中島健人、自身の活動に“推し”海馬瀬人がもたらした影響明かす「好きなことを貫いて…」2025/09/29 10:00

テレ東系では、中島健人がMCを務める「アニメが地球を喰っている」(午後11:06)を9月29日に放送。ゲストで梶裕貴、岡本信彦、宮下兼史鷹(宮下草薙)が出演する。それに先駆け、収録後の中島が囲み取材に応じた。
これまで世界中で愛されるアニメコンテンツを数多く放送してきたテレ東では、9月29日~10月5日を「アニメの秋!子どもも大人もアニメWEEK」として、アニメに関連した豪華番組を編成。「YOUは何しに日本へ?」(月曜午後6:25)や「THEカラオケ★バトル」などの人気バラエティーとアニメのコラボや、「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」地上波初放送などをおくる。
そんな「アニメWEEK」の皮切りとして、9月29日に「アニメが地球を喰っている」を放送。アニメを愛する中島をMCに迎え、梶、岡本、宮下と共に世界のアニメ好きを深掘りしていく、アニメ特化のドキュメントバラエティーだ。番組では、世界中のアニメに”喰われた”(夢中になった)人たち、名付けて“アニ喰わさん”たちに大量インタビュー。自分が“喰われた”アニメについて語ってもらい、世界の“アニ喰わさん”たちを深掘りする。
収録を終え、MCを担った中島は「僕の“好き”が詰まっている番組で、すごくリラックスできました。こんなに肩の力を抜きながら楽しめる番組は数少ないと思いますし、僕の“好き”を解放できた時間になりました」と充実感を浮かべる。続けて、「今、海外にもものすごい勢いでアニメの文化が広がっていて、それが“日本語を覚える”きっかけにまで達している。先ほど梶さんが“アニメのおかげで言語の国境みたいなものを超えられている”ということをおっしゃっていましたが、もはや教育にまで発展しているんだ、というのをこの番組を通じて感じました」と、アニメがもたらす効果に驚きも見せた。
なお中島自身、「遊☆戯☆王」シリーズ、そして同作に登場するキャラクター・海馬瀬人に“喰われて”きた。魅了された理由を問うと、「(海馬は)エゴを超越した、夢を作った人間だからかもしれないですね。この世界で生きていると、エゴが強くないといけないし、自分の考えていることを主張せずに終わると消えてなくなっちゃう気がするんです。対して、海馬はしっかり自分の“好き”を貫いて、やりたいことをきちんと広げていって市民権を得ている。そこが自分にとって、アイドルをやっていく上ですごく通ずる部分があるんです」と熱く答える。
続けて、「僕自身、Sexy Zoneをやっていた時に“Sexyサンキュー”という言葉を使い続けていましたが、最初は“何?”と言われていたけれど、それが次第に周囲から振られるようになり、黒柳徹子さんや東山紀之さんにも言っていただけるようになって。やりたいことを広げていけば、そういう市民権みたいなものが得られるというのを肌で感じたんです」と名言に隠された裏話を明かす。
さらに、今年発売したペンライトの制作にも大きな影響を及ぼしたようで、「海馬は自身が開発した“決闘盤(デュエルディスク)”を全員に、世界に広げようとしていて。僕もペンライトをはじめグッズを制作する上でそれは非常に意識している点で、より多くの方に手に取ってもらいたい。ただ、目的意識だけではなく、そこに僕自身が使っていて“楽しいな”という意識が付随しないと、広がった時に説得力がないといいますか。海馬はそういう面でも説得力がありますし、(原作者の)高橋和希さんは素晴らしい人物を描かれたなと思っています」と、“推し”への思いと高橋さんへの敬意を語った。
そんな思いから中島が制作したペンライト「ピカレスクの銃口」は、銃を模した形で、さらには中に“推しのカード”を入れて光らせることができるユニークな仕掛けで大バズり。かいわいを問わず中島のファン以外もこぞって購入し、SNSでも大きな話題を呼んでいる。「韓国などで使われているのを見たのですが、“僕以外のカード全然入ってんじゃん!”と(笑)。でも、それもうれしかったですね。アニメのフェスや応援上映などの時にも使っていただいているようで。あと僕が面白いなと思ったのは、フェスなどに出演した時に、当然僕のペンライトを持っている方は分かるんです。それで“ああ、僕を推してくれている方だ”と思って手を振ったら違っていて、“あっ、ペンライトだけなんだ…”みたいなことがあるんですよ(笑)。でも、それも本望といいますか、自分の“好き”が自分の領域じゃないところに届いていることがすごくうれしくて。中島健人としては初めてペンライトを作ったのですが、設計図から描いて良かったなと思いました」と、目を輝かせた。

