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神木隆之介主演「らんまん」“東京編”に牧瀬里穂、宮澤エマ、成海璃子らが出演2023/01/20

神木隆之介主演「らんまん」“東京編”に牧瀬里穂、宮澤エマ、成海璃子らが出演

 NHK総合ほかで4月3日にスタートする連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜午前8:00ほか)に、牧瀬里穂、宮澤エマ、池内万作、大東駿介、成海璃子、池田鉄洋、安藤玉恵、山谷花純、中村蒼、田辺誠一、いとうせいこうが出演することが発表された。成海、田辺、いとうは、連続テレビ小説初出演となる。

 神木隆之介が主人公、浜辺美波がヒロインを務める「らんまん」は、日本の植物学の父・牧野富太郎をモデルにした物語。明治維新から激動の大正・昭和そして未曾有の敗戦を迎えた日本が舞台となる。混乱の時代の渦中で、ただひたすら愛する草花と向き合い、明るいまなざしで生命の多様性を肯定し続けた富太郎の人生を基に、「日本独自の植物図鑑を編纂(へんさん)する」という夢に向かって突き進んでいく、1人の植物学者・槙野万太郎(神木)の波瀾(はらん)万丈の物語として大胆に再構成。登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描いていく。

 今回発表された出演者は、万太郎が高知から上京してめぐり会い、新たな刺激をうける「東京編」に登場。

 寿恵子(浜辺)の母で元柳橋の有名芸者で、今は根津で和菓子屋「白梅堂」を営んでいる西村まつ役を牧瀬。新橋の料理屋のおかみで、新政府の役人と懇意にしており、めいの寿恵子が玉の輿(こし)に乗れるように世話を焼く叔母・笠崎みえ役を宮澤。まつの下で「白梅堂」で働いている無骨な菓子職人・阿部文太役を池内。万太郎の住む「十徳長屋」(じっとくながや)に妻子と共に暮らし、元彰義隊(しょうぎたい)で上野戦争の生き残り・倉木隼人役を大東。世話好きで万太郎たちの食事の世話などをしてくれる隼人の妻・倉木えい役を成海。

神木隆之介主演「らんまん」“東京編”に牧瀬里穂、宮澤エマ、成海璃子らが出演

 牧瀬は「まつは売れっ子芸者からおめかけさんになり、旦那さまを亡くしてしまいますが、芸者だった頃に培った生き抜く力、自分の力で幸せになることを考え、娘を一人で育てる力強い女性だと思います」と役柄を紹介し、「現場では楽しく、おすえちゃんと万太郎さんを見守りたいと思います。寿恵子と万太郎さんの出会いや、純粋な2人がどのように成長していくのか、母という立場で見守れることがとてもうれしくもあり、楽しみであります」と心境を伝える。

神木隆之介主演「らんまん」“東京編”に牧瀬里穂、宮澤エマ、成海璃子らが出演

 宮澤は演じる役柄について、「笠崎みえは、歯に衣(きぬ)着せぬ物言いが多い、考えが気持ちいいくらいはっきりとした女性です。明治の新しい価値観を取り込もうとする『粋な東京の女』といったイメージでしょうか。現代の私たちからすると一言多いような、おせっかいにも思える発言が多々ありますが、女性として自立して生きていく選択肢が多くなかった時代に、寿恵子に愛情を持ってアドバイスしているようにも感じられて、めい思いの情の厚い人ではないかなと感じています。また、寿恵子の人生において一つのターニングポイントとなるきっかけを持ってくる人物でもあります」と解説。

 そして、「『らんまん』の持つかわいらしく癒やされるような穏やかな空気感の中で、みえのカラッとしたチャキチャキ感がいいスパイスになればいいなと思っております」と抱負を述べ、「みえは恐らく、まつと寿恵子と過ごす時間が一番多いのかと思いますが、お二人の優しい柔らかい雰囲気にのまれないようにツッコんだり、グイグイ引っ張ったり、かき回したりするのが難しくも楽しいです。万太郎と寿恵子のシーンはモニター越しに見させていただいてるだけでも、すでにほっこり癒やされているので、(みえの心とは裏腹に)頑張れー!と応援したくなります」と、撮影時の様子を話している。

