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東京パラリンピックの競技を解説【自転車競技/ロード】屋外の道路で行われる長距離レース。持久力や駆け引き、勝負どころを見極める判断力が重要2021/08/23

パラリンピック 自転車(川本翔大)写真:ロイター/アフロ

 自転車競技のロード種目は、屋外の舗装された道路で長距離レースを行い、順位を争う。長丁場になるため、持久力とペース配分、位置取りの駆け引き、勝負どころを見極めて抜け出す判断力が重要になる。トラック種目同様、オリンピック競技とほぼ同じルールで行われるが、出場する選手の障がいにより、使用する自転車が異なる。身体障がいと視覚障がいを対象に四つのクラスがあり、トラック種目にはないTクラスとHクラスも実施される。

 Tクラスは、ペダルを漕ぐ脚力はあるが、重度のまひなどでバランスを取るのが難しい選手のクラス。障がいの程度によってT1、T2に分類され、前1輪、後ろ2輪で安定性の高いトライシクルで競技を行う。Hクラスは、主に下肢に重度の障がいのある選手のクラス。障がいの程度の重い方からH1~H5の五つに細分され、手で漕いで走るハンドサイクルに乗って走行する。一般的にH1~H4の選手は仰向けの状態で自転車に乗り、腹筋や背筋の筋力が安定しているH5の選手は上体を起こして前かがみに乗り込む。どちらのクラスの選手も、異なる自転車の性能を存分に引き出すため、それぞれの特性に応じた乗りこなしや、コーナリングのテクニックなどを習得し、レースに臨む。トラック種目と同じく、競技用2輪自転車を用いるCクラス(切断、まひなどの四肢障がい)と、2人乗りタンデム自転車を使用し、視覚障がいの選手が後方に、前方に晴眼のパイロットが乗って走るBクラスも実施される。

 種目は男女別個人の「ロードレース」と「タイムトライアル」、男女混合の3人でチームを組む「チームリレー」の三つがある。ロードレ―スは一斉スタートで順位を競い、タイムトライアルは1周・約8キロのコースを男女やクラスごとに決められた数だけ周回し、完走タイムで順位を決める。チームリレーはHクラスの選手が出場し、1周・2.7㎞のコースを3人が各3周、計9週する。パラリンピックのみで実施される種目で、選手は性別と障がいのクラスによって1~3