「極道上司に愛されたら」戸塚祥太の“タフ”さを中村嶺亜が暴露!「弱音を吐いて」と気遣いも2025/07/22 21:19

戸塚祥太(A.B.C-Z)と紺野彩夏がダブル主演を務める、ドラマイズム「極道上司に愛されたら」(MBS=火曜深夜0:59、TBS=火曜深夜1:28)が本日7月22日にスタート。それに先駆け、1話先行上映&トークイベントが開催され、戸塚と紺野、共演者の中村嶺亜(KEY TO LIT)が登壇した。
「めちゃコミック」にてデイリー総合ランキング1位、さらにはリリースから9か月で50万部を突破するなど、原作ファンの多い人気作「極道上司に愛されたら~冷徹カレとの甘すぎる同居~」を実写ドラマ化した本作。“極道上司”と社員に呼ばれ恐れられている一方、極道の若頭という裏の顔をもつ小田切蓮役を戸塚が、蓮の部下として働き、彼の家で同居することになる菅原真琴役を紺野が演じる。さらに、真琴の幼なじみで彼女に思いを寄せる仙崎虎役を中村が好演。甘くて危険な“むずキュン”ラブストーリーをおくる。
まず本作のオファーを受けた時の心境について、戸塚からは「割とネガティブな気持ちでした」という驚きの発言が。会場がざわつく中、「こういうラブロマンス作品は演じる方もですが、これまであまり鑑賞する機会もなかったので、自分には不向きなジャンルだと思っていて。当初は非常に後ろ向きな気持ちだったのですが(笑)、やるとなったからにはいいものにしなきゃいけないし、したいし、チームで関わっている皆さんのためにもいいものにしたい。そこからは一気に180度気持ちを変え、自分にしかできないのだと思い込ませて、このお話をいただけたのにも何かしら意味があるのではないか…と自己暗示をかけて楽しみました」とその理由を明かす。

一方、相手役の紺野は「最初に題名を見た時に、“極道上司”というワードが目に入ってきてしまって。どういうお話なんだろうというのがまず一つあったのですが、MBSさんには続いて(出演の)お話をいただけているので、また新しい漫画の世界に入り込めると思うとすごくうれしかったです」と喜びを。
刑事役の中村は「最近学生役が多かったのですが、今回は実年齢より年上で、部下までいる役だったので、これは短期間で大人っぽくならないとまずいぞと思って(笑)。僕、普段は話したいことが頭の中にぽんぽん浮かんできて、ロケット鉛筆方式でバーッとピーチクパーチク話してしまうので、まずはそこを直さなきゃと思って、そこからゆっくり話すようにしたんです。そしたら、その変化に気付いたメンバーやスタッフさんに“気取っているように見える”と言われて、ちょっとは大人っぽくなれたのかなと思いつつ(笑)。しかも、役を掘り下げていったら虎は“当て馬”だったのですが、“当て馬”は常連客なので自信満々でできました(笑)」と役作りの秘話も明かした。
それぞれ演じる役の印象を問われると、戸塚は「蓮は極道という特殊な世界で生まれ育ってきた人間なので、その世界のルールだったり、守らなきゃいけないことや人義、筋を通す、みたいなことをすごく大事にしている人間なのかなと。ただ、人に威圧感を与えたり、見えない圧力みたいなものが体からじわじわ出ている…というような、原作から感じた表現は自分には難しく、衣装さん、照明さん、ヘアメークさん、カメラさんといったあらゆるクリエーターの皆さんの力をお借りして作り上げていきました。全てのクリエーターの力が集まった最高の映像作品です」と語り、周囲のスタッフへの感謝を述べる。
紺野は「真琴は信じる力があり、忍耐強くて、そういう部分がすごく魅力的な女の子だなと演じていて思いました。元カレに強く出られないのも親との関係性などが裏にあって、彼女の背景も大事にしながら演じています」と告白。
中村は「虎は正義感が強くて真っすぐな青年。クールで仕事人間ではありますが、それと同じぐらい真琴のことも思い続けていて。今後ストーリーが進むいくにつれて真琴とのシーンが出てくるのですが、そういう時はちょっと肩の力が抜けている姿が見えると思います。虎のスイッチの切り替えみたいな部分をうまく演じられたら、すごくすてきな役になるだろうなと考えていました」と注目すべきポイントを明かした。
なお、一同は昨日7月21日にクランクアップを迎えたそうで、「最後は僕1人のシーンだったんです。紺野さんと嶺亜はもうその数時間前に撮影が終わってたのですが、僕を待っていてくれて、“お疲れさまです”と花束を持ってきてくださって! 今日このイベントもあるのですぐ休んだ方がいいのに、ずっと待っていてくれて優しいなと。温かさに触れてジーンとしましたし、“どうしよう、どうしよう”とパニックになりました(笑)」と戸塚がほやほやのエピソードを披露。
すると、中村も「僕も戸塚くんにしてもらったことでジーンときたことがあって」と話し出し、「僕が昨日(戸塚くんの数時間前に)クランクアップした時、衣装を脱いで着替え終わったところに戸塚くんが来て、“これをプレゼントしたい”とスニーカーを持ってきてくださったんです。それが本当にうれしくて、今日も履いてきました!」とほほ笑ましい先輩後輩トークを繰り広げた。
イベント中盤では、本作のキーワードにもなっている“裏の顔”に迫る企画が展開。撮影中に発見した共演者の創造と違った部分を発表していくことになり、戸塚は「超絶タフ」と、紺野の華奢でキュートな見た目とは反した心身のタフさを称賛。対する紺野は「意外とおしゃべりしてくれます」と中村の一面を挙げ、「暗いシーンの時も、ゲームの話題など、全然関係ないことを話してくださったことで気持ちが救われました」と振り返った。

