松本まりか×安田顕で“ドロキュン恋愛”シリーズが帰ってくる!「奪い愛、真夏」放送決定2025/06/06 05:00

テレビ朝日系では、7月スタートの金曜ナイトドラマ枠で「奪い愛、真夏」(金曜午後11:15、一部地域を除く。開始日未定)を放送することが決定。主演を松本まりかが務め、安田顕が共演することもあわせて発表された。
2017年に同枠で放送された「奪い愛、冬」から始まり、さまざまな登場人物たちが愛を奪い合う“激しくも切ないドロキュン恋愛ドラマ”を繰り広げ、話題となった「奪い愛」シリーズ。2019年にはABEMAで「奪い愛、夏」が配信され、2021年には同系で「殴り愛、炎」「奪い愛、高校教師」を放送。新作が制作されるたび、ネット上やSNS上を中心に大きな反響を呼んでいる。
そんな同シリーズが、2025年夏、8年ぶりに金曜ナイト枠に帰ってくる。松本と安田の共演で、“激しく葛藤しながらもひかれ合い、禁断の愛に翻弄(ほんろう)されていく男女”を徹底体現し、胸を揺さぶる“新時代の奪い愛”を届ける。脚本は引き続き、本シリーズの生みの親・鈴木おさむが担当。鈴木は昨年3月末に放送作家業と脚本業から引退していたが、その発表以前から制作陣と続編を作る約束をしていたこともあり、今回特別に筆を執ることを決意。“真夏をさらに熱くする…奪い合う運命の愛”を濃密に描きながら、一度見始めたら止まらない“愛と葛藤の灼熱(しゃくねつ)ドロキュン劇場”を描いていく。
「奪い愛、夏」「奪い愛、高校教師」と同シリーズ2作に出演している松本が演じるのは、時計メーカー「TOWANI」のPR担当に転職し、人生の新たなスタートを切った主人公・海野真夏。結婚の約束までしていた最愛の恋人と不倫の末に別れ、自身のスクープ記者という仕事にも疑問を感じ、のっぴきならない日々から心機一転したばかりの女性だ。ところがそんな矢先、どんな運命のいたずらか、真夏は新天地で元カレにそっくりな妻帯者の御曹司社長と出会う。松本は日に日に膨らむ恋心を抑えきれない複雑な胸の内を、微に入り細を穿(うが)つ芝居で表現しながら、かつてないドロキュン劇場を繰り広げていく真夏を体現する。
松本は「安田さんに出ていただけると聞いて、ものすごくうれしくて…ガッツポーズでした!」とその喜びを表現すると、「今回のような役を演じられるイメージがなかった安田さんと一緒に、まさか『奪い愛』ができるなんて…。すごく面白いことになりそうだなと思いますし、本当に感謝しています。これから現場をともにしながら、“楽しく、弾けた夏”を過ごせたらいいなと思います」と楽しみな様子だ。
そんな安田の印象を「安田さんはとにかくお芝居が素晴らしくて、一緒にやれると聞いただけでワクワクする存在なんです」と語る松本は「今回は、ただただラッキーだなと胸を躍らせています。安田さんとのコラボレーションがどんなものになるのか…現段階では未知数で、私も想像がつきませんが(笑)、だからこそお芝居をするのが本当に楽しみ! 視聴者の皆さんにも期待してほしいなって思います」と撮影を待ち望んでいる。
また、松本は「真夏はいろいろな傷を負っている人なんです。もともと週刊誌の記者で、不倫を暴いていた側の人間だったのに、自分も不倫をするという…。このジレンマはすごくリアリティーがあるし、『人の気持ちは“正しい”だけじゃないよね』という部分をとことん堪能してもらえたら」と真夏の人物像を紹介し、「まずはしっかりと役の地盤作りをして、奇想天外なことがたくさん起こる(鈴木)おさむさんの世界観を、より面白く伝える演じ方の最適解を見つけたいです」と展望を述べた。
そして、「ただ、こちらも撮影が始まってみないと、まだどうなるか分かりません(笑)。おさむさんの“常人では考えられないようなアイデアの数々”を、役者がどう演じるのか…。視聴者の皆さんが面白いと思ってくださるかどうかは、私たちの力量にかかってくると思うので、しっかりと考えながら取り組みたいです」と意気込みを見せている。
さらに松本は、「“とにかく面白いっ!! なんでか分からないけど目が離せない!!”と毎話思ってもらえるような作品にしたいと思っています。どんどん進む展開はもちろん、おさむさんの脚本ならではのセリフを基軸に、豪華キャスト陣が繰り広げる演技合戦を楽しんでいただけたら、うれしいです。ぜひ見てください!」と視聴者へのメッセージを寄せている。
