東村アキコが着物について達人とトーク！ 夏を涼やかに過ごせる一枚を祗園の芸妓から学ぶ2025/06/23 12:00
NHK Eテレでは、6月25日に「ひとえに会いたい 東村アキコのキモノ道・夏至」（午後9：30）を放送する。
同番組では、20代から着物を愛好し、40代になってからはさらにその道を深め、現在着物をテーマにした漫画を連載中の東村アキコ氏がお手本にすべく会いたい「着物の達人」を訪ね、着物の選び方や細やかなこだわりなどについてトークを重ねていく。
トークのほか、東村氏が自身の体験を基に着物のミニ知識を語る「ひとえに伝えたい」コーナーや、私物の着物や帯を季節のエピソードに合わせ、着物初心者に自らコーディネートする「ひとえに着せたい」コーナーも用意。また、「着物は“季節”と“格”」が持論の東村氏らしく、日本古来の季節感“二十四節気”がふんだんに楽しめる構成になっている。
語りを担当するのは、着物好きで知られる落語家・柳亭小痴楽。着物の魅力を世に広める伝道師の弟分として、東村氏に愛ある突っ込みを入れつつも番組を進行。従来の“着付け”番組ではなく、着物を通して日本の文化の良さに改めて気付くことができる番組だ。
東村氏が「この番組で私が身に着ける着物は、すべて私物。なぜかって？ 本気だからです！」と意気込む今回は、「夏至編」として、日本の夏を涼やかに過ごす着物の知恵を取り上げる。雲海や蛍などの柄から感じる涼しさだけでなく、仕立ての工夫によって涼感を演出した着物や、2週間しか着られない期間限定の“究極の夏至の一枚”も登場。見る人をも涼やかな気持ちにさせる、日本ならではの美学と伝統を見ることができる。
「芸妓さんの普段着にこそ、着物の正しい着こなしが見られる」「変わったことをしていないけれど、完璧」だと憧れる東村氏は、夏至の季節に、京都・祗園の芸妓・小扇（こせん）氏の元へ。舞妓・芸妓さん御用達の京呉服屋での着物選びに同行し、行きつけの甘味店で季節の菓子や小物の楽しみを教わる。また、小扇氏が芸妓として独り立ちして初めて買った“思い出の一枚”から、着物ならではの大切な教えを得ることになる。
なお、次回は「時代劇の衣裳エキスパート」を訪ねる「第2集 秋分編」の放送が予定されている。
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