菅田将暉主演、三谷幸喜脚本の新ドラマに小林薫、市原隼人、戸塚純貴、アンミカ、秋元才加ら集結2025/09/09 05:00

フジテレビ系では10月1日より放送する、三谷幸喜氏脚本のオリジナルドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(午後10:00、初回は30分拡大)に、小林薫、市原隼人、戸塚純貴、アンミカ、秋元才加、佐藤大空の出演が決定。この度、追加キャストの6人からコメントが届いた。
主演・菅田将暉、共演・二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波で送る本作は、1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷の半自伝的要素を含んだ完全オリジナルストーリー。不器用ながらも、生きることに一生懸命な“人間くさい”人たちが、目と目を合わせ、心と心を通わせ、時に激しく衝突しながらもエネルギッシュに生きた“1984年”という時代を、三谷ワールド全開で笑いと涙いっぱいに描いていく。
日本中に笑いと感動を届け続ける希代のヒットメーカー・三谷氏が、実に25年ぶりにゴールデン・プライム帯民放連ドラの脚本を手がけるということで、早くも話題沸騰中の本作。すでに発表されている菅田ら4人にプラスして、このたび追加発表された6人の豪華キャストが、三谷作品を鮮やかに彩る。

三谷作品に初参加となる小林は、渋谷のジャズ喫茶「テンペスト」のマスター・風呂須太郎を演じる。「テンペスト」は薄暗く落ち着いた大人のジャズ喫茶。棚にはレコードが並び、ジャズとコーヒーを目当てに客が訪れる。主人公の演出家・久部三成(菅田)も来訪するが、ついつい演劇論を熱く語ってしまい…。
フジ連ドラには、23年の「風間公親-教場0-」以来2年半ぶりの出演となる小林は、「1980年代の演劇界のシーンに、何やら訳知りな謎めいた役での出演でした。たくさんの“多種多才”な出演者に混じって、楽しく参加することができました。年齢を重ねる中で、才能ある人たちに囲まれて、ボクも少しはアップデートできたのかなと感じた時間でもありました。作品にはホントに感謝しています」とあいさつした。

三谷作品には、菅田とともに、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022年/NHK総合ほか)に出演していた市原。彼が務めるのは、とある劇場の用心棒・トニー安藤。こわもてで寡黙なトニーが物語にどう関わってくるのか注目だ。
また、三谷脚本作品には、同局のスペシャルドラマ「死との約束」(21年)にも出演していた市原は、「この度、敬愛する三谷幸喜さんの世界に参加させていただけたことを心よりうれしく思っています。自分自身も人生を預けている役者、芝居、演劇の世界が描かれている物語に埋没できる喜びは計り知れませんでした」と喜んでいる。さらに「登場人物の役者が必死に泥臭く生きながら見るはかない夢に心を奪われ、とにかく作品に夢中になりました。私たちは一つ一つの作品に命を懸けています。そんな思いが時に面白く笑えたり、時に美しかったり、時に泣けるほど切ない姿をお楽しみください」と呼びかけ、「出演者の皆さまは底がないほどに温かな人間愛があり、個性豊かな人間が集まる現場に向かうのが楽しみで仕方ありませんでした。菅田将暉や神木隆之介とそれぞれ15年や20年ぶりの再会は、親心のような思いでほほ笑ましかったです。この真っすぐな2人のために何かできるなら、何かを失うことも苦じゃない。と、思わせてくれた2人と縁をいただけたことにも心より感謝しています」と熱く語った。

名バイプレイヤー・戸塚は、舞台「ヴァンプ・ショウ」(22年 ※再演)、映画「スオミの話をしよう」(24年)に続いて三谷作品に参加。本作では大瀬六郎という交番勤務の純情警官を演じ、渋谷の風紀を見守る。
話題作には欠かせない若き名俳優・戸塚は「80年代の渋谷とシェイクスピア。水と油のような作品ですが三谷さんの手に掛かるとシェイクスピアの悲喜劇がネオンの下で踊り出します。この激動の時代を生き抜く愛すべき人たちとこの渋谷の風紀は警察官として私が命に変えてでも守り抜きます。この街のお巡りさんとして最後まで絶対に職務を全う致します。見てくださる皆さまと共に、笑って泣いて驚いて、一喜一憂できたら幸いであります!」と意気込みを見せた。

世界を股にかけるファッションモデル、アンミカは、ダンサーのパトラ鈴木役で三谷作品に初参加。
圧倒的オーラで役をこなすアンミカは、「53歳で初の連ドラレギュラー出演を、憧れの三谷幸喜さんの脚本で、尊敬する役者の皆さまと共演させていただき、人生観が変わるようなこの経験に心から感謝しています。菅田将暉さんをはじめ先輩方や監督、スタッフの皆さまから、本当にたくさんのことを学ばせていただきました」と感謝している様子。加えて「昭和好景気の時代背景のエネルギーが相まって、現場は楽しさとエネルギーがぶつかり合い、心地よい緊張感に満ち満ちていました! 今も“もしがくロス”です(笑)。そんな中、1984年当時のワクワクを思い出しながら、皆の姉御的存在のダンサー・パトラ鈴木を演じさせていただきました。人間のどんな凹凸や個性も愛せるようになり、人って皆それぞれに一生懸命生きていて、そしておちゃめな存在なのだと思える、誰かの苦悩や誰かの笑顔に、心に力がもらえる群像劇です。昭和の街並みを再現した美術セット・ファッションなども必見です。ぜひ、ぜひ、ぜひ、ご覧ください!」とアピールした。
子持ちのダンサーを好演した秋元は、「キャストもセットもスタッフさんもスケールが大きすぎる現場で、日々緊張と喜びの連続でした。一致団結してシーンを作っていこうという熱量とチームワーク、忘れられません。劇場の作り込みも素晴らしく、AKB48で活動していた私にとって、W.S.劇場の存在が心を落ち着かせ、励ましてくれる場所でもありました。1984年には、私はまだ生まれておりません。演劇やお芝居を通じて、多種多様な人々が交わっていく姿。あの頃の日本を令和の時代に振り返って何を感じるのか。たくさんの方に見ていただきたいと思います。私の毛脛モネという名前にもきっと意味があるはず…」と笑いながら語り、役名に込められた謎への興味を誘った。

「役が決まってうれしかったです!」と喜ぶ佐藤は「僕は昭和を知らないので、ズボンに洋服を入れるのが面白かったし、昔の遊び道具で遊べたのが楽しかったです! 昭和にタイムスリップしたみたいでした!」とかわいいコメントを寄せた。
1984年の渋谷を舞台にどんな物語が幕を開けるのか期待が高まる中、15秒の予告動画が9月10日の夜、地上波初解禁となる。主人公の久部(菅田)がとある場所でゆっくりと紫煙を燻(くゆ)らすわずか15秒の動画には、作品のテーマ、キャラクター像、世界観が凝縮されている。また、1984年当時を知る人ならもちろんのこと、今の時代でも愛される当時のヒットソングがバックミュージックで流れる。この日を皮切りに、複数パターン放映予定の楽曲違いの予告編は必見だ。
希望や夢を持ちにくくなり、スマホで下ばかり見ている現代。SNSはあるのに人間関係が希薄になっている今だからこそ、1984年をがむしゃらに生きた人たちの姿は「大切な何か」を投げかけてくれる。
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