一方、シリーズ初参戦の安田は、真夏とひかれ合っていく「TOWANI」の御曹司社長・空知時夢に扮(ふん)する。時計をこよなく愛し、かつては時計職人を目指していた時夢は、さまざまな事情から夢をあきらめて父の会社を継ぎ、セレブの娘と結婚。人知れず、妻の重すぎる愛に息苦しさを覚える日々を過ごしている中で、真夏に巡り合う。その心はみるみる躍動し、思いもよらぬ未来に向けて、新たな時を刻み始めるのだ。安田は時夢に加え、真夏の元カレ・大浦隼人役も担う。
今回の出演決定に安田は「本当にうれしかったです。と同時に、『いいのかな? こんなオジサンが…』と思いました(笑)」と戸惑いを感じたことを打ち明ける。また、「今回はなかなかチャレンジしたことのない役どころですし、松本さんと良い時間が過ごせたらいいなと思います。松本さんの期待に応えられるよう、勉強させていただきます」と気を引き締めている。
「10年ほど前に、松本さんが出演された城山羊の会の舞台を拝見し、役や作品に対して真摯(しんし)かつ夢中に取り組む方だなと感じたんです。その変わらない姿勢が観客の心を動かし、今では当時よりもずっと広く世間から認知される存在になっていらっしゃる」と松本の印象について言及する安田は「そんな素晴らしい方と一緒に、お芝居をさせていただけるのは本当に光栄なことですし、毎日恋をしていきたいと思います」とビジョンを口にした。そして、「私の今回の役作りは簡単ですね! 松本さんに恋をする――その1点です(笑)!」と断言すると、「とにかく、すべての撮影が終わった時に、松本さんに『安田さんでよかったです』と思ってもらえれば感無量。そのために頑張りたいと思います」とモチベーションを示している。
また安田は、「いろいろトライすることがある役だなと感じています。時計づくりに携わる人間である時夢ならではの着目点に加え、女性をひき付けられるような要素にはどんなものがあるのか…。自分はいつも芝居をする時に一点集中になりがちなんですけど、そういう人間は多分人をひき付けられないと思うんです」と役柄の印象を述べ、「周りの人たちが求めるものをおもんぱかれる余裕を持ちながら、演じられたらいいなと思っています」と構想を挙げる。
続けて「また今回は、私があまり経験したことのない恋愛ドラマ。勉強のために、いろんな恋愛ドラマを見ようと思っています。イ・ビョンホンからアラン・ドロンまで! 幅広く研究したいと思います(笑)」と付け加える。
加えて、安田は「今後発表されるキャストの方も本当に豪華なので、楽しみで仕方がありません。暑い真夏に、より心が熱くなる作品になるといいなと思っています」と願いを込めている。
本作の脚本を手がける鈴木は、「引退前にプロデューサーから『もう一度どこかで奪い愛を一緒に作りたい』と言っていただき、その際、『もし再びこの作品を作る時が来たら、必ず私が書きます』と約束をしました。思ったより早く、その約束をこの夏、実現することとなりました」と明かしている。
「私にとって『奪い愛』は特別な作品です」と語り、「2016年、仕事で大きく落ち込む出来事があり、悩んでいました。そんな中、2017年にドラマ『奪い愛、冬』の脚本を担当し、世の中で大きな話題となったことで、作り手として自信を取り戻すことができました」と回想。「今回の『奪い愛、真夏』は、かなり“飛ばして”おります。これまで以上に濃く、激しく、感情が交錯する展開になると思います。どうか楽しみにしていてください」とアピールした。
なお、「奪い愛」最新作の制作を記念し、このたびTVerでシリーズ第1作「奪い愛、冬」の配信が本日午後0:00時より順次スタートとなる。倉科カナを主演に迎えた同作は2017年に放送されると、すぐに視聴者の注目を集めた。その後のシリーズの礎ともなった“一度見始めたら止まらない唯一無二の世界観”、そして“役者たちの胸に迫る熱演”がよみがえる。さらに、本日同枠で放送される「魔物」第7話内では、「奪い愛、真夏」のティザー映像も初公開となる。
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