伊原六花主演「恋愛禁止」。佐藤大樹＆渡邊圭祐と挑む、禁断の“恋愛ホラーサスペンス”2025/05/27 04:00
伊原六花が、読売テレビ・日本テレビ系で、7月3日にスタートのプラチナイト新木曜ドラマ「恋愛禁止」（木曜午後11：59）で主演を務めることが決定。あわせて、佐藤大樹（EXILE/FANTASTICS）、渡邊圭祐が共演することも発表された。
本作は、長江俊和氏による小説「恋愛禁止」（角川文庫）を原作に、原作者自身が完全オリジナルの要素を加えた“恋愛ホラーサスペンス”。累計発行部数35万部を超える人気シリーズの第6弾で、原作とは異なるドラマ版だけの衝撃的なラストが用意されている。罪と執着、愛と狂気が複雑に絡み合う予測不能な展開が見どころだ。
伊原が演じるのは、25歳の会社員・木村瑞帆。不動産会社に勤務し、東京で静かに暮らしていたが、かつて交際していた元恋人・倉島隆との因縁が再び彼女を追いつめる。高校時代、家庭環境に悩んでいた瑞帆は隆に心を許し恋仲となるが、交際が進むにつれ彼の束縛や暴力に苦しめられる。やがて隆から逃れるため地元を離れ、東京で新たな生活を始めるも、再会した彼を衝動的に殺害。しかしその遺体はこつぜんと姿を消し、瑞帆の運命は思わぬ方向へと転がり始める。
脚本を読んだ感想について伊原は、「『面白い！』という感想です。原作も読んでいましたが、ドラマ版では、結末もそうですし、オリジナルの部分が多くあるので、これだけ面白い脚本、頑張らないといけないなと更にパワーをもらいました」と魅力あふれる作品であることを強調し、役づくりについては、「私が演じる瑞帆は、割と巻き込まれ体質で、どちらかというと受け身なので、役作りという中では、結構重めなシーンが続くので、ちゃんと自分（伊原六花）を大事にしようと思っています」と、自身の心身をケアしながら臨む意志を示す。
共演者への印象を尋ねると、「佐藤さんは、『shine（シャイン）』です。太陽みたいなまぶしい方だなというのが第一印象です。オレンジという感じがしました。渡邊さんはご一緒するのが2回目なので、『面白い方』というのは存じ上げていたんですが、ある日現場で渡邊さんが、ちょっと段があるところに足を掛けて、かっこ良いポーズで休憩されていて、初めてそういうポーズで休憩される方を見たので、渡邊さんの新たな一面が見えました（笑）」と、撮影中の印象深い一幕を振り返った。
さらに、「楽しい現場が好きなので、お二人（佐藤・渡邊）がどのような感じで現場を盛り上げてくださるかが楽しみです！」と期待を込めた上で、「“恋愛ホラーサスペンス”というその名の通り、恋愛要素ももちろんありますし、とてもドキドキするホラー要素もあります。展開や真相がどうなっていくのかというサスペンス要素もありながらも、しっかりお話として共感できる部分もあり、見てくださっている方々も一緒に考察しながら、楽しく見ていただける作品だと思いますので、ぜひ最後まで見ていただけるとうれしいです！」と視聴者へのメッセージを寄せている。
佐藤が演じるのは、IT企業勤務の津坂慎也。瑞帆の同僚・麻土香の幼なじみで、料理好きな穏やかな性格。恋愛には無関心だったが、瑞帆と出会い、彼女を支えたいという思いから変化が訪れる。穏やかで誠実なたたずまいの中に、深い感情を秘めた人物だ。
佐藤は、「一人一人のキャラクターが原作よりも濃く描かれている部分もたくさんあったので、この脚本に負けちゃ駄目だなと思いましたし、何よりも最後まで結末が本当に分からない作品だなと思いました。すごく台本を読む手が進む、そんな面白い脚本だなと思いました」とコメント。
自身の役に関しては、「瑞帆に好意を抱き、一番近くで支えようと決心する役で、好青年というか、見ていてもほほ笑ましいと思います」と話し、共演者については「伊原さんはテレビで見ていた印象そのままで、本当に明るくて、そこにいるだけで皆に力を与えてくれるようなパワーを持っている方だなと思いました。渡邊さんは、今回初めてご一緒させていただくのですが、とてもクールで物静かな方かと思っていたら、話してみると全然そんなことはなくて、すぐに仲良くしていただいたので、とても心強いです！」と、信頼感とチームの雰囲気の良さを伝えた。
加えて、「夏場の撮影なので、体力がいると思うんです。それを乗り切るためにはやっぱり差し入れですね！ 僕は変わった差し入れをする自信があります（笑）。差し入れ頑張りたいと思います！」と笑いつつ、「一人一人の登場人物がとても個性豊かで、濃いキャラクターばかりですし、初回から最終回まで、きっと予想のつかない展開が待っていると思います。毎週楽しみにしていただけたらうれしいです！」と期待を込めた。
