神山智洋主演「ミッドナイト屋台」第6話。竹中直人のコメント到着「神山さんは集中力のある役者」2025/05/16 20:00
フジテレビ系では5月17日に、神山智洋（WEST.）が主演を務める土ドラ「ミッドナイト屋台～ラ・ボンノォ～」（土曜午後11：40＝東海テレビ制作）の第6話を放送。僧侶の方丈輝元（中村海人/Travis Japan）の父・輝徳役で出演している竹中直人が、若い俳優たちとの共演や、家族にまつわる食の思い出などを語った。
「ミッドナイト屋台～」は、味覚を失ったすご腕フレンチシェフ・遠海翔太（神山）と、味覚の鋭い落ちこぼれ僧侶・輝元がコンビを組んで、平日の夜のみ、寺の境内でおしゃれな屋台をオープン。客にとってのオンリーワンメニューの注文を受けることで、客のおなかと心を優しく包み込む2人が、客との交流を通じて一歩踏み出していく様子を描いたオリジナルドラマ。
今回の現場はとても楽しいと語る竹中。その理由について「お芝居の基本は、相手のお芝居を受けることだと思っています。どんな役でも共演者によって全く違うものになる時もあります。最近は、自分より若い人たちと共演することが本当に多くなりました（笑）。それはとても新鮮な体験です。ゼロに戻る感じとでも言うのかな…。常に新たな気持ちで臨むことができます」と述べた。
映画「裏社員。 スパイやらせてもろてます」（現在公開中）で共演したばかりの神山のことを聞かれると「彼の演技はとても安定していますね。調理をする時の手さばきもお見事です。集中力のある役者さんだと思いました」と絶賛した。また、中村に関しても「本人は否定するかもしれませんが、そのまんまの海人くんです（笑）。多分素のままでしょ？ お芝居をしない雰囲気がとてもいい感じです。休憩時間も僕のむちゃ振りに付き合ってくれて本当にありがたいです（笑）」と感謝している様子。
「食」にまつわる思い出深い出来事を問われると「成長した息子が料理を作ってくれた時に、『こんなおいしい料理を作れるなんて…』と感動したり、娘が家族のために作ってくれたリゾットがとてもおいしくてかみ締めて食べたり…。どんな料理でも1人で食べるより、みんなと一緒に食べるほうがよりおいしく感じますよね。あ、それは違うか…。1人でしみじみ食べる料理もロマンチックですよね」と、さまざまなシチュエーションでのエピソードを語った。
本作の印象的なシーンとして「第5話で、方丈家のみんなと翔太くんがお好み焼きを作るシーン」を挙げると「輝徳と真耶は長男の輝善（宮崎秋人）を亡くしています。お好み焼きは輝善との思い出に深く関わっていて…。失うなんて想像もしていなかった長男を思い出すシーンはとても苦しくせつないです」と振り返った。
続けて、第6話の見どころについて「方丈家の三男・輝昌が突然帰省します。輝昌は輝元とはタイプが違い、完璧主義者なんです。その完璧主義の輝昌が輝元の行動にイライラしない訳がない！ 輝昌に追い詰められていく輝元がとっても面白いです。輝昌を演じる大西利空くんの演技がこれまた素晴らしい！ 神経質な感じがたまらないです。そして、輝昌が帰ってきたことをきっかけに、輝元も知らなかった、輝徳のとんでもない秘密が暴露されてしまいます。こりゃあかなり大変です!! それもぜひ、楽しみにしていてください」とアピールした。
最後に「“真夜中の屋台”というだけでロマンチックな感じがしますよね。でも屋台って、以前ほど見かけなくなったような気がします。ぜひともこのドラマで屋台にいる気分を味わっていただけたらうれしいな…。皆さん、ミッドナイト屋台で繰り広げられるひとときの夢を、柔らかくふんわり楽しんでいただけるとうれしいです…」とメッセージを寄せた。
今週の屋台めしは「ミニョネット親子丼」。翔太はこの一品を方丈家の三男・輝昌（大西利空）のために作るのだが、実は輝昌は精進料理しか口にしない輝徳に倣い、肉や魚はもちろん、卵や乳製品も一切取らないヴィーガンを貫いている。だが親子丼といえば、鶏肉と卵が不可欠。そんな料理を輝昌に食べてもらおうとする翔太の真意は何なのか？
「ミニョネット親子丼」のミニョネット（mignonnette）とは、フランス料理の用語で、粗く砕いた黒胡椒のこと。細かくひいたこしょうでは出せない粗びきならではのピリッとした刺激が、料理を引き立ててくれる。また、パリっとした食感を楽しんでほしいと、鶏肉を皮目から焼いたり、最後に卵黄で飾り、色鮮やかな丼に仕上げるなど、一流シェフとして実績を積んだ翔太ならではのアイデアがあふれている。神山も「味が濃いわけではないのに、深みのあるしっかりした味わいを楽しめる」と絶賛。撮影中から「ぜひ自宅でも作りたい」と語っていた。
第6話。輝元の発案で始めた「数珠タピオカ」が好調で、翔太たちの屋台は昼も営業を始めた。すると、輝元の弟で1人暮らしをしている大学生の輝昌が突如帰省する。信仰心があつく父・輝徳を尊敬している輝昌は、精進料理しか口にしない輝徳を見習いヴィーガンを貫いているという。屋台に対して快く思っていない輝昌はことあるごとに屋台に厳しい目を向けるが、そんな彼を見た翔太はかつての自分と同じ空気を感じ…。
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