伊野尾慧と小池徹平の魂がぶつかり合う「准教授・高槻彰良の推察 Season2」最終回2022/03/26
Hey! Say! JUMPの伊野尾慧が主演を務め、フジテレビ系で放送中の「WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 Season2」（土曜午後11：40）が本日3月26日の第4話で、最終回を迎える。
本作は、完全記憶力という“異能”を持つ民俗学の准教授・高槻彰良（伊野尾）と、人のうそが分かるようになってしまったがゆえに“孤独”を抱える大学生・深町尚哉（神宮寺勇太）がさまざまな怪異事件の謎解きを通じて、人とつながることの大切さを描いたヒューマンミステリー。伊野尾のほか、共演の神宮寺勇太、岡田結実、須賀健太、吉沢悠がSeason1から続投し、Season1から1年後を舞台に、日本各地で起こる謎の失踪事件から浮かび上がる高槻の過去を掘り下げ、ついに高槻たちは神隠しという最大の怪異に迫る。
Season2から登場している、謎のフリーカメラマン・寺内一（小池徹平）の、ほとんど瞬きをしていないような不気味な様子が、 Season1にはなかったサスペンス感も盛り上げており、「寺内怖い」「早く真相が知りたい！」と話題になっている。
最終回では、新たに全国各地で起きている失踪事件の真相と、高槻自身が幼少期に遭った神隠し事件の謎がひもとかれる展開に。その撮影は、神秘的な池で行われた。青い水をたたえた池を背に、芝居をすることになった伊野尾と小池。物語のクライマックスで対峙（たいじ）するのだが、深い脚本の内容をどうやって生きた人間の物語にするか、撮影直前まで2人とも悩んでいたという。
そんな中、クライマックスシーンの撮影の前日、伊野尾と小池はプロデューサーと監督も交えて、それぞれの思いをぶつけ合ったという。プロデューサーは、その時のことを振り返り、「高槻として生きてきた伊野尾さんは高槻としての脚本の解釈を、そして小池さんは寺内として読んだ時に感じた感情を素直に話してくださいました。正直、どちらの感覚も正解で…。何を選ぶべきか、監督も含めて2時間以上話し合いましたね。でも結局結論が出なくて…」と明かす。
結局、演技プランが固まらないまま撮影を迎えたが、監督からは「感じたままをそのままぶつけてほしい」とだけ指示があり、クライマックスシーンの芝居が始まったという。先のプロデューサーは「シーンの内容は脚本で知っているはずなのに、何が起こるか分からない緊張感が現場に漂っていました。伊野尾さんには高槻として、小池さんには寺内として、ただそこに存在してもらえればきっと何かが生まれる妙な安心感があったんです」と回想。加えて「撮影が始まると、その感覚が間違っていないことが分かりました。お二人から脚本とは違う動きが出てきたんですが…それを見せられたわれわれはもう完落ち状態。そうだよな、こういうことだよなって鳥肌を超えたあったかい気持ちが自分の内側から湧いてきたんです。長いこと、この仕事をやってますが、あの感覚は初めてでしたね」と感激を伝えている。伊野尾と小池が魂をぶつけ合った珠玉のクライマックスは、見逃し厳禁だ。
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