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木村文乃がラウールに個人授業!? 7月木曜劇場「愛の、がっこう。」禁断かつ純粋な“愛”を学ぶ2025/05/21 05:00

木村文乃がラウールに個人授業!? 7月木曜劇場「愛の、がっこう。」禁断かつ純粋な“愛”を学ぶ

 木村文乃が、フジテレビ系で7月スタートの木曜劇場「愛の、がっこう。」(木曜午後10:00)にて、主演を務めることが分かった。真っすぐ過ぎる高校教師役を担い、ラウールSnow Man)が演じるホストと“愛”を学んでいく。

 本作は、堅い家庭で育った真面目すぎる高校教師・小川愛実(木村)が、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)と出会い、言葉や社会を教える秘密の“個人授業”を開始。擦れ違うことすらないはずの2人が出会い、個人授業を続ける中で、次第に距離を縮めていく。さまざまな批判や非難、憎しみ、嫉妬が容赦なく襲う2人が、大きな隔たりを越えてひかれ合っていく姿を描くラブストーリー。

 「白い巨塔」(2003年)「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」シリーズ(14年~)(共にフジテレビ系)でタッグを組んだ脚本家・井上由美子氏と、演出家・西谷弘氏が再びタッグを組み、「恋への憧れの扉」をこじ開けるような、新たなラブストーリーがこの夏、誕生する。

 フジテレビ系連続ドラマ初主演となる木村が演じるのは、私立ピエタス女学院高等学校葵組の担任で現国教師の小川愛実。ホストクラブなどは縁遠いほど古い価値観を持つ家庭に育ち、親の言うとおりに過ごしてきた。父親に勧められ母校の教師になるなど、何かと両親のいいなりで生きてきた。慎重な性格で真っすぐ過ぎるが故に、過去に一度、大きな過ちを犯したことがある。恋愛面においては奥手で、あまり深い付き合いをしてこなかった。

 そんな愛実は、父親の紹介で出会った男性からプロポーズされる。しかし、彼の発言に引っかかる節があり返事を先延ばしにしている愛実は、父親から「結婚を決めたのならぐずぐずするのはよくない」と言われ、さらに頭を抱えてしまう。そんな中、勤務先の高校では保護者から理不尽なことを言われ、授業では生徒たちから見向きもされず学級崩壊の危機が迫っていた。「こんなところから逃げ出したい」と嘆く日々の愛実の元に「生徒が悪徳なホストにだまされた」という信じられない連絡が入り、世界が一変する…。

 真面目さゆえ不器用で、恋も夢も失った過去を持つ教師という役どころで主演を務める木村は、「井上由美子さんのオリジナル作品に関わることができる喜びと同時に、底知れぬ緊張感もありましたが、私のキャリアの中でも恋愛ものというのは珍しいので、このタイミングでお話をいただけたことにご縁を感じ二つ返事でやります、でした」とコメント。

 演じる愛実については「危なっかしい人だなあと思いました(笑)。私は愛実ほど物事を真に受けないことと、周りに参考になる人もいなくて役作りはとても悩みました。西谷監督に悩んでいることを打ち明けた時『サイモン&ガーファンクルのスカボロフェアが流れるようなイメージかな』とおっしゃっていたことが印象的で、何かに迷ったときに思い出すようにしています」と説明し、さらに「リハーサルを重ね撮影が始まると、自分一人ではなくスタッフの皆さん、キャストの皆さんから得られるヒントがたくさんあり、一緒に作り上げていく楽しさを日々感じています。冒頭から危なっかしさが満載ですが、“西谷マジック”にかかるとどこかクスッともなれるので、西谷監督ならではの演出も楽しんでいただけたらと思います」と付け加えた。

 ラウールの印象を聞かれると「すばらしいダンススキルなどセンスに長けていて器用な方というイメージでしたが、先日愛実とカヲル、2人だけのシーンを初めて撮影した時に、とても努力家なんだろうなと感じる瞬間がありました。10分以上の長回しで撮影したのですが、アドリブを次々に出してくださって、その一つ一つにとても心がこもっているんです。ラウールさんが投げてくださる球を壊さないようにと、私も豊かな心で撮影に臨むことができました。2人のこれからが見える重要なシーンだったので、想像を膨らませながらお芝居のキャッチボールができて楽しかったです」と打ち明けた。

 そして「誰もが抱えているであろう、他人に知られたくない失敗や傷ついた瞬間を全部さらけ出して、自分が一番ほしかったものを求める姿が描かれていく作品だと思います。木曜夜10時、お疲れを感じている方も多いかもしれません。そんな中でこのドラマを見てくださる方の心の琴線に触れ、明日への活力になれるような作品にしたいです。ぜひご覧いただけたらうれしいです」と呼びかけている。

 一方、ラウールは、ホストクラブ「THE JOKER」に勤務するホスト・カヲル役を務める。家庭環境が悪く、母親からの愛情をあまり受けていないカヲルと年の離れた弟は、学業がおろそかになっており、義務教育も満足に受けられなかった。そのため、漢字の読み書きを始め勉強が苦手。客への連絡は電話ばかりだが、人なつっこい笑顔とトークスキルを武器にのし上がり、「THE JOKER」のNo.7まで上ってきた。No.1ホストのつばさに横やりを入れられながらも女性を相手に日々必死に生きている。

