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菅田将暉が親友・仲野太賀主演「ジャパニーズスタイル」にゲスト出演。「夢みたいな1日でした」2022/10/12

菅田将暉が親友・仲野太賀主演「ジャパニーズスタイル」にゲスト出演。「夢みたいな1日でした」

 菅田将暉が、テレビ朝日系で10月22日にスタートする連続ドラマ「ジャパニーズスタイル」(土曜午後11:30)の11月5日放送・第3話にゲスト出演する。

 コメディーからシリアスまでこなす演技派の仲野太賀が、脚本・金子茂樹氏、監督・深川栄洋氏とタッグを組んで、同局初のシットコム(シチュエーションコメディー)で新境地を開拓する本作。物語の舞台となるのは、さびれた温泉旅館「虹の屋」の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみ。その限られた空間で、30分間ノンストップの群像劇が繰り広げられていく。もちろん、撮影自体もほぼ本番一発の長回し。毎回、何が飛び出すか分からない展開から目が離せなくなる。

 「虹の屋」の3代目である父親に反発し家を飛び出したものの、うだつの上がらない毎日を送っていた柿丘哲郎(仲野)が10年ぶりの帰宅を果たすところから始まる。そんな彼を待ち構えていたのは、口が悪い流しのフラメンコダンサーの寺門・ルーシー・数子(市川実日子)、温泉嫌いで潔癖性の支配人・影島駿作(要潤)、UNO依存症の料理長・浮野奏太(しずる・KAƵMA)、息子と占いに人生を捧げるシングルマザーの仲居・浅月桃代(檀れい)と、その母親と一輪車を愛する少年のような従業員・浅月凛吾郎(石崎ひゅーい)、省エネ仕事で40年も旅館にしがみつく古株・梅さんこと梅越一二四(柄本明)という一癖も二癖もある猛者たちだった。彼らに翻弄(ほんろう)されながらも、哲郎もまた持ち前の“クズっぷり”を見せて、ドタバタ劇はより加速していく。

菅田将暉が親友・仲野太賀主演「ジャパニーズスタイル」にゲスト出演。「夢みたいな1日でした」

 菅田が演じるのは、哲郎の高校時代の親友で、元バレーボール部キャプテンの小野。彼の登場によって、哲郎の高校時代の知られざるエピソードが暴かれたり、「虹の屋」の未来を左右する(!?)衝撃の提案があったりと、「虹の屋」のメンバーを巻き込んで、物語のドタバタ度はさらに増す。

 菅田と仲野とは公私ともに親交のある旧知の仲。過去には、仲野が菅田の初監督作に出演したり、ラジオのゲストに呼ばれたりするなど、その仲むつまじさは周知の事実だ。そんな親友・菅田の参戦に、仲野は「やったー!って感じでした。菅田将暉キターって!(笑)。こんなに心強い人はいないです」と喜び、「この、ほぼ本番一発勝負という怖い経験を、一緒にできることがとても楽しみでした。いろんな局面で共演させていただいていますが、また新しいページが僕と将暉との間でできたかなという感じです」と感慨深げに語っている。

 また、「虹の屋」従業員・凛吾郎を演じる石崎も、菅田の代表曲「さよならエレジー」などの楽曲提供や、石崎のミュージックビデオに菅田が出演するなど、仕事、プライベートの両面で交流を深めている。石崎は「2人がどうやって演技し合うのか、どう芝居を組み立てていくのか、楽しみでした」と仲野と菅田の演技合戦に期待感を抱いていた様子で、「(撮影現場で)実際に見て、やっぱりすごいなと思いました」と2人の実力をあらためて再確認していた。

菅田将暉が親友・仲野太賀主演「ジャパニーズスタイル」にゲスト出演。「夢みたいな1日でした」

 収録を終え、菅田は「楽しかったですし、すごい経験でした」と脱力気味にコメント。「ゲスト出演で、あんなに台本がしおれたことはありません(笑)。普段も、基本的には台本にアイデアやメモを書き込んだりはしないのですが、今回は、ゲストということで余計に『邪魔できないな』『何かあったら怖いな』と準備しました」と並々ならぬ思いで収録に挑んだことを明かし、「しかし本当に、太賀、柄本(明)さんをはじめ、このドラマの出演者、スタッフさんたちはすごいと思います。稽古1日、次の日が本番なんてあり得ないことなんで。しかも30分尺を一発撮り…夢みたいな1日でした」と、自身が感じたプレッシャーとともにキャストとスタッフを称賛した。

 仲野と菅田が出演したドラマ「コントが始まる」(日本テレビ系)の脚本を金子氏が手掛けた縁もあり、本作の脚本を「『これも試したい!』と思わせるというか、こちらの可能性を膨らませてくれる」と仲野が語れば、菅田も「膨らませる目的で書いているのかな。ステージは用意するんで、遊んでください…というふうにも見える」とその面白みを分析。 

 加えて、菅田は「金子さんの脚本は発見がいっぱいあります。だから、言葉として丁寧に捉えて芝居をした方が面白いに決まっている。でも、どうしても動きに頼ってしまった部分も多く、個人的には『こういうことかな』という解釈を具現化したつもりです。いい意味で、余白を多く書いてくださっている印象です。いずれにせよ、ここからどうなっていくのか、先が楽しみです」と述べ、今後の展開に期待を寄せた。

 続けて、「難しいのは、本番は対お客さんに向けてお芝居をやっているけれど、それがテレビで放送されるという点。お客さんのリアクションは、そこまで視聴者には伝わらないと思うので、リアクションを見つつ、切り替えてテレビ用のお芝居するのが大変でした。“化け物”が育つと思います、この環境は(笑)。リハーサル終わりに太賀とある場面について相談したら、たまたま2人とも同じことを考えていた。深川監督からも止められなかったから採用されてます」と告白。

菅田将暉が親友・仲野太賀主演「ジャパニーズスタイル」にゲスト出演。「夢みたいな1日でした」

 さらに、自身が登場する第3話の見どころに関しては、「仲野太賀との10数ページに及ぶ2人芝居でしょうか。最初に台本を読んだ時は、恐怖を感じました。共演回数も多いし、公私ともに交流のある存在で、太賀と絡むとなると、やっぱり下手なことはできないから。ただ、彼は“暴れ馬”なので、手綱を握ろうとしても握れない。そういった意味で、楽しみ半分、怖さ半分でした。太賀は見たことのない汗をかいていたので、そこも見どころです」とうれしそうで、「ステージに立つ人間と、それを支えるスタッフさんたちの、底の底の力と言いますか、何とかして成立させようとするパワーが、この撮影方法だと余計に露見するようで、ずっと、ヒリヒリしていると思います。笑っているけど、引きつっているような…そんな、ヒリヒリをぜひ見てほしいと思います!」とアピールしている。

 なお、仲良し3人組である仲野×菅田×石崎のスペシャル対談が、10月29日放送・第2話放送終了後からTELASAで配信される。収録直後、ほぼ本番一発撮りの恐ろしさを引きずった菅田が、これを毎回続ける2人をねぎらうほか、実際に現場に観客が入った際の難しさや、石崎の音楽活動へも影響を及ぼしていること、さらには共演するKAƵMAへの恨み節(!?)まで、和気あいあいのクロストークを展開する。


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