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多部未華子、WOWOW連続ドラマ初主演「シャドウワーク」DV被害に苦しむ主婦役で新境地2025/09/05 05:00

多部未華子、WOWOW連続ドラマ初主演「シャドウワーク」DV被害に苦しむ主婦役で新境地

 WOWOWでは11月23日より、多部未華子主演「連続ドラマW シャドウワーク」(日曜午後10:00、全5話、第1話無料)の放送・配信をスタートする。「世界で最も報告されることの少ない犯罪」と呼ばれることもある根深い社会問題であるドメスティック・バイオレンス(DV)から逃れ、自らの力で生きようとする主人公・紀子を演じる。

 本作は、江戸川乱歩賞作家・佐野広実氏による同名小説が原作。連続ドラマW「誰かがこの町で」(2024年)に引き続き、佐野氏の作品をドラマ化する。DVの被害に苦しむ妻たちが、絶望の果てで生きるためにたどり着いた“究極のシスターフッド”を描くミステリーだ。

 監督を務めるのは、ニューヨーク大学で映画を学び、17年、キノフィルムズ主催の木下グループ新人監督賞でグランプリを獲得。20年末に映画「AWAKE」で長編映画デビューし、9月26日に「俺ではない炎上」の公開も控える気鋭監督・山田篤宏氏。脚本は、「連続ドラマW いりびと-異邦人-」(21年)などを手がけた関久代氏。

 シャドウワークという言葉の定義の一つに「報酬を受けないが、社会や経済の基盤を支えるために必要不可欠な労働」がある。果たしてこの言葉が、本作においてはどのような意味を成しているのか。夫からの暴力によって人生を狂わされた妻たちが、自らの、そして仲間たちの人生を取り戻すために行っている“秘密の行い”とは。江ノ島と館山、「とある家で人生を取り戻していく女性たち」と「女性の変死体を捜査する女性刑事」という、一見すると交錯することのない二つの視点で展開していく物語。それらが交わった先で描かれる女性たちの生きざま、そして彼女たちが生きるためにとらざるを得なかった究極の選択に、静かに熱く心が震える。

 主演を務めるのは、WOWOW連続ドラマ初主演を務める多部未華子。演じる主人公・紀子は、夫から数年にもわたる日常的な暴力により自己喪失し、暴力を受ける自分が悪いのだと考えるまでに至っている主婦だ。そんな紀子は、ある日、命からがら逃げ出した先の病院で、ある人物と出会い、江ノ島にある一軒の家へと導かれることに。そこで自分と同じ境遇のさまざまな女性たちと共同生活を送るうち、本来の自分と豊かな生活を取り戻していくも、その家に敷かれた秘密のルールにぶつかり、心を砕く役どころだ。これまでヒューマンドラマからラブコメディーまで、数々の名作に出演してきた多部だが、ここまでハードな描写を有する本格ミステリーへの出演は自身初。俳優として新境地ともいえる難役を全身全霊で演じる姿に期待が高まる。

 DVで人生を狂わされた女性の役でWOWOW連続ドラマ初主演となる多部は「久しぶりにすごく重めのドラマに参加できるなということ、そしてDV被害者という、今まで演じたことのない役柄を演じることが楽しみです。ハードな描写も多いですし、精神的に追い詰められた女性たちが集まっているちょっと異様な空気を、どのように映像で表現していくのか、まだ想像ができていません」と、心境を打ち明けた。

 そして「紀子はあまりセリフの多い役ではありませんが、夫以外には自分の本音をちゃんと述べられるし、女性として生きていくということを見失っていない人物です。傷ついた紀子が、生きようとする力強さを持った女性たちと出会って変わっていく姿をうまく演じられるか心配ですが、私が脚本を読んで面白いと思った紀子の心の変化を、頑張って演じられたらと思います。ドラマですので、視聴者の皆さまには楽しんで見ていただけたら十分です。シェルターに集まる女性たちがタッグを組んで何かを果たしていく。その展開に驚きつつも、どのような結末を迎えるのか、見届けてほしいなと思っています」とメッセージを寄せた。

 原作の佐野氏は、「ドラマ化が決定した時、どう表現されるのか期待が膨らみました。題材がDVですので、なかなか映像化が難しいのではないか。そう思っていましたが、今回脚本を拝読して、なるほど映像にするとそうなるのかと勉強になりました。主演の多部未華子さんは自然体のイメージがあるので、紀子を等身大で演じていただけるのではないでしょうか。この作品に出てくる多くの人物は、それぞれドラマの中で決断を迫られます。そこが見どころだし、そうそうたる俳優陣がいかに決断を演じるかにも注目です。視聴される皆さんもDVを他人事と思わず、一緒に『こういう時、自分ならどうするだろう』と思いつつ、見ていただけるとうれしいです」とコメントを寄せた。

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