長尾謙杜×山田杏奈、映画「恋に至る病」切なさあふれるまなざしが心を揺さぶるカット解禁2025/08/13 15:00
10月24日に公開される「恋に至る病」は、長尾謙杜（なにわ男子）と山田杏奈がダブル主演を務める“この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリー”。8月6日の場面写真3カット解禁に続き、さらに新たな写真が公開された。
本作は、長尾と山田杏奈がダブル主演を務める“この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリー”。原作は、ミステリ・サスペンスジャンルと恋愛ジャンルを縦横無尽に行き来する俊英作家・斜線堂有紀氏による小説「恋に至る病」（メディアワークス文庫/KADOKAWA刊）。2020年3月末の発売後、瞬く間に、TikTokの書籍系アカウントによる紹介動画が200万回以上再生され、大反響を呼び、30回以上重版を繰り返している大ヒット恋愛小説だ。
今回届いたのは、山田演じる寄河景の二面性を切り取った4カット。
誰とでも明るく接する学校のヒロイン的存在の景は、転校生の宮嶺望（長尾）とは正反対の性格。だから景は、自分にはない魅力を宮嶺に感じて彼に興味を持ち、「どんな私でも守ってくれる？」という約束を交わす。そして恋が始まり、2人はいちずな関係を育んでいくが──同級生の不審死をきっかけに、宮嶺の心に“景が殺人犯かもしれない”という疑念が生まれる。
教室で宮嶺に対して優しいまなざしを向ける景のカットと打って変わって、陰りを帯びた横顔のカットからは、景が持つ“二面性”が浮き彫りに。ただたたずむだけで強い存在感を放つ場面となっている。
さらに、教室から離れた場所でクラスメートと二人きりの空間でじっと手を見つめる景のカットからは、淡々とした冷静さと、支配するような不穏な雰囲気が感じられる。景の本心は一体どこにあるのだろうと思わせるような、そんなミステリアスさが漂っている。
宮嶺を真正面から見据えるカットでは、「好きだからこそ信じてほしい」と言わんばかりの、景の凛とした強さがまなざしが印象的。一方、景に対して疑念とわずかな恐怖を抱く宮嶺に対して、瞳の奥に悲しみが見え隠れする表情を浮かべる景。このワンシーンから、宮嶺への純粋な恋心もくみ取れる。
景は、“かわいらしさ”と“危うさ”という2面性を内に秘めた人物。彼女を演じる山田は、セリフに頼らない目線や表情の揺らぎを繊細にコントロールし、独特の存在感を放つことに成功した。山田自身がこれまで積み上げてきた“静かな強さ”を軸にしながらも、これまで以上に複雑な感情が必要になる、そんなハードルの高い表現を成り立させたのは、山田が、観客に“考えさせる間”を与えられる俳優だからこそ。事実、廣木隆一監督は「不安定さと強さを併せ持つ景という役を、自然に演じている。本当に今の映画界が求める役者さんだと思います」と証言する。
恋と疑念が交差する物語がたどり着く“切なすぎるラスト4分”とは。また、山田が演じる景の“本心”とは？ 見る者の心を揺さぶる、山田の俳優としての新境地に注目したい一作でもある。
あらすじ
内気な男子高校生・宮嶺望（長尾）学校中の人気者・寄河景（山田）。不器用で一途な初恋、2人が交わした約束。「どんな私でも守ってくれる？」しかし、同級生の不審死が続発し、宮嶺は景に対して疑惑を抱く。「もしかして君は、僕のために人を殺したの？」殺人犯へと変わりゆく景。それでも、宮嶺の気持ちは変わらない。やっぱり僕は君が好きだ──。切なすぎるラスト4分。《彼女の本心》が明かされる。
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