【24時間テレビ48】イモトアヤコがスペシャルサポーター就任。義足の少女と唐松岳登山に挑戦2025/08/14 05:00
イモトアヤコが、日本テレビ系で8月30・31日放送する「24時間テレビ48～愛は地球を救う～」（時間未定）のスペシャルサポーターに就任することが分かった。
今年の番組テーマは「あなたのことを教えて」。くりぃむしちゅーの上田晋也、羽鳥慎一、水卜麻美アナウンサーが総合司会を務め、King ＆ Prince（永瀬廉、髙橋海人）、志尊淳、長嶋一茂、浜辺美波、氷川きよし、やす子がチャリティーパートナーに就任。また、SUPER EIGHTの横山裕がチャリティーマラソンランナーに決定している。
これまで同系の「世界の果てまでイッテQ！」（日曜午後7：58）で世界中の高峰に登頂し、視聴者に感動を届けてきたイモトが、「24時間テレビ48」スペシャルサポーターとして、義足の少女・村山夢和さん（12歳）の長野・唐松岳の登山初挑戦をサポートする。イモトは、過去の「24時間テレビ」でも、全盲の女性・立木早絵さんとのキリマンジャロ登山（2011年）、義足の女性・江口舞さんとの槍ヶ岳登山（17年）、そして義足の女性・松永琴寧さんとの立山登山（18年）などで挑戦を応援してきた。今回、初登山にして標高2,696mの唐松岳に挑む夢和さんにイモトはどう寄り添うのかが注目される。
夢和さんは、生まれながらの「右足形成不全」で、3歳の時に手術で右足を切断。12歳になった今、大きな夢を持っている。それは「20歳までにパラリンピックに出場すること」。そう思うようになったきっかけは、小学校3年生の時に「24時間テレビ」の寄付でスポーツ義足をもらったこと。スポーツ義足との出合いで、「自分が走れる！」と気付いて、自信がつき、めきめきタイムも上昇中。さらに練習を進める中で東京パラリンピックの陸上・前川楓選手に出会い、そのポジティブな姿に憧れ、自分も出場したいと目標を持つようになったという。「私も、スポーツのおかげで夢が持てた」と語る夢和さんは、今回登山に初チャレンジする姿を見てもらうことで、ハンディキャップを負う全ての人が、「できないこと」より「できること」を増やす勇気を持ってくれたらうれしいとしている。
そんな夢和さんの思いを聞き、イモトも全力サポートを決意。行きつけの登山グッズショップに夢和さんと訪れ、靴など山登りに欠かせないグッズを一緒に選ぶ。さらには共に登山練習にも挑んだ。これまで世界中の過酷な山を登ってきたイモトだからこその目線で、義足の少女の初挑戦の助けになるべく奮闘する。
「24時間テレビ」では、14年から福祉支援事業の一環として、障がい者スポーツの支援を続けてきた。この活動を通じて、障がい者スポーツへの関心を高め、その普及や次世代の人材育成に貢献することを目指している。これまで、この支援活動は一般募金によって行われてきたが、今回、目的別募金の一つとして「パラスポーツ応援募金」を開設し、支援目的を指定できるように。
今年の「24時間テレビ」のテーマ「あなたのことを教えて」について、イモトは「これまで『イッテＱ』のお仕事で世界中を旅してきましたが、その土地の方々とコミュニケーションをとる時に気を付けていることは、なるべく『その人』を見るということです。初めから外国の人と思って接すると、どうしてもその方が暮らしてきた場所の文化、国民性など私の中にある先入観で接してしまいがちですが、まずはその人、個人に関心を持って『あなたのことを教えてほしい』という気持ちでお話しすることを心がけています」と海外での経験を振り返る。「それで結果的に、その国や地域の持つ独自性が見る方に伝わることにもなるのかな、と思っています。まずは個人として尊重することがスタートで、そのことが人間同士の争いごとをなくすことにもつながるように思います。今回の番組テーマは、そういう意味でもとても共感しています」と番組テーマへの共感を示した。
スペシャルサポーター就任に関しては、「今回、夢和さんの陸上の練習場所を訪れた際に、義足に貼られた『24時間テレビ』のシールを見ました。これまで私も何度か『24時間テレビ』に携わってきましたが、『24時間テレビ』の募金が実際に届いている様子を、この目で見たのは初めてでした」と募金の実効性を実感したエピソードを告白。目的別募金「パラアスリート応援募金」については、「この番組をご覧になってチャリティーに参加したいと思う方の中には、例えば能登の被災地やパラスポーツ支援など、目的を明確にして寄付したいという方もいらっしゃると思います。そういう意味で、使い道を選べる目的別募金は、チャリティーがしやすくなる良いシステムだと感じています」と新システムの意義を強調した。
さらに、「この登山が、山頂の景色を見てみたいとか、山が好きになったとか、義足について知りたいといった、いろんなきっかけになってほしいです。私もこれまでさまざまなことを経験できたと思っていましたが、夢和さんと向き合う中で、経験を重ねるうちに自分のリミットを勝手に決めてしまいそうになることがあると気付きました。夢和さんの姿勢や、お母さんの『やればできる』という言葉にハッとさせられ、自分で自分の限界を作ってはいけないと強く感じています」と夢和さんから学んだ気付きを明かした。
今回の「24時間テレビ」の総合演出は、これまで「世界の果てまでイッテQ！」で何度もタッグを組んできた前川瞳美氏が担当。イモトは、「長年にわたり、世界中でディレクターと出演者として、数えきれないくらい一緒に過酷なロケを乗り越えてきました。穏やかな雰囲気でありながら、私の限界を何度も超えさせてくれた、情熱あふれる方です」と前川氏への絶大な信頼を表明。「ぶつかることもありましたが、長年かけて信頼関係を築いてきました。そんな前川さんにとって初めての『24時間テレビ』総合演出。スペシャルサポーターとして、できることは全てやりたいと思っています。そこには私の前川さんへの愛もあります」と前川氏への愛情と全力サポートへの決意を述べた。
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