そんな中、中村は戸塚に対して「人に“超絶タフ”って言っている場合じゃないです!」と、少々興奮気味で「タフ」と書いたフリップを見せつける。続けて、「われわれ、劇中では基本的にスーツなんですよ。この真夏の中、朝から夜までずっと撮っていたのですが、こんなに暑いのに戸塚くんは全然“暑い”って言わないんです。もう戸塚くんが言わないと、誰も暑いって言えないですよ! なので、僕が率先して“暑い”とたくさん言って、皆さんが言いやすい環境を作って(笑)。しかも、休憩中も全然座らないんです。なので、ここでも僕はサッと座って、“皆さんどうぞ”という役割をして(笑)」と、まさに“ロケット鉛筆”トーク。
「しかも、とどめはですね」とその勢いを止めずに、「先日お二人が1日中撮影している日があったのですが、僕は別のお仕事があって撮影が入っていなくて。お仕事の合間に空きがあったので、ジムに行ったんです。それで、ジムで“何時までいけますか? 次の予約ってどなたが入っているんですか?”とトレーナーさんにお聞きしたら、“戸塚さんです”と!(笑)。なんと戸塚くん、連日撮っているのにちょっとの空き時間も休憩することなく、肉体を痛めつけているんです。これは本当に後輩として言わせていただきますが…もうちょっと弱音を吐いてください!」と熱弁し、努力家の先輩を気遣っていた。なお、戸塚は「自分を追い込むのが好き。自分の体を使って人体実験をしています」だそう。
さらに、終盤では第1話で蓮が真琴に告げる「俺と一緒に住まないか?」というセリフを使い、どれだけ観客をキュンとさせられるか、戸塚と中村が即興劇で対決することに。戸塚は「何年も片思いしている幼なじみが両親とけんかして家出! 路頭に迷ってしまった…」、中村は「恋人とペットショップにいます。恋人のマンションはペット禁止だけど、“この子、かわいい…”とうるうるした目で恋人に訴えかけられて…」というテーマの元、紺野を相手にそれぞれの「俺と一緒に住まないか?」を全力でパフォーマンス。結果は、わずかの差で「3年連続で“恋人にしたいジュニア”ランキング1位を取らせていただいているので、負けるわけにはいかない!」と宣言して臨んだ中村に軍配が上がった。

最後は、それぞれが見どころを語っていくことに。中村は「この作品は、あらすじや設定を見ると一見激しくて、ぶっ飛んでいるなと感じつつ、映像にして見た時に“すごいな。本当にこういうことがあったら、うたい文句通りムズキュンするだろうな”と思いました。ラブストーリーの要素とちょっとしたサスペンス的な要素がうまく入り混じっている作品で、何度見ても面白い作品になっています。今夜の放送もぜひリアルタイムで見てください」とにっこり。
紺野は「登場人物のキャラがそれぞれすごく濃いので、“この子のこういうところに共感できるな”という部分がきっとたくさんありますし、真琴にも蓮にも虎にもキュンとするシーンがあると思います。ぜひムズキュンしながら見ていただけたらうれしいです」と、戸塚は「1話1話の展開が早く、視聴者の方の心を1度つかんだら離さないと思います。この作品の世界にどっぷりと浸かり、愛していただき、皆さんの手でより大きな作品に育んでいってもらえたら」と観客に温かく呼びかけた。
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