そして、渡邊が扮（ふん）する郷田肇は、会員制バーを運営する個人投資家。偶然見かけた瑞帆に好意を持ち、彼女との距離を縮めようとするが、その過程でストーカー行為に走ってしまう。大口顧客として接点を持ちながら、異常な執着心で瑞帆に近づいていく危うさが魅力のキャラクターだ。
渡邊は、「見えてこない展開というのが本当に面白くて、これがドラマで映像になった時に視聴者の方がSNSで考察するイメージが見えたので、何回も見てもらいたいですし、そう思ってもらえるような作品にしたいなと思いました」とコメントし、「瑞帆にストーカーをしながら、いろんな人との間柄の中で、いろんな表情を持っているのが郷田という役です。動機は純粋でありたいというキーワードが自分の中にあるので、そこを大事に演じたいと思います」と役に込める思いを語る。
共演者については、「2人とも明るいんですよ。伊原さんはずっと笑顔で、現場にいてくださるだけで明るくなる存在です。佐藤さんは初めましてですが、もう既にしゃべってくださるんです（笑）。いろいろとエピソードを話してくれるので、自分にとって2人とも『shiny（シャイニー）』です。楽しそうな現場になると思っています！」と笑顔を見せ、「基本的に楽しい現場にいたいなと思っているタイプですが、役柄もあるので2人とは距離を取りながらやっていけたらなと思っています（笑）。楽しくいきましょう！」と、役柄との距離感を大切にしつつ、現場への期待をにじませる。
続けて、「いろんな登場人物の目線に立って見ると、新しい発見ができる作品になっているんじゃないかなと思います。ぜひ何周もしていただきたい作品です。そういうふうに作るつもりで頑張りたいと思っておりますので、ぜひリアルタイムでご覧になっていただけたらと思っております！」と締めくくった。
原作者の長江氏は、今回のドラマで監督も担当。「この小説を書いた時は、まさかドラマになるとは思っていませんでした。しかもこのような豪華キャストが出演し、監督までさせていただけるとは、この上ない喜びです。私の集大成的作品となるべく、連日撮影に臨んでいます。素晴らしい映像が撮れていますので、早く皆さんに見ていただきたいです」と制作現場での手応えを明かす。
さらに、「今回のドラマは、原作とは違う驚愕（きょうがく）のラストが待ち構えています。そちらもぜひ、ご期待ください」とオリジナル要素にも言及。「本作を書くきっかけになったのは、ある恐ろしい夢を見たからでした。自分が何か人殺しのような重罪を犯して、警察から追われて必死に逃げている夢なのです。起きて夢だと知って安堵（あんど）するのですが、その中で体験した生々しい感覚は中々消えません」と執筆の原点を明かし、「本作の主人公である瑞帆も、悪夢のような状況に追い込まれ、もがき苦しみます。一体彼女に何が起きているのか？『恋愛』という名の地獄に落ちた彼女はどうなってしまうのか!? このドラマをご覧いただき、全10話に仕掛けられた謎を解き明かしてください」と、視聴者に向けて強く呼びかけた。
本作を手がける廣田晃二プロデューサーは、「カルト的な人気を誇る『放送禁止』をはじめとした“禁止シリーズ”の原作者であり、今回監督も務められる長江さんとホラードラマの企画を練る中でたどり着いたのが、この『恋愛禁止』でした」と企画の出発点を明かし、「原作は“ホラー”の要素を含みつつ、根底には“愛に対する執着”があり、その執着ゆえに道を踏み外していく人物たちの姿が描かれている“恋愛の業”の物語です」とその魅力を伝えた。
加えて、「原作の不気味な空気感を生かしつつ、脚本の遠山絵梨香さんがそれぞれのキャラクターの“信じる愛”を丁寧かつ大胆に描いてくださいました。物語が進むごとに主人公・瑞帆を追い詰める人物たちが次々に登場し、スピード感ある展開に仕上がっています」と見どころを紹介。
キャスト陣については、「伊原六花さんは、元恋人を衝動的に殺してしまうハードな役どころを背負いながら、日々現場を力強く引っ張ってくださっています。佐藤大樹さんは瑞帆を静かに見守る慎也を、思わず“尊い”と感じてしまうほどの優しさで演じてくださっており、渡邊圭祐さんもストーカーという難役に真摯（しんし）に向き合いながら、新たな一面を見せてくれています」と称賛。
そして、「“愛”に振り回される登場人物たちの切なさに加えて、『禁止』シリーズらしい伏線や真相解明へのヒントなど、ミステリーとしても楽しめる要素が満載です」とした上で、「原作とは異なるドラマ完全オリジナルの展開、そして予想を裏切るラストもぜひご期待ください」と力を込めた。
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