 ある日、愛実の生徒が、高校生ということを隠して「THE JOKER」に通っていたことが発覚。しかも、彼女はカヲルの客だった。生徒を連れ戻すため、教師として店に駆け込んできた愛実と出会ったカヲルは、女子生徒と二度と連絡をしないことを約束する念書を書いてほしいと言われるが、これまで誰にも言わずに秘密にしていた問題が愛実に知られてしまう――。

 Snow Manの最年少メンバーながら、圧倒的なダンススキルを誇るラウールは、本作で、ゴールデン・プライム帯の連続ドラマ初出演、ならびにフジテレビ系連続ドラマ初出演を果たす。初のホスト役にチャレンジするにあたり、現役ホストの方の指導の下、ホスト役のキャストたちと何度もリハーサルなどを重ね、撮影に臨んでいるラウールは「この作品を手がける脚本の井上さんや監督の西谷さんは、お二人とも僕が夢中で見てきた大好きな作品を手がけてこられた方々なので、オファーをいただけてとてもうれしかったですし、ホスト役のお話をいただいて、自分がホストになる想像がつかなかったので面白そうだなと思いました」と振り返った。

 台本を読んで「とても面白かったです」と語り、「木村さんが演じる愛実さんも、僕が演じるカヲルもキャラクター性が面白くて。完璧ではないリアルな人物像が絶妙なバランスで描かれています。『文字だけでこんなにワクワクするなんて!』とびっくりしました。カヲルは育ちが悪いし、野心を持っているホストだけど、実はピュアさを秘めた人です。西谷監督と初めてご一緒するのですが、お芝居のヒントをたくさんいただいて、僕の中でのお芝居への向き合い方が変わってきています。クランクイン前から西谷監督に何度も稽古をしていただいたり、ディスカッションをさせていただいたりして、今、全幅の信頼を寄せて撮影に臨んでいます。今後、自分がどうなっていくのか、僕自身も楽しみです」と話し、真摯(しんし)に役と向き合っている様子。

 木村と共演して「今までたくさんの作品に出られてきた素晴らしい演技をされる方なのに、とても謙虚な方で、年下の僕に対してもいつも温かく接してくださり、早くもリスペクトさせていただいています。空気感も落ち着いていらっしゃって、現場にいい意味での静けさと落ち着きと温かさがあります」と話した。

 最後に、「立場や年齢、生きてきた環境、価値観の異なる愛実とカヲルが心を通わせていく物語です。近づけば近づくほど、反発したり心が苦しくなったりすることも…。僕は視聴者として2人の関係性が進んでいくことを応援しながら見るタイプですが、『いや無理でしょ!?』『やめておきなよ』と思いながら見るのもいいですし、それぞれの楽しみ方で見ていただけたらと思います。放送後に、2人の恋愛に肯定派か、否定派か、で盛り上がっていただけるのでは? ぜひ、放送を楽しみにしてもらえたらうれしいです!」とメッセージを寄せている。

 ドラマを担当する栗原彩乃プロデューサーは「“高校教師とホストのラブストーリーを考えている”と井上さんから初めてうかがった時、『禁断? ドロドロ?』と、いろいろな言葉が浮かびましたが、脚本を読ませていただくと、本作はどこまでも切なく澄んだ不器用な愛の物語だと感じました。経済や学歴、あらゆる格差が広がり、もはや分断ともいえるような社会の中で、互いの間にある高い壁を乗り越えてゆく2人の愛と勇気を描きます」と説明。

 続けて「木村文乃さんが演じてくださる主人公・愛実は、真面目が故に生きることが下手くそな高校教師です。いつも張りつめたようにシャンと伸びた木村さんの背筋から、“正しくあらねば”と思う愛実の息苦しさがひしひしと伝わってきます。一方、ラウールさん演じてくださるカヲルは、夜の世界を自由気ままに泳いできたホスト。時折ふと見せる憂いの表情から、愛に恵まれなかった過去が垣間見え、胸をつかまれます。全く違う世界を生きる愛実とカヲルですが、同じように孤独を抱えていることを知り、ひかれ合っていく…。少しずつ少しずつ愛が育っていくさまを、異なる魅力を放つ木村さんとラウールさんが、かわいらしく丁寧に表現してくれています」と、現場の様子を明かした。

 さらに「誰かを愛することは、どうしてこんなにも難しく苦しく幸せなのだろうと、2人を見て感じる毎日です。早く視聴者の皆さんとこの気持ちを分かち合いたい! 井上さん、西谷監督をはじめとする精鋭スタッフ陣、そして木村さん、ラウールさんほか豪華キャスト陣がチーム一丸となって物語の海を泳いでいます。7月の放送にぜひご期待ください!」とアピールしている。

 このたび、初解禁された、昼の学校にいる愛実と夜のネオン街にいるカヲルのビジュアルには、それぞれの場所で生きる2人の孤独な表情が映し出されている。真逆の世界を生きる2人がどのように出会い、どのように愛を学んでいくのか…。木村が演じる高校教師とラウールが演じるホストが紡ぐ、禁断だけど“純粋な愛”の物語に期待が高まる。



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