「にっぽん百低山」百座目は、吉田類のホームマウンテン・高尾山の魅力に迫る2024/10/31
NHK BSでは、酒場詩人の吉田類が全国の低山を訪ねその魅力を堪能する「にっぽん百低山」(金曜午後5:00)が、2020年11月の番組開始から4年目を迎え、千葉県・鋸山からはじまった低山巡りが、ついに百座を達成した。
11月8日の放送では、記念すべき百座目となる、東京都・高尾山を紹介する。標高599mの高尾山は、年間300万人という、世界一の登山者数を誇り、日本を代表する低山であり、吉田が足しげく通うホームマウンテンでもある。なぜ高尾山が古来多くの人々をひきつけてきたのか、その謎に迫る。
低いながらも人々に愛され、物語を秘めた山を紹介する「にっぽん百低山」。手軽に登れる低山を舞台に、その土地の暮らしとのつながりや歴史、信仰など、低山にまつわる知られざる物語を吉田とともに発掘してきた。このたび、百座達成の山に選定された高尾山の人気は今に始まったことでなく、江戸時代には多くの参詣者が訪れ、さらに古くから人が登っていた記録が残っている。人々が高尾山にひきつけられる理由は、古代日本人の信仰に根ざす“特別な聖地”だったからだという。
その他にも、高尾山通の吉田も初めて歩いたという、喧噪(けんそう)とは別世界の登山道や、俳句や絹織物にまつわる高尾山の知られざる歴史なども紹介する。
百座達成した吉田は「百低山をはじめて4年、気が付いたら百座に達していました。百ということで、自分の内側で何かを乗り越えたというか、百座全部が修験(しゅげん)の登山だったのかもしれません。精神的に一歩進んだんだ、という気持ちが妙に心の中に残っています」と、これまでを振り返った。
そして、百低山を歩いてすごかったことは「美しさ」と答え、「眼下に海が広がり、人の街があって、雄大な景色の中の一部に組み込まれた形で見えるのは、やっぱりその低山そのもの。予想外の美しさを持っていました。低山は、里山に近いところなので、人々の生活と結び付いていて、人々の信仰、それは自然崇拝から起こる古いものであったり、修験道の教えであったり、そうした信仰の対象、中心でもあり、非常に奥深い。そういった山への思い、自然観は日本列島独特のものではないでしょうか。これからもこんなすごい列島があるよ、ということをどんどん宣伝していきたいと思っています。これからも二百、三百、四百と行きたいと思っています」と、熱い思いを語った。
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