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【福岡よしもと常設劇場記念リレーインタビュー/第1回】作業着にヘルメット!「博多のおいさん」マサルとは?2018/08/13

 上方と江戸。“お笑い”というと、その2地域のイメージが強いだろう。しかし関西より更に西の九州・福岡が、以前にも増してお笑いのホットスポットになろうとしている。吉本興業が、2018年4月に芸人を養成する「吉本総合芸能学院」(通称・NSC)福岡校を開校。そして来たる9月1日福岡市中央区・天神ビブレ8階に常設劇場「よしもと天神ビブレホール」をオープンさせる。

 博多ニュースではその劇場のオープンを記念して、福岡で活躍する吉本興業所属の芸人にインタビュー! オープンまでの1カ月弱、連載企画として盛り上げていく。

 記念すべき第1回のインタビューは、マサル!

 作業着にヘルメット。工事現場などで見たことのあるいで立ちで、最近ではメディア露出も徐々に増えてきた芸歴7年目の若手芸人である。今年の2月に行われた「九州新喜劇」の旗揚げ公演では、舞台となる和菓子店の三男坊を好演し、観客に今後の活動の幅広さを期待させた。そんな彼のプロフィールを確認すると、趣味の欄には解体や山笠といった趣味らしからぬワードが並んでいる。一体マサルというのはどんな芸人なのか…?

──今日はよろしくお願いします。早速ですが、マサルさんが芸人を志したきっかけから教えてください。

「僕、元々コンビだったんです。相方は中学校の同級生で、お互いに『お笑いやりたいね』とは言ってたんですけど、上京する金もなく…。『福岡よしもとを受けてみらん?』って(相方から) 言われて。2012年にオーディションを受けました」

──最初はコンビとして福岡よしもとに入られたということですか?

「そうです。コンビで4年やって、今はピン芸人として活動しています」

──プロフィールを拝見したんですが、趣味の解体や山笠っていうのはどういうことなんですか?

「昔仕事で建物の解体をしていて。僕、解体とか塗装とか建築に携わる仕事の歴が10年くらいあるんです。芸人しながら、アルバイトで解体の仕事をしたこともあります」

──では、山笠というのは…?

「僕今31歳なんですけど、31回山笠(博多祇園山笠)に出てるんです! 赤ん坊の頃から、じいちゃんが出してくれてて。もう気付いたら出てたみたいな(笑)」

──そんな生粋の福岡県民であるマサルさんですが、大阪でも東京でもなく「福岡だから」ということを意識したネタ作りなど、気にしている点はありますか?

「地域密着ということですかね。華大(博多華丸・大吉)さんよりも濃い博多弁を使うことを意識しています。『あ~おるおる!』みたいな、居酒屋にいるおいさん(おじさん)のイメージです」

──そういうおじさんって少し気性が荒いイメージがあるんですが、そこもバンバン出していかれてるんですか?

「はい。出してますね。しかも (ネタの設定は) 工事現場のおいさんなんで(笑)。でもメッチャ面倒見いいみたいな。なんか憎めない博多のおいさん」

──ではそうやってネタを作って、芸人として活動していく上で尊敬する人は誰ですか?

「元々はトータルテンボスさんみたいな漫才がしたかったんです。あとは中川家さん! パンクブーブーさん、華大さん…いっぱい出てきますけど(笑)、コンビの漫才師さんってかっこいいなーって思ってました。ピンになってすごいなって思うのは、くまだまさしさんですね。スベったところ見たことないので。本当すごいと思います。あとは『R-1ぐらんぷり』で優勝された華丸さんもですね。すごいな1人で…っていう」

──福岡でNSCが4月に開校になりました。逆に今度は、これから出てくる後輩に対して思うところはありますか?

「僕、オーディションで吉本に入ったので、NSCに行ってないんです。芸人になる前に下積みで1年間勉強して、舞台に立つって結構でかいと思うんですよ。僕らは所属してから学んだので」

──では、そんな後輩たちへのメッセージは?

「ちょっとお手柔らかにお願いしたいというか…、もうちょっと待ってって感じです(笑)。僕が売れたら、引っ張り上げたいですね。まず僕が売れたい! でも後輩たちとは、いつかみんなで何かしたいですね」

──近々単独ライブをすると伺いましたが、会場が大きいそうですね。

「福岡よしもと約30年の歴史でいまだない、ピン芸人で500人収容の会場でのライブです。僕100人キャパで2回単独ライブしてるんですけど、7割ぐらいしか埋まったことないんですよ。でも最近メディアとか少し出させてもらっているし、勝負しようということになり最初300人くらいの予定だったんです。それが、もう100いけんじゃね? もう100いける?みたいになり…。だからほぼノリです(笑)」

──(笑)。今売れ行きはどうなんですか?

「半分くらいです。今の段階で300はいけるかなと思ってます。僕チケット手売りしてるんですけど、チケットがはけないとネタも考えられないっていう(笑)。今すごくドキドキしてます」

──9月には専用劇場もできます。劇場でやりたいことなどありますか?

「せっかく福岡でやるので博多弁を使った福岡らしいものをやりたいです。目指すところは、TEAM NACSみたいな演劇ユニットの福岡バージョン。実は…僕が声をかけてNSC生も含めて、10人でよしもとの演劇ユニットを立ち上げたんです。劇場で月1回レギュラー公演を行って行く予定です。近々発表できるかと思います」

──では劇場ではその演劇ユニットの公演と、個人のネタという活動になるわけですね?

「はい。あとは、ネタだけじゃなくワークショップみたいなこともやりたいです。例えば子どもと一緒に遊べるレクリエーションとか。あとは僕のキャラを生かして、小さい工作作りとかですね。他の先輩方も、そういったことをされているので」

──では最後に、今後の活動に向けての意気込みをお願いします。

「もっとメディアに出られるように頑張ります。そして『福岡 マサル』『福岡 ヘルメット』とかで検索すると一番に出てくるようになりたいです。今、『福岡 マサル』で検索すると(フィギュアの)ザギトワ選手の犬が出てくるんですよ(笑)。まぁ僕もそれに乗っかろうとしてますけどね。僕は吉本の犬ですよって(笑)」

 マサルは、インタビュー中も山笠の手ぬぐいで汗をぬぐうなど“福岡愛”にあふれていた。普段の彼からあふれる“愛”が親しみやすい博多のおじさん像を、よりリアルにしているのかもしれない。熱い心意気を持った「博多のおいさん」が、福岡のテレビをにぎわせてくれる日もそう遠くはないだろう。おいさん、たのんどくばい!

【プロフィール】 

マサル
1987年6月13日生まれ。福岡県出身。博多のおいさんというキャラが人気で「めんたいワイド」(FBS福岡放送)、「おとななテレビ」(TVQ九州放送)などに出演中。8月26日に行われる「九州新喜劇」にも出演予定。

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