの寓話(ぐうわ)をモチーフに、田舎の教会で暮らすことになった前科者とそこを仕切る聖職者を中心に、奇妙な人間模様をシニカルなタッチでつづる。不思議な魅力を持つ聖職者をミケルセンが好演。日本ではDVDが廃盤となり、劇場公開後視聴困難だった作品。

「アナザーラウンド」
11月28日 午後10:50〜

「マッツ・ミケルセン生誕60年祭」007シリーズから激レア作品まで10作品を大特集

「偽りなき者」のトマス・ヴィンターベア監督とミケルセンが再びタッグを組み、「第93回アカデミー賞」(21年)国際長編映画賞を受賞したコメディードラマ。ミドルエイジ・クライシスに悩む4人の男性が、酒の力によって危機を乗り越えようとする姿をシニカルかつユーモラスな視線で描く。飲酒の年齢制限がないデンマークの飲酒文化が垣間見えるのも興味深い。ミケルセンをはじめとする俳優陣の“酔っぱらい演技”と、祝祭感あふれる着地点が見事。

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