News ニュース

「水滸伝」光を灯すカリスマ・宋江(織田裕二)が「替天行道」を書き記すビジュアルを解禁!2025/06/12

「水滸伝」光を灯すカリスマ・宋江(織田裕二)が「替天行道」を書き記すビジュアルを解禁!

 WOWOWで2026年に放送・配信される、織田裕二主演の連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」(詳細未定)のビジュアルが解禁された。

 壮大なスケールと緻密な人間描写で圧倒的支持を誇る、巨匠・北方謙三氏の「水滸伝」。シリーズ累計発行部数は1160万部を突破し、未だかつて映像化されていない大河小説の金字塔が、連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」として、日本ドラマ史上、規格外のスケールで完全映像化。来年放送・配信されることが決定し、本格的な始動を迎える。

 「水滸伝」は、腐敗した世を憂い、法に背いてでも正義を貫こうとする“はみ出し者たち”の叛逆(はんぎゃく)の物語。現代にも通じる「理不尽な権力に抗(あらが)う意志」と「仲間との絆」が、壮大な群像劇として描かれていく。物語の主人公となるのは、正義を信じ、信頼で人を動かす希代のリーダー・宋江。このたび、宋江を演じる織田のビジュアルが公開された。

 今回披露されたのは、宋江(織田)が筆を執り、“世直し”を誓う書「替天行道(たいてんぎょうどう)」を書き記す劇中シーン。この四文字は「天に代わって正義を行う」という意味を持ち、作中では、理不尽な世に追い詰められた者たちにとって、志を掲げる旗であり、希望の光となる。全国に散らばっていた仲間たちは、この書を読み、心を震わせ、決起していく。

 物語が大きく動き出す“始まりの火”とも言えるこのシーンは、ドラマ「北方謙三 水滸伝」を語るうえで欠かすことのできない象徴的な場面だ。筆を握る宋江のまなざしが、内に秘めた覚悟と静かな熱を宿しているこの一枚のカットから、物語全体の熱が伝わってくる。

 宋江は、表向きは戸籍係として働く下級役人。しかし、腐敗した世を憂い、自ら筆を執って「替天行道」という世直しの書を記したことで、運命が動き出す。剣の達人でも、軍略に秀でた知将でもない。それでも多くの者が彼のもとに集い、命を懸けて共に戦う。それは、彼が持つ“徳”の力ゆえだ。どんな人間も見捨てず、信じ、包み込む。宋江の生きざまこそが、梁山泊という志の集団の“核”なのである。

 昨年12月から開始した撮影について織田は「凍てつく寒さ…。洞窟、過酷な環境下での長時間に渡る撮影の中、あるシーンで突然空から降ってきた様にアイデアが湧いた。実はこのシーンをどう演じれば良いのか、直前まで考えあぐねていた。この昼も夜も分からない寒ーい洞窟での撮影は一生忘れることはないだろう。雪山、また別の洞窟、山、川、湖と…。一体、何十県行っただろう。車、新幹線、飛行機に乗り南へ北へ。この作品は半年が経過してもまだ終わらない(笑)。8か月かかる予定だという」と長期の過酷な撮影だったことを明かす。

 続けて、かつてない撮影規模に「これまで40年近く役者をやってきたが、このスケールでの撮影はなかった。どれだけ力を入れているのか、毎度毎度、山奥に建てられる撮影隊のテントや車両、スタッフの多さに驚かされる。メーク、結髪、衣装を身に付けるまでにかなりの時間と労力を使い、そこから撮影現場にたどり着くまでまた時間を要する」と驚きを表す。

 さらに「主演である私ですら、この作品の一部でしかない。なぜなら私が出演していないシーンが多数あり、そこでほかの役者たちがどう演技しているのか分からない。全ての撮影が終わり、編集され、放送までにどんな作品になるのか、いまは想像できない。こんなに時間と労力をかけた作品がどんな物になるのか、楽しみでしかない」と心を躍らせる。

 そんな世の中に“光を灯すカリスマ”リーダーを演じる織田は、宋江を演じるにあたり、「最も気を付けているのは、彼はいずこにでもいる普通の人だということ」と語る。「精神的に強い訳でもない。悩んだり、弱みをさらけ出したり…。人に寄り添う。宋江という男は、ただ人に寄り添う。今はこれだけをキーワードに戦い、演じております」と気持ちをつづった。

 そんな織田と撮影現場で会い、会話をした原作の北方氏は、「かなり入れ込んでいた。燃えていた。どんな宋江が見られるのか、楽しみだ。ドラマ制作陣は、むさ苦しいほど熱い。だが、あれだけの長編を作るには、それくらいの熱がなければできないだろう。俳優の演技力や存在感、監督や脚本の表現力、衣装・小道具を含めた創造力が、どう支えるか。これは、作家と映像制作者の“勝負”。私は今、無邪気に、圧倒される瞬間を待っている」と期待を寄せている。

「水滸伝」光を灯すカリスマ・宋江(織田裕二)が「替天行道」を書き記すビジュアルを解禁!


この記事をシェアする


ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season

【2025年夏】TVドラマガイド

2025年7月・8月・9月にスタートする夏ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!<br />
松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」、人気漫画の実写化「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」、木村文乃×ラウール共演「愛の、がっこう。」のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなどの連続ドラマの最新情報を随時更新☆

2025年7月・8月・9月にスタートする夏ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!
松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」、人気漫画の実写化「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」、木村文乃×ラウール共演「愛の、がっこう。」のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなどの連続ドラマの最新情報を随時更新☆

【2025年春】TVドラマガイド

2025年の春(4月・5月・6月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!<br />
今田美桜&北村匠海共演の朝ドラ「あんぱん」、月9「続・続・最後から二番目の恋」、北川景子主演「あなたを奪ったその日から」や日曜劇場「キャスター」、芳根京子&本田響矢「波うららかに、めおと日和」のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなどの最新情報やドラマ視聴ランキングも☆

2025年の春(4月・5月・6月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!
今田美桜&北村匠海共演の朝ドラ「あんぱん」、月9「続・続・最後から二番目の恋」、北川景子主演「あなたを奪ったその日から」や日曜劇場「キャスター」、芳根京子&本田響矢「波うららかに、めおと日和」のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなどの最新情報やドラマ視聴ランキングも☆

Copyright © TV Guide. All rights reserved.