「ウルトラマンブレーザー」のプレミア発表会にキャスト、主題歌アーティスト、さらに新怪獣が集結！2023/06/13
テレビ東京系で7月8日からスタートする新テレビシリーズ「ウルトラマンブレーザー」（土曜午前9：00）のプレミア発表会が行われ、蕨野友也、搗宮姫奈、梶原颯、内藤好美、伊藤祐輝、加藤雅也、メイン監督の田口清隆氏らが登壇した。
世界的な“怪獣災害”に対処すべく設立された地球防衛隊“GGF”（Global Guardian Force）。ある夜、宇宙甲殻怪獣バザンガが出現するが、地球防衛隊の掃討作戦は難航し、ヒルマ ゲントが率いる特殊部隊は絶体絶命の危機に陥る。その時、まばゆい光とともに謎の巨人が出現する。それは何十年も前から宇宙飛行士たちの間でうわさされていた未確認大型宇宙人、コードネーム「ウルトラマン」だった。その後、ゲントは新設された特殊怪獣対応分遣隊“SKaRD”（Special Kaiju Reaction Detachment／スカード）の隊長に任命される。その任務には、「ウルトラマン」が排除すべき敵か否かを調査することも含まれていた。
イベントは、きただにひろしによるオープニング主題歌「僕らのスペクトラ」の生歌唱からスタート。その途中にウルトラマンブレーザーが登場し、満席の会場はオープニングから一気にヒートアップ。
特殊怪獣対応分遣隊“SKaRD”の隊長であり、ウルトラマンブレーザーに変身するヒルマ ゲント役の蕨野友也は、「小学校のころ、赤白帽を半分にしてウルトラマンになりきって登下校していたのを覚えています。数十年後、ヒルマ ゲントとして、ウルトラマンの1ページに加われることを誇りに思います」と詰めかけたファンに向けて力強くあいさつを行った。
潜入調査を得意とする諜報活動のスペシャリスト・アオベ エミ役の搗宮姫奈は、「エミちゃんは軸がしっかりしていて、自分のやるべきことに真摯（しんし）に突き進むキャラクター。それでいて弱さも持っているので、皆さんに愛されるキャラクターになっているんじゃないかと思っています」と自身の役について分析する。
“SKaRD”の優秀なメカニック・バンドウ ヤスノブ役を演じる梶原颯は、「出演が決まった時は、僕がウルトラマンに出られるなんてとすごくうれしくて、信じられない気持ちでした。子どもの頃はウルトラマンのゲームもしてたので、不思議な感覚です」と出演の喜びを笑顔で語った。
新設された“SKaRD”に配属となったたたき上げの生真面目な隊員・ミナミ アンリ役の内藤好美は、「発表まではずっと誰も知らない状態だったので、撮影中もずっと夢の中にいるような感覚でした。今日この場にミナミ アンリとして立って、やっと実感が出て喜びになりそうな気がしています」と撮影中の気持ちを明かした。
怪獣生物学の知識を生かし“SKaRD”の作戦を立案する副隊長兼作戦参謀・ナグラ テルアキ役の伊藤祐輝は、「撮影中はスタッフ、キャストが一丸となって作っていたんですけど、どういう方が見てくださるのかは、想像するしかなかったんですね。今日は本当にウルトラマンを愛してくださる皆さんにごあいさつができることを本当にうれしく思います」と会場とオンラインの向こうにいるウルトラファンに呼びかけた。
“SKaRD”が属する地球防衛軍日本支部“GGFJ”司令部参謀長・ハルノ レツ役の加藤雅也は、「僕は、初代ウルトラマン、セブン、帰ってきたウルトラマンというウルトラマンで育ってきたので、ウルトラマンとは見るものであり、出るものではないという感覚でした。それだけに出演には非常に驚きがありました」と述べ、さらに満場のファンを見ながら「こうして来てみると、僕が普段出ている映画より熱気がありますよね（笑）。日本映画もこれくらいあるといいなって思うんですが」とベテランらしい感慨で会場を沸かせた。
そして、本作でメガホンを取る田口清隆監督は、「今回の“SKaRD”メンバーがキャスティングされてズラッと並んだ時に、一緒に脚本を作ってきたみんなが『そのままの人が出てきたみたい』って言ったくらい皆さん役のままなんです。蕨野さんと話していると、蕨野さんと話してるのかゲントさんと話してるの分かんなくなる（笑）」と、全員が見事に役にハマっていたと明かす。また、この発表会の時点ですべての撮影が完了しているとクランクアップを発表すると、会場からも大きな拍手が沸き起こった。
さらに会見の途中には、“SKaRD”が使用する特殊戦術機甲獣・アースガロンも登場。開発に関わったメカニックであり、アースガロンのパイロットでもあるバンドウ ヤスノブ役の梶原がその魅力を熱く流ちょうに説明した。
その後、蕨野自身によるウルトラマンブレーザーへの生変身が初披露された。「こんなにたくさんの方に見られながらの変身は、少し恥ずかしいですね」と照れながらも、堂々とした変身ポーズで会場を大いに盛り上げた。ステージ上の他のメンバーも、撮影中は見ることがなかった変身に大興奮。梶原が「僕も変身したい！」と言うと、加藤は「自分が今変身できるとしたら……ウルトラマンキング？」と、ウルトラファンに刺さる見事なボケで笑いをとった。
エンディングテーマ「BLACK STAR」を歌う、タイ出身のシンガー・MindaRyn（マイダリン）が登場し、そのパワフルなパフォーマンスを披露。そして「全力でパフォーマンスしました！ 私が通った幼稚園でもウルトラマンが流れていて、タイの子どもにとっては初めてのヒーローでした。これ以上ないほどの光栄です」と世界で愛されるヒーローであるウルトラマンについて述べた。また、オープニングアクトを務めた、きただにも再登場し、主題歌について「めちゃくちゃ格好いい曲を魂込めて歌いました。男子たるものウルトラマンへの憧れがありますし、その歌を歌えることは幸せです」とコメントした。
イベントのラストに、本作に登場する新怪獣4体（バザンガ、ゲードス、タガヌラー、レヴィーラ）を含むウルトラ怪獣14体が集結すると会場からは大きなどよめきが。そして、最後に蕨野は「今日この舞台上にいる人だけでなく、多くの人の力のお陰で今ここに立たせていただいています。“信じる心”だけを持ってウルトラマンブレーザーに挑んできました。とにかく全力でぶつかりました。僕は何十年かかってウルトラマンになれました。いつか自分が守れる存在になれると信じていたから、ブレーザーが僕のもとにやってきてくれたんだと思っています」と、劇中さながらの隊長らしい力強いメッセージで締めくくった。
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