「時をかけるな、恋人たち」が“恋の逃避行編”に突入! 吉岡里帆の両親役で村上淳&森カンナが登場2023/11/14
フジテレビ系では本日11月14日に、連続ドラマ「時をかけるな、恋人たち」(火曜午後11:00=関西テレビ制作)の第6話が放送される。村上淳と森カンナが、主人公・常盤廻(吉岡里帆)の両親役で登場。40年前の過去において、両親のなれそめの真相と、廻のルーツが明らかになる。
「時をかけるな、恋人たち」は、令和の時代を生きる“つじつま合わせ”が大得意な廻と、その恋の相手役で未来からやって来た井浦翔(永山瑛太)が、タイムパトロール隊のメンバーとして、違法に時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、自らも時空を超えた本気の恋をするタイムパトロール・ラブコメディー。
第6話からは、廻と翔の恋の展開が本格化。ドラマの第2章ともいえる“恋の逃避行編”がスタートする。
タイムパトロールの任期終了の瞬間が迫る中、廻は翔との駆け落ちを決意。2人で暮らすための作戦を練ろうとタイムボードに飛び乗り、廻が生まれる前の1983年に向かう。40年前の海にたどり着いた2人は、夏を楽しむ若者の雰囲気にのまれ、ついつい80年代を満喫して大はしゃぎしてしまう。
するとそこへ、「恋の逃避行ってなんなんですか!」とパトロール隊メンバー・天野りおん(伊藤万理華)が怒鳴り込んでくる。聞けば、廻と翔には心当たりのない書き置きが残されていたそうで、天野はほかの隊員たちに知られる前に、2023年に帰ろうと促す。だが、探していた答えをまだ見つけられない廻と翔は帰るわけにいかない。2人が天野と押し問答を続けていると、突然、浜辺をうろついていたナンパ男が声をかけてくる。男の正体は、廻の父・卓(村上)だった。既に両親が恋人同士だったことを知る廻は、父の軽薄な行動にショックを受け、さらに、この日こそが両親の結婚の決め手となる運命の日だと気付く。
しかし、肝心の卓は天野に恋心を抱き、3人がいる民宿にまで押しかけてくる始末。そのうえ、若き日の母・凪(森)も海に来てしまう。卓の浮気を凪が知れば、2人は破局して廻がこの世に産まれてくることはない。廻と翔の焦りがピークに達したその時、凪の前に思わぬ人物が現れる。
村上は「吉岡さんのお父さん役というのが素直にうれしかったです。(笑福亭)鶴瓶師匠か僕かということです(笑)」と喜び、「現場の雰囲気にずいぶんと助けられました。とても“いい空気感”でしたし、これからのエンターテインメントを築いていくであろう若いスタッフが多かったのですが、非常に頼もしかったです」と、充実した表情で撮影を振り返った。
森も「もともと上田誠さんが主宰するヨーロッパ企画の舞台『サマータイムマシンブルース』が大好きで、何度か鑑賞させていただいたので、上田さんの描く、過去、現在、未来の世界に入ることができてうれしかったです」と話し、「吉岡さんは初共演で、はじめましてだったのですが、とてもチャーミングな方で、5歳しか年齢は変わらないのですが、本当の娘みたいに思えてきて『かわいいな~』とじっとり見つめていました(笑)。瑛太さんも初共演だったのですが、絶妙な表情のリアクションだったりセリフ回しが本当に面白くて、一緒にお芝居をしていてとても刺激的で、瑛太さんワールドに引き込まれました」と好印象だったことを明かした。
さらに、村上は「一方的にかもしれませんが、瑛太くんにはシンパシーのような尊敬のような気持ちがあるのです」と告白。2人で一緒にふらりとコンビニエンスストアに行ったそうで、「その時にした、映画についての会話が心に残っている」と回顧。
実は、永山も「ちょっと不思議なのが『ムラジュンさん(村上)と僕が似ている』って撮影現場で話題になって。吉岡さんも似ているとおっしゃっていて。廻が自分のお父さん役の人に対して、僕と似てると思う感覚を持っているということは、プロデューサーのキャスティング能力のすごさかもしれないですけど、僕の翔の容姿の感じと村上さんの感じと、容姿、中身、芝居のちょっとした振る舞いとかが似てると言われると、僕も『似てんじゃないのかな』と思えてきて、『こういうふうに見えてるんだ、俺!』と、うれしくなりました」と感動したことを明かす。
加えて、「僕の翔のテンションと、村上さんが演じるお父さんのテンションが近かったんですよ。本当に不思議な現象でしたね」という永山は、「よく娘がお父さんに似た人を好きになるみたいな現象があるじゃないですか。まさにあの感じになっていたなと、面白かったです。血がつながっているわけじゃないのに似てるというね(笑)。村上さんとのご縁を感じています」と興奮気味。
これには、村上は「ある種の“シンパシー”のようなものが、少し腑(ふ)に落ちた部分は、僕自身も確かにありました」と同調し、「瑛太くんがいかに役を構築するのかとか。それとカメラが回って、“突発的”な何かをしてしまう性質のようなものですか。脚本に書かれているキャラクターから逸脱してしまうかもしれないギリギリをトライしてみたくなる感じも、言われてみたら“似ている”部分なのかもしれません」と、互いにキャスティングの妙を感じたようだ。
そして、最後に「監督・スタッフ・キャストが、よりよいものを視聴者に届けるんだという気持ちで作り上げたのは間違いなく…。あとは視聴者の皆さまが好きに楽しんでいただけたら幸いです。補足・トキコイに出演できてよかったです!」(村上)、「自分のご先祖さまたちの行動の何かが違ったら自分は存在していない。その連続で自分が誕生していて今がある。そんな奇跡に思いをはせながら、楽しんで見ていただけたらなと思います」(森)と、それぞれメッセージを寄せた。
第6話からは、パトロール隊メンバー・天野の活躍ぶりにも注目。伊藤は「いよいよ、廻と翔が起こす大きな事件を止めに行きます! ずっと感情を表に出していなかった天野が、2人のめちゃくちゃな行動にかき乱されて、どんどん新しい一面を引き出されていきます」と説明し、「第6話は天野の人間味も出てるので、ずっとあの無表情のままではなかったという意味ではすごく安心しました(笑)。ほとんどパトロール基地にいたので、外での掛け合いは新鮮でした。天野推しの方は必見かもしれないです!」とアピール。
第6話からは全体的なムードが変わってくるということで、伊藤は「加速していく2人の本当の逃避行というか、『あっ! 時をかけるって、そういうことか!』と、いろいろなものがつながっていくので、一つ一つ見逃せないです。見逃してしまったら、最後に『ああっ!』と気付けないので、細部までの表情や行動も見ていただきたいです!」と呼び掛けている。
主演の吉岡も「中盤以降は特にSF感が強くなっていって、いろいろな場所にタイムトラベルしていきます。結婚する前の若い頃の両親に会いに行ったりとか、子どもの頃の自分に会いに行ったりとか、SFだからこその出会いがたくさん描かれます。そして、何より未来人と現代人の恋をどう終着させるのかという部分が、本当に面白い構造になっているので、楽しみにしていていただきたいです!」と力を込める。
永山も「中盤からドラマとしての世界観が変わってきます。1話完結ドラマみたいな感じに見えていたところから、本当にこのドラマを、どういうふうに着地させるのかというところに向かっていくので、違う世界観、違うドラマを見ているような感覚になると思います。それを1話30分でテンポよく見られるので、楽しんでいただけたら幸いです」とコメントしている。
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