多忙な中島にとって、アニメを見る時間はただ楽しむだけではなく、“インプット”の時間でもあるそうだ。「最近、制作を結構やっているのでアウトプットすることが多く、アイデアがすぐに出ていっちゃうんです。なので、トラックなどを作っている時にアニメを見て、自分の知財みたいなものを豊かにする、ということを繰り返しているかも」という。ただ、インプットのみでは終わらないことも多いようで、「『遊☆戯☆王』を見ていても、続編の構想やアイデアを考えてしまって。どうしたら続編を作れるかとか、最終的にはそういう方向にいってしまうんですよね。歌詞を書くのと同じ感覚で、プロットやあらすじを書いて…みたいなことをやってしまうんです。ライブや映像なども僕が絵コンテから描いていますし、考えるのが好き」と笑顔を見せた。
ただ、今回“アニ喰わさん”のインタビューを通して後悔(?)したことがあるそうで…。「GEMN(キタニタツヤとのユニット)ではキタニが音楽を、僕がミュージックビデオの構成などを提案して…と役割分担してやっていたんです。その中で、僕が唯一“最初のAメロ、ラップがいい”と音楽に口出ししたことによって、ちょっと覚えられにくい曲になってしまったという大罪を今感じています(笑)。実は、最初キタニが作っていたのはメロディアスな感じだったんです。それを僕が“ラップでやりたい”と言って勝手に変えちゃったので、本当に謝りたいです!」とざんげ。この全貌は番組を要チェックだ。
なお、今後の中島の声優としての活躍にも期待が高まるが、中島は謙遜しつつ「僕は映画やスペシャル向きだと思います。連続で長くやらせていただくと、多分声が枯れているシーズンがあると思うので…」とのこと。どんな役柄に挑戦してみたいかと聞かれると、「『幽☆遊☆白書』の刃霧要というキャラクターをやってみたいです。“狙撃手(スナイパー)”という能力を持っていて、バイクに乗っているキャラクターなのですが…髪形が僕とちょっと似ているんです! あいつ、めちゃくちゃいいんですよ」と語りつつ、「イケメンの役なら任せてください。役作りも必要ないですし、本当に得意です。先ほど、梶さんと岡本さんが“甘い言葉は百戦錬磨”とおっしゃっていましたが、僕は“億戦錬磨”ですので(笑)、いつでも待っています!」とオファーを待ち望んでいた。
最後は、同番組の見どころをアピール。「アニメというコンテンツ、日本のIPみたいなものを通して、どれだけ文化や人々の生活が変わっているのかを感じることができる番組だと思っています。同時に、日本では“推し活”みたいなものが徐々にスタンダードになっていますが、海外ではアニメが趣味であることを周囲に開示できないという方もいらっしゃって衝撃を受けましたし、多くの国でサブカルチャーからメインカルチャーになってほしいなと強く感じました。日本のアニメというカルチャーが世界も変えるんだよというのを視聴者の皆さんに感じていただきたいですし、僕もお力添えできたらと思っています」と、今後の展開も見据えた。

関連リンク
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2025年秋】TVドラマガイド

2025年の秋(10月・11月・12月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!
髙石あかり主演の朝ドラ「ばけばけ」、夜ドラ「いつか、無重力の宙で」、妻夫木聡主演の日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」、駒木根葵汰&新原泰佑W主演でおくる深夜ドラマの続編「25時、赤坂で Season2」やBS放送の新ドラマを含め、出演キャスト、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど、最新情報を随時追加&更新します☆
【2025年夏】TVドラマガイド

2025年7月・8月・9月スタートの夏ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!
松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」、木村文乃×ラウール「愛の、がっこう。」、「僕達はまだその星の校則を知らない」のほか、戸塚祥太×紺野彩夏「極道上司に愛されたら」、風間俊介主演「40までにしたい10のこと」などの話題の深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなどの連続ドラマの最新情報を随時更新☆