神木隆之介主演「らんまん」“東京編”に牧瀬里穂、宮澤エマ、成海璃子らが出演

 池内は「『無骨な職人』という、今まで演じたことのない役なのですごく楽しみです。とはいえ『無骨な職人』を演じようとすると一面的になりそうなので、自分なりに文太さんの持つ深みやギャップを持たせられたらいいなぁとか思ってはいますが…ともかく楽しいドラマになるよう貢献できたらなあと思っています。今後は寡黙な文太さんを驚かせるような出来事が起こるとも聞き及んでおり、そのあたりも非常に楽しみにしています」と物語の展開に期待を寄せる。

神木隆之介主演「らんまん」“東京編”に牧瀬里穂、宮澤エマ、成海璃子らが出演

 大東は「侍として命を全うすることができず生きながらえた男。時代に置いていかれた苦悩や葛藤を感じました。倉木を演じる今現在、破滅的なその思いを背負いつつ、彼の今後の成長が僕自身楽しみです。今回は高知が舞台。僕は田舎が四国なので、縁を感じています。倉木隼人も、大切に演じます。神木隆之介がいれば、そこはもう楽しいです。底抜けの楽しさ優しさ才能お化け・神木くん筆頭に、長屋の面々との時間が楽しみです」と撮影を心待ちにする。

神木隆之介主演「らんまん」“東京編”に牧瀬里穂、宮澤エマ、成海璃子らが出演

 成海は「江戸から明治へと、時代の大きな変化のうねりの中で、貧しくも家族と共にたくましく生きる、倉木えいという人物を、楽しみながら演じたいと思います。初めての連続テレビ小説(朝ドラ)への出演ということもあり、どんな空気感の現場なのか、今からとても楽しみです」と期待を持って撮影に臨む。

 また、十徳長屋の住人で、魚の干物を売る棒手振りの及川福治役を池田。十徳長屋の差配人で、裏表のない正直者で万太郎たち長屋メンバーの相談となる江口りん役を安藤。北陸能登の生まれだが訳あって東京に流れてきた、十徳長屋の住人で小料理屋の女中・宇佐美ゆう役を山谷。名教館時代の万太郎の学友で、北海道で土木工学を学び、今は工部省で鉄道を通す仕事をしている広瀬佑一郎役を中村。万太郎が憧れる植物学者の1人で、万太郎のために東京大学への紹介状を書く野田基善役を田辺。同じく、万太郎が憧れる植物学者の1人で、少年時代の万太郎が模写をする「植物図」の作者・里中芳生役をいとうが担う。 

神木隆之介主演「らんまん」“東京編”に牧瀬里穂、宮澤エマ、成海璃子らが出演

 池田は「まだまだ幕末の雰囲気を引きずった、粗野な男だと思いますが、長屋の貧乏暮らしは助け合い、きっと福治も人情深いヤツなんだろうと思います。やせ我慢の奥に垣間見える優しさを、大切に演じてみたいと思います」と抱負を述べ、「大好きな隆ちゃんこと、神木隆之介くん演じる万太郎の長屋仲間という役柄に、心が躍ってやみません。隆ちゃんとシェアハウス生活をしているがごとく、楽しもうと思っております。私はべーやんと呼ばせてもらっております、ヒロインの浜辺美波さんとは、神木隆之介くんを取り合うがごとく、共演ならぬ共演をしたいと思っております(笑)。あんたまさんこと安藤玉恵さんはお仕事以外で仲良くさせていただいておりました。初めての共演がとても楽しみです」と魅力的な共演者との撮影に向け、気持ちが高まっている様子。

神木隆之介主演「らんまん」“東京編”に牧瀬里穂、宮澤エマ、成海璃子らが出演

 安藤は「私が演じる江口りんは、正直で明るくて義理人情を大切にしている元気な下町の女性という印象です。ズバズバと話す口調は、どきりともするし、時に笑いを誘うものでもあるのだろうと思ってもいます。『りん』という名前もカッコよくて気に入っています。『輪』『鈴』『凛』…なんだか音楽が流れてきそうですね」と役柄について触れ、「また、長田育恵さんの脚本だということがとてもうれしいです。長田さんの作品への出演は3本目。学生時代からの盟友でもあります。長田さんが書いたセリフを言える喜びを心に秘めて、演じたいと思っています。『らんまん』の一員にしていただき、本当に光栄です!」と喜びを伝えている。

神木隆之介主演「らんまん」“東京編”に牧瀬里穂、宮澤エマ、成海璃子らが出演

 山谷は演じる宇佐美ゆうについて、「一見、分け隔てなく人と接しているように見えるのですが、絶対に越えさせない一線を強く引いてる女性だと思います。チーフ演出の渡邊(良雄)さんから、ミステリアスな空気を主張せずにまとう女性像のお話をいただきました。個性あふれる十徳長屋の皆さまと時間を重ねる中で役の立ち位置をなじませていけたらなと思います」と意欲を燃やす。

神木隆之介主演「らんまん」“東京編”に牧瀬里穂、宮澤エマ、成海璃子らが出演

 中村は「僕が演じる広瀬佑一郎は万太郎と目指す場所は違えど新たな道を自ら開拓する人間で、とてもエネルギーにあふれた男だなと思いました。新しい時代の幕開けとなった明治の激動の日本を生きる人々のパワーを僕も感じながら、視聴者の方々にもそれをお届けできればと思います。万太郎は植物、佑一郎は土木の道を進んでいくわけなのですが、互いに刺激し合いながら人生を歩んでいくので2人がどのように支え合い、その関係がどこまで続いていくのかが僕自身楽しみにしています」と万太郎と佑一郎、2人の関係の行く末に期待している。

神木隆之介主演「らんまん」“東京編”に牧瀬里穂、宮澤エマ、成海璃子らが出演

 田辺は「神木くん演じる万太郎が幼少期よりずっと憧れている先生、さらに登場する回は一連の10分以上の2人芝居なのでとても緊張していたのですが、神木くんとは4回目の共演でしたので、あうんの呼吸で自由に芝居することができました。そこで生み出される空気感を楽しんでいただければ幸いです」と神木との共演について語り、「連続テレビ小説は初めてです。今回はピンポイントの出演ですが、とても丁寧に愛情を持って撮っているので、いつかがっつり出演したいと思いました」と朝ドラ初出演の喜びを明かしている。

神木隆之介主演「らんまん」“東京編”に牧瀬里穂、宮澤エマ、成海璃子らが出演

 いとうは「モデルになった田中芳男は上京した牧野富太郎を受け入れてくれる偉人で、『日本博物館の父』と言われる大変な偉人です。牧野マニアとして、この男爵の役をいただけるのは何よりの喜びでした。しかもドラマの中でも里中は主人公・万太郎が尊敬し続けている対象で、作家同士としても面識のある長田育恵さんがとてもいい脚本を書いてくれました。自分はなんてラッキーなんだと、今も幸せな気持ちです」と自身と関係が深い本作への出演を喜ぶ。

 続けて、「ありがたいことに、同僚の植物学者を大好きな田辺誠一くんが演じることになり、リラックスして自分たちの研究室の雰囲気を作ることができました。しかも主演の神木くんが、僕が長年続けている子ども番組を昔よく見ていたと分かり、やりやすいことこの上ないスタジオでした」と、田辺と神木の力を借りながら撮影に臨んだことを報告。「ちなみに植物監修の田中先生は国立科学博物館に来る前は牧野植物園に長くいらっしゃって、僕も何度も取材したことがあるため、リハーサルや本番で撮影の様子をじっとチェックしてくださっているのが心強いことでした。縁が重なって楽しく演じていますので、どうぞ縁起のよいドラマとしてご覧ください!」とアピールしている。


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