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杉咲花が「アンメット ある脳外科医の日記」で主演。医師役に初挑戦2024/02/19

杉咲花が「アンメット ある脳外科医の日記」で主演。医師役に初挑戦

 杉咲花が、フジテレビ系で4月にスタートする連続ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(月曜午後10:00=関西テレビ制作、開始日未定)で主演を務めることが分かった。主人公が記憶障害の脳外科医という前代未聞の医療ドラマで、初の医師役に挑戦する。

 「アンメット ある脳外科医の日記」は、原作・子鹿ゆずる氏&漫画・大槻閑人氏による「アンメット-ある脳外科医の日記-」(講談社「モーニング」連載)を実写化。子鹿氏自身が元脳外科医ということで、作中に登場するさまざまな症例や医師たちの生きざまがリアリティーをもって描かれており、医療従事者のみならず、各方面から絶賛されている。今回のドラマ版では、そんな原作の魅力を生かし、複雑な脳神経外科の世界と、そこに生きる人々の姿をしっかりと映し出していく。

 杉咲が演じる川内ミヤビは、1年半前に不慮の事故で脳を損傷し、重い後遺症を抱える脳外科医。過去2年間の記憶がなく、さらに今日のことも明日にはすべて忘れてしまう。誰と何を話し、何に喜び、何に悲しんだのか。寝て、翌朝起きたら、すべてがリセットされてしまう彼女に許されている仕事は、看護師の補助的な仕事だけ。医療行為は一切できない。

 それ故に医師であることを諦めかけたミヤビだったが、彼女の前に、変わり者の脳外科医・三瓶友治が現れる。空気を読まず、強引でマイペースな三瓶の言動によって、ミヤビは医師としても患者としても助けられ、導かれるミヤビ。そして、次第に“消えた2年間の記憶”の中に隠された謎が明らかになっていく。取り出せなくなっているミヤビの記憶の中にある大きな秘密と、彼女の“本当の思い”とは?

 初めて医療ドラマに臨むにあたり、杉咲は「頑張れなくてよくて、立ち止まってよくて、変われなくていい。あなたがあなたという人間と付き合っていくことを諦めなければ、それは美しい姿なのだという、本作の根っこにあるメッセージに、心をなでられるようでした。この物語を大切にお届けしたいです」と力強く語り、意欲を燃やす。

 原作の子鹿氏は「言葉、記憶、技術…。これらは脳の別々の部位が担当していることが解明されています。しかし“心”はどこにあるのか、その正体さえも曖昧(あいまい)なままです。原作では、私自身の経験を踏まえて脳障害の後遺症を正確に描くとともに、それと闘う人たちの心に焦点を当てました。ドラマ化にあたり、製作スタッフの皆さま、ならびに杉咲花さんをはじめ実力派俳優の方々により、原作を超越した見事なドラマに仕上げていただけそうで大変感謝しています。本ドラマが、一般視聴者の方々のみならず、当事者・ご家族の皆さま、医療福祉関係者の皆さまへの応援になれば幸いです」と期待を込めている。

 漫画担当の大槻氏も「実は『アンメット』という作品、企画段階から『ドラマ化するといいなあ』と思い、その願いを込めながら自分なりに工夫をしてきました。僕自身は医療者ではないので分からないことも多く、子鹿さんをはじめ、多くの医療・福祉関係者の皆さまにご協力いただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。物語を絵に、漫画にする作業を通じて、『アンメット』というバトンをよい形で受け渡せているとしたら、これほどうれしいことはありません」と喜びを伝えている。

 また、ドラマを担当する米田孝プロデューサーは「企画し始めた直後、母に脳腫瘍が見つかりました。予後不良の状態でしたが、開きにくかった目がパッチリしてきた、今日は歩いて買い物に行けた、家族が集まるのが楽しみだ、などとささいな希望を見つけては、母は笑っていました。悩みや苦しみの中にあっても、ほんの少しの希望があれば、人はちゃんと今日を明日につなげて、前を向いて生きていけるんだなと、母は私に感じさせてくれました」と自身のエピソードを明かす。

 加えて「『アンメット』を直訳すると“満たされない”という意味です。人や社会は光の当たる場所に目を奪われ、その光によってできた影を見過ごしてしまいがち。影の部分で満たされなさを感じる人たちにいかに寄り添い、共生していくか。この原作のテーマに深く共鳴し、おこがましいようですが少しでもその影を希望の光で照らせたら。このドラマにそんな思いを込めています」と作品に懸ける思いを語る。

 そして、主演の杉咲について「クランクイン前からたくさんの時間を共有し、どうしたら自分たちの思いを届けられるか、会話を積み重ねてきました。本当に真摯(しんし)に作品に向き合う姿勢と豊かな発想力に驚かされる日々です。彼女が演じる川内ミヤビが、とても魅力的な主人公になることは間違いありません。人の心を丁寧に描きながら、愉快な登場人物たちやハラハラドキドキの展開で濃いめの味つけを加えて、楽しみながら心温まるエンターテインメントに作り上げていきます! 見てくださった方に、少しでも明日を生きる希望を得ていただけることを願っています」とコメントしている。


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