佐藤隆太×加藤シゲアキ×山下美月「水上警察」が舞台のドラマで共演「新東京水上警察」2025/08/14 05:00

佐藤隆太が、フジテレビ系で10月7日にスタートする、火9ドラマ「新東京水上警察」(火曜午後9:00、初回15分拡大)で主演を務めることが分かった。さらに、加藤シゲアキ(NEWS)と山下美月がレギュラー出演することも発表された。
「新東京水上警察」は、日本の連ドラ史上初となる「水上警察」を題材にしたドラマ。原作は、緻密な取材とエンタメ性を兼ね備え、人気を集めるミステリー作家・吉川英梨氏による同名シリーズ。佐藤が演じる刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大迫力のマリン×クライムエンターテインメントだ。船や海のシーンを圧倒的なスケールで描き、犯人の船を追いかけるドキドキのシーチェイス、息をのむ海上アクションなど、これまでの警察ドラマの常識をはるかに超えた全く新しいエンターテインメントとなっている。
刑事&海技職員のチームが東京湾に渦巻く犯罪に「船」で挑んでいく、かつてない警察ドラマの舞台となるのは、東京・湾岸エリアにある「東京水上警察署」。陸とは違い“日本の警備手薄地帯”とも呼ばれる水上で難事件が待ち受ける。水上警察は、実在する警察組織で、「東京水上警察署」は2008年までに実在していた。現在は一つの課となり「東京湾岸警察署・水上安全課」として存在している。本作では、そんな水上警察が東京水上警察署として、再び一つの署となって復活し、東京の海や川で起きるあらゆるジャンルの事件に挑んでいく。
防犯カメラの普及で犯罪検挙率が高まった陸地とは違い、警備が手薄な水上は、今もなお犯罪の穴場となっている。そんな増加する水上犯罪を取り締まるため、警視庁は東京水上警察署を発足。しかし、そこに集められたのは、経歴も価値観も異なる、バラバラの集団だった…。所轄刑事として20年以上働くリーダー・碇拓真(佐藤)、本部から一転水上署へ異動となった上昇志向の強い刑事・日下部峻(加藤)、船の操縦を担う海技職員・有馬礼子(山下)など、個性豊かな水上署のメンバーたち。そんな彼らが、東京の海や川で起きたあらゆる犯罪に挑み、事件解決を通じてチームとして結束していく。
レインボーブリッジを臨む広大な東京湾から、都内を走る細かな河川まで、その“水上”の大部分が捜査範囲となる。さらに今作では、「水上署」のライバルとして「湾岸署」が登場。新設署で弱い立場にある水上署と、元々あった湾岸署。たびたび繰り広げられる、この近接した二つの警察署の捜査争いにも注目だ。
“水上”警察の名の通り、本作の最大の見どころは、船を使った大迫力のマリンアクション。犯人を追いかける船vs.船の“シーチェイス”や、船上で繰り広げられるドキドキのアクションシーンは、まさに息をのむ映像になっている。実際に撮影では、複数の船を走らせ、ドローン撮影などさまざまな技術を駆使して進められた。テレビドラマの限界を超えた壮大な映像体験に期待が高まる。東京の象徴的建物をバックに大パノラマの東京湾を駆ける警備艇の姿に注目だ。
佐藤が演じる碇は、東京水上警察署の刑事でリーダー。凶悪犯を追い詰める、強行犯係の係長だ。刑事歴20年以上にも関わらず、ずっと所轄に在籍し、本部経験はゼロ。さらに私生活ではバツ2で3人の子持ちという異色の警察官である。しかし、眼光の鋭さと行動力は天下一品。事件解決のためなら危ない橋でも平気で渡る、向こう見ずなタイプで、刑事としての観察眼も鋭く、事件の真相にいち早くたどり着くことも多い人物だ。出世に興味もなく、普段は軽口をたたきながら過ごす隙だらけの人物のように見えるが、仲間のピンチには必ず駆け付ける熱き心と正義感の持ち主でもある。そんな碇だが、ある過去が影響して、水上警察の刑事としては致命的な“水恐怖症”というトラウマを抱えている。そんな碇が水上警察に異動したのにはワケがあって…。
今作がフジテレビ制作の連続ドラマ初主演となる佐藤は、「今回のお話をいただいて、まず吉川先生の原作を手にしたのですが、その面白さに圧倒され一気に読み切ってしまいました。スケールの大きな事件が次々と展開される世界観に引き込まれましたね。もちろん、そのすべてを映像化するのは難しいと理解しつつも、この作品に挑戦するということに気概を感じましたし、そんな中で自分に声をかけていただけたことは本当に光栄です。スタッフ・キャストの皆さんと一丸となって、全力で臨みたいと思います」と意気込みを語った。
演じる碇というキャラクターの魅力については「碇ってどこか昭和の空気をまとったような男なんですよね。原作では、多くを語らず、背中でチームを引っ張っていくような頼れる存在として描かれています。今回のドラマ版では、仲間たちと正面から向き合い、言葉でも行動でも引っ張っていくような、少し開かれたキャラクターになっていると思います。それでもやはり、碇の一番の魅力は“背中で語る男らしさ”だと思っていて、そこはしっかり残したいなと。言葉じゃなく行動で見せる、不器用だけど熱くて真っすぐな男。そんな碇の姿を要所要所で表現したいです」と感じている様子。
すでに撮影が始まっているそうで、「撮影が始まってすぐに、船に乗って海のロケに挑みました。まだドラマのチームとしても立ち上がったばかりで、みんな手探りの状態でのスタートでした。船の上という特殊な環境での撮影は、スタッフの皆さんにとっても初めてのことが多く、不安もあったと思います。炎天下の過酷な環境の中、 みんな苦しい表情を見せずに、とにかく集中してアイデアを出し合いながら撮影に臨む姿に、刺激を受けると同時に大きな喜びも感じました。特に山場のシーンでは3日間連続で船上での撮影を行い、体力的にもかなりハードでしたが、その経験を通して現場全体に一体感が生まれたと感じています」と振り返った。
続けて「海で撮った映像を少しだけ見せてもらったのですが、その迫力に驚きました。あの現場での熱量が、画面からもしっかりと伝わってくるような力強さを感じました。今回、第1話から第3話までが原作の第1巻にあたる構成になっていて、物語が連続して展開されていきます。まずは第3話まで、絶対に見ていただきたいです!! 水上という特殊なフィールドならではの迫力あるシーンが撮れているんじゃないかと思います。まだまだ撮影は続きますが、皆さんに楽しんでいただけるように全力で作品に向き合っていきますので、ぜひご覧になってください!」とアピールした。
加藤が演じる日下部は、警視庁本部のエリート集団である捜査一課から、望まぬ異動で水上警察署に配属された刑事。同期の中でも優秀で、上昇志向が強い。水上署から、一刻も早く元いた捜査一課に戻りたいと考えているため、手柄を上げようと事件捜査に情熱を注ぐ。これまで“エリート”街道を歩んできた日下部だが、今回水上警察署でバディを組む“直感派”の碇とはまさに水と油の関係で、たびたび衝突するが、共に困難を乗り越えることで信頼し成長していく…。
佐藤とは「失恋ショコラティエ」(14年)以来、11年ぶりの共演となる加藤。本作について「タイトルからも分かる通り、“水上警察”という視点が、実は今までなかったんじゃないかなと思いました。警察モノの中で、水上というものに特化したストーリーの中に参加できるということに、純粋にワクワクしました」と答えた。
次いで、「水上で繰り広げられる警察ドラマということで、台本の時点ですごくスケールが大きくて『本当にこれを撮影できるんだろうか。台本としてはすごく面白いけど、どうやって撮影するんだろう?』とびっくりするくらいでした。撮影はだいぶ進んできているのですが、『事件が実際に起きた場合にこうなるのかな』と思うくらい、本当に忠実な撮影ができていて、特に船でのチェイスは日本のドラマではあまり見たことがないのではないか思います。物語として、事件の真相を追うのもすごく面白いので、台本を読んでいる時から胸が熱くなりましたし、撮影をしている中でも、台本を読んでいる時の印象をそのまま感じられているので、できあがりが本当に楽しみです」と打ち明けた。
日下部というキャラクターの魅力を聞かれると「上昇志向が強くて、本部から水上警察署に異動になるんですけど、それ自体もすごく不服ですし、そこで出会った碇係長に対して、解せない部分もたくさんあって、水と油みたいな関係性です。そういう対照的な2人のキャラクター像もすごく魅力的ですし、出世命のエリートである日下部がドラマを通してどう変化していくのか、僕自身すごく楽しみにしています」とコメント。さらに、視聴者に向けて、「『新東京水上警察』は、今までありそうでなかった水上に特化した警察署の物語で、本格的な撮影だったり、カーチェイスならぬシーチェイスなど、これまで日本のドラマでは見たことがないようなシーンがたくさんあります。それぞれのキャラクターも愛せるのではないかと思いますし、先が気になる作品になっているかと思いますので、ぜひ楽しみにしてください!」と呼びかけた。
山下が扮(ふん)するのは警察官ではなく、船舶免許を持ち、海や川の安全を守る警察の専門職員として、警視庁に勤務する海技職員である有馬。水上パトロールを行い、天気や潮の流れを読んで警備艇の操縦を担う“水上のプロフェショナル”だ。その高い専門性を生かして刑事と共に行動する、まさに本作ならではの象徴的な存在である。有馬は“海技職員”として警視庁の広報活動にかり出されることも多い。そんな有馬は刑事への憧れを持っており、碇と出会うことで、その気持ちに大きな変化が訪れる…。
海技職員として海へ繰り出す有馬役を担う山下は、「普段、東京で生活をしている中で、日常的に東京湾を目にしているのですが、『水上警察』の立ち位置や歴史について、これまで深く考えたことがありませんでした。オファーをいただいてから原作を読み、すごく格好良い方々だなと思いましたし、今回その水上警察の一員として、仲間に加われるのがとても楽しみでした」と笑顔を見せる。
有馬というキャラクターについて「礼子は海技職員という立ち位置で、船の操船を主に担当しています。正義感が強く真面目な性格で、たまに突っ走り過ぎてしまうところもあったりして。個人的には見ていて心配になるくらい、熱くて真っすぐな人間だと思っています」と説明し、「船の撮影は正直、暑すぎて記憶が薄れていて…(笑)。船上でのアクションシーンや、操縦するシーンを撮影したのですが、陸とは違い常に揺れていましたし、体力の消耗も激しかったです。そのような中で、チーム一丸となって頑張ったなという記憶だけはあります!(笑)」と回顧した。
最後に、「今回、この作品に参加させていただいて、日々過酷な撮影にも挑んでいます。この3人以外の水上警察署のメンバーも個性が光っている内容になっておりますので、そんな水上署の魅力を皆さんにお届けするのが楽しみです!」とメッセージを寄せている。
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