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風間俊介と中村映里子が杉咲花主演「アンメット」初回ゲスト。脳梗塞の後遺症に苦しむ妻と寄り添う夫役2024/03/27

風間俊介と中村映里子が杉咲花主演「アンメット」初回ゲスト。脳梗塞の後遺症に苦しむ妻と寄り添う夫役

 風間俊介と中村映里子が、フジテレビ系で4月15日にスタートする連続ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(月曜午後10:00=関西テレビ制作、初回15分拡大)の初回ゲストとして出演することが分かった。

 杉咲花が主演する「アンメット ある脳外科医の日記」は、原作・子鹿ゆずる氏&漫画・大槻閑人氏による「アンメット-ある脳外科医の日記-」(講談社「モーニング」連載)を実写化するもの。主人公のミヤビは、1年半前に不慮の事故で脳を損傷し、重い後遺症を抱える脳外科医。過去2年間の記憶がなく、さらに今日のことも明日にはすべて忘れてしまう。寝て翌朝起きたらすべてがリセットされてしまう彼女に許されている仕事は、看護師の補助的な仕事だけ。医療行為は一切できない。しかし、医師であることを諦めかけたミヤビの前に、変わり者の脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)が現れる。空気を読まず、強引でマイペースな彼の言動によって、ミヤビはもう一度、脳外科医としての道を歩むことに。そして、そんなミヤビを、主治医である大迫紘一(井浦新)も応援。周囲の心配や反対を受けながらも、ミヤビは脳外科医として、新たな一歩を踏み出していく。

 中村が演じるのは、長い下積みを経てようやく花開きつつある俳優の赤嶺レナ。風間は、レナのマネジャーであり夫の江本博嗣役を担う。売れない頃からずっと二人三脚で歩んできた江本夫妻は、努力の末にようやくつかんだ初主演ドラマを控えたある日、レナが突然脳梗塞で倒れてしまう。脳外科医の三瓶の治療により危険な状態は脱したものの、レナには失語症という後遺症が残り、俳優でありながら読み書きすることも、言葉を発することもできなくなってしまう。脳外科医のミヤビは、絶望する2人の姿に心を痛め、寄り添おうとする。しかし、自らも記憶障害という重い後遺症を負っているため、医療行為をすることは許されておらず、ミヤビだからこそできるアプローチを試みる。

 妻・レナの一番の理解者であり協力者でありながら、何もしてあげられないもどかしさに苦悩する江本を表現した風間は、台本を読んでの感想を「なんてすてきな物語なのだろうと思いました。幾重にも重なったキャラクターたちの思いが、素晴らしいハーモニーを奏でている台本だったので気合が入りました」と明かす。

 また、江本を演じてみて、「杉咲花さんが演じるミヤビ先生の事情を知らない役でしたし、家族が突然病に倒れるというのは他者を思いやる余裕もなくなると思うので、ただただ、妻であるレナを思う姿を見ていただけたらと思っていました。しかし、撮影現場ではミヤビ先生の心情を丁寧に表現する杉咲さんのお芝居に感動し、この作品への思いと覚悟が日に日に増していく幸せな時間でした」と語り、撮影を振り返った。

 作品の見どころについては、「1話に参加させていただき、このドラマの魅力を一足先に感じさせていただきました。素晴らしいドラマです。第1話を見ていただければ、私と同じように皆さまにも魅力を理解していただけると思います」と手応えを伝えつつ、「第2話以降は私もテレビの前で、物語の行く末を楽しみにしたいと思います。まずは『アンメット』第1話を、ぜひご覧ください」と呼び掛けている。

風間俊介と中村映里子が杉咲花主演「アンメット」初回ゲスト。脳梗塞の後遺症に苦しむ妻と寄り添う夫役

 一方、失語症に苦しむ俳優という、難しい役どころに挑んだ中村。「脳の病気や後遺症のこと、そこで闘っている脳外科医や患者さんとその家族や周りにいる人たちのことが、とても誠実に描かれていました。ひとくくりにはできないさまざまなメッセージを投げ掛けてくれました。また、記憶障害がある脳外科医のミヤビが、今しかない今を全身全霊で生きて患者と向き合っていくさまは、とても魅力的で、現代を生きる私たちが失いかけてしまっているかもしれない大切な何かに気付かされるような気がしました」と心境を述べる。

 また、演じるレナに関しては、「赤嶺レナという人物のこれまでの人生をたくさん想像しました。女優として強い意志を持ちながら、懸命に諦めることなく生きてきた女性だと思っています。そんな人が脳疾患の後遺症で失語症患者となってしまいます。生半可な気持ちでやれるような役ではないと、言葉を失う、ということにも必死で向き合わせていただいたつもりなのですが、ずっと不安でした。“心”をめいっぱい使って演じるしかないと思いながら臨んでいました。また、現場ではYuki Saito監督をはじめとするスタッフの皆さん、共演者の皆さん、医療監修の先生方のお力に助けていただきながら演じられたと思っています」と話し、真摯(しんし)に役と向き合ったことがうかがえる。

 そして、「医療現場のリアリティーや、医師、患者やその家族たちの心を限りなく真っすぐに描こうという挑戦をしているチームが作っています。ものすごいパワーを持ったドラマになっていくような気がします」と期待を込め、視聴者に向けて「失語症の症状の程度は人によってさまざまだそうですが、レナはどのように言葉を失ったのかという描写や苦悩を見ていただき、失語症への理解が少しでも広がればいいと思います。レナが言葉を失った暗闇の中で、一緒に光を探してくれる家族や医師たちとの関わりを見ていただけたらと思います。そこに静かに強く振動しているものが、すべての人へ、それぞれの形で響いてもらえれば幸いです」とメッセージを寄せている。


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