安田章大が手作りの“テント舞台”に参加する理由とは？「news every.」がその胸中に迫る！2025/07/02 16:00
日本テレビ系ニュース番組「news every.」（月～金曜午後3：50、一部地域を除く）では、7月3日に安田章大（SUPER EIGHT）が主演を務め、新宿・花園神社で行われているテント舞台の裏側に密着した特集を放送。
番組では、稽古初日から本番初日までの約2か月間密着。座長の安田は、稽古だけでなくテント劇場の設営も志願し、連日朝から晩まで参加していた。仲間たちと真剣に取り組みながら、自分たちが立つ舞台や客席を作り上げていく安田の姿をカメラは捉えている。そして、数万人を埋め尽くす会場でライブを行うトップアイドルが、なぜ泥臭い作業に労を惜しまず数百人規模の“アングラ演劇”のテントに立つのか、その理由に迫っていく。
安田が初挑戦する花園神社・テント劇場での公演は、演劇の巨匠・唐十郎氏が旗揚げし、のちに「状況劇場」となる劇団によって1967年に始められたもの。この移動式テント劇場で開催される公演は、当時の社会を鋭い視点で描き、若者から絶大な支持を集め、60年近くたった今なお続いている一つの「文化」となっている。
10年ほど前の“唐十郎作品”をテントで観劇したことがある安田は、その際にこの世界に魅了され、その舞台に立つことに憧れを持つようになったという。アイドルがテントの舞台に立つのは前例のないことだが、安田の熱意によって、実現する運びとなった。
この公演で安田は、唐十郎氏の初期作品で、1966年初演の「アリババ」と1970年初演「愛の乞食（1970年初演）」の2作品連続上演に挑戦。「アリババ」では、貧しいアパートに暮らす夫婦の夫・宿六を、「愛の乞食」では気弱なサラリーマン田口と、戦時下の満州を生きる伝説の憲兵の2役を演じる安田。1回の公演で全くタイプの違う3役を舞台上で表現することになる。
今回、安田は、演出家・俳優・映画監督としても広く活躍する金守珍（キム・スジン）率いる演劇集団で、“アングラ演劇”を現代日本の「文化」として継承、その発展を目指して活動する「新宿梁山泊」と行動を共にしている。彼らの特徴は、俳優も裏方も関係なく、舞台に使うセットや衣裳、小道具、パンフレットの制作、さらにテント劇場の設営などに自分たちで着手するというもの。仲間から「棟梁」と呼ばれる俳優やセットの色を塗る俳優などが入り交じり、一同が裏方としても大変な作業と並行しつつ芝居に取り組んでいる。しかし、「他にはないやりがいを感じる」と笑顔で語る団員たち。座長の責務を担う安田もテントの設営を志願し、公演初日も含めて5日間、1日も休まず朝から晩まで参加。梁山泊のメンバーと共に客席や舞台作りに汗を流している。
そして、迎えた本番初日。念願だった自ら作った舞台に立つことを実現させた安田は、公演後、カメラにその胸中を打ち明ける。番組が追った、貴重な素顔と裏側を映し出した姿は見どころ満載となっている。
なお、安田の特集は午後4時台に放送予定で、放送後にはその動画が日テレNEWSカルチャー【公式】YouTubeチャンネルにアップされる。
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