蓮佛美沙子＆溝端淳平W主演「私があなたといる理由」オールグアムロケの意欲作が放送！2025/06/07
テレ東ほかで、7月1日よりドラマチューズ！「私があなたといる理由 グアムを訪れた3組の男女の1週間」（火曜深夜0：30）を放送する。
本作はオール海外ロケで撮影したヒューマンドラマで、蓮佛美沙子と溝端淳平がダブル主演を務める。合わせて、中井友望、百瀬拓実、勝村政信、いしのようこらの出演も発表された。
物語は、20代・30代・50代と、世代の異なる男女3組の、グアム滞在中のある1週間を描く。3世代の男女が考える「2人でいることの意味」とは？「誰かと一緒に生きる」とは？ 日常から離れた環境で改めて見つめ直す、自分の人生をテーマに、グアムのさまざまな舞台や景観の中でヒューマンドラマが紡がれていくが、1組の男女が別れを決意するというラストに向かい、どんな物語が展開していくのか。
ダブル主演の蓮佛と溝端は30代の夫婦役。妻の美優（蓮佛）は、久しぶりに仕事を離れて2人で過ごせば、結婚した頃のような気持ちを思い出してくれるだろうとバカンス旅行を提案。しかし、夫の陽介（溝端）は仕事が優先。恋愛して結婚して子どもを持ってという「いわゆる幸せ」に憧れがある美優は、この旅行をきっかけに将来のことを話そうと考えていた。
蓮佛は、「ふとこの先の人生に目を向け、“今のままでいいのだろうか”と立ち止まる瞬間。そこにパートナーという最も近い他人がいる場合、それは自分と向き合うだけでなく、相手とも向き合わざるを得ない時間になっていくのだと思います」と、夫との旅行を計画した美優の心に思いをはせる。「グアムの美しく壮大な非日常空間の中で描かれる、限りなく日常的な会話劇を、繊細に無自覚的にお届けしたいです。簡単に答えが出せない、どこか身につまされるようなそれぞれの人生を、どこかの誰かの物語として受け取ってもらえますように」と、オールロケでこそ描き出される情景に期待を寄せる。
「初めて台本を読んだ時は、世代の違う3組の男女が織り成すリアルな会話に自然と引き込まれました」と振り返るのは溝端。「求めているものがそれぞれ違って、愛なのか情なのか、維持なのか変革なのか、男女について考えさせられました」ともいい、「グアムへ行くのは初めてなのですべてが新鮮に感じると思いますが、やっぱりきれいな海をみるのが楽しみです」と、これから始まるグアムロケへの期待を募らせる。「俳優をはじめて20年近くになりますが、常夏のリゾート地でオールロケのドラマなんて聞いたことがありません。ものすごく稀有（けう）なケースだと思います。こんな貴重な作品に携わらせていただけて感謝します」と、これまでにないスケールの撮影に携われる喜びを語り、「非現実的なロケーションの中でドキュメンタリーのような男女の繊細な会話が繰り広げられ、パートナーへの向き合い方や、相手への表現の仕方、人生観など自分自身も考えさせられるものが多い作品です。皆さんにとってもなにかプラスなきっかけになるような作品にできるよう頑張ります」と抱負を述べる。
20代大学生カップルの星野あかり役には中井、三崎陸役には百瀬。「題名の『私があなたといる理由』という⾔葉にいろいろなものが詰まっているなと思いました」と言うのは中井。「付き合いたてのカップルで20代という若さ故の強さ、正直さ、頼りなさ、そういう無謀で⼤胆な恋をグアムという場所で表現できたらいいなと思います」と若さあふれるフレッシュな展望を語る。
百瀬は、「陸は⾃由奔放で少し不器⽤、優しくて⼈間味があるところが魅⼒だと思っています。台本を読んだ時、考え⽅など⾃分と似ているところもあれば、芯の強さなど陸から勉強することもたくさんありました」と自身が演じる役柄の魅力に触れる。グアムは初訪問だと言い、「写真や動画では伝わらない現地の雰囲気を早く味わってみたいです。現場で海外に詳しい⼈がいたらおいしいご飯屋さんを教えてもらいたいと思います。視聴者の⽅も展開を予想しながら楽しめるドラマなので、ぜひリアルタイムで⾒ていただきたいです」と撮影を心待ちにしているようだ。
最年長、50代の夫婦を演じるのは勝村といしの。出版社に勤める健次郎（勝村）と専業主婦の寛⼦（いしの）は、娘からプレゼントされ、30年ぶりにグアム旅行に出かける。豊富な知識を生かして旅⾏を楽しむ健次郎に対し、娘が就職して巣⽴ち、寂しさを感じている寛⼦はある悩みを抱えていて──。⼀⽅の健次郎も寛⼦に切り出せていない話があった。
熟年夫婦の夫に扮（ふん）する勝村は、現在61歳。「3世代にわたる3組の男⼥の話を通じて、多くの⼈がそれぞれの年代に共感できる部分があると感じました。人⽣は計画通りには進まないし、『⾃分は間違っていたかもしれない』と考えさせられるかもしれません。見終わった後の余韻を楽しんでいただけるドラマになると思います」としみじみ。
「脚本を読んで⼀番最初に感じたのは⼥性の柔軟さとたくましさでした」と深いコメントを発したのはいしの。「一人一人の抱える問題は違うものだけど、きっとずっと前から⼼のどこかで引っかかっていて、でも⾒ないふりをしたり気づかないふりをしたりしていたものと向き合っていく姿にいじましさのようなものがあると思いました。⾃分⾃⾝と向き合い、パートナーと向き合う。簡単なようで⾯倒臭い。揺れに揺れる⼼模様を丁寧に重ねていけたらと思っています」と、人生の秋に向かう女性の心情に思いを重ねる。
ほとんどのキャストが口をそろえるように、オールロケの深夜ドラマは珍しい。そんな撮影に踏み切った、監督・プロデューサーを務めるテレビ東京の松本拓氏は「無謀な願望が、いろいろな⽅のご協⼒で実現しました。ドラマのタイトル通り、『⼈が⼈と⼀緒にいる意味』をテーマに、50代、30代、20代、3世代の男⼥の繊細な⼼の機微を描いています。なかなかテレビドラマでは表現しない、とても細かな、⼩さな、そして、グレーな、しかし、⾮常に⼈間ぽい、そんな表情、⼼情をカメラでと捉えています」と、海外ロケのみならず、テレビドラマとしては異色作であることを強調。「⼈間関係が少し希薄になっている現代社会において、何か少しでも、⼼のヒントになるようなそんなドラマになればうれしいです。グアムの壮⼤な景観美と共に、テレビ東京深夜ドラマの新たな形をぜひご覧ください」とアピールした。
さらに本作では、ドラマに加え、“グアムの結婚式”に着⽬したバラエティー番組も制作する。後日の詳細発表に期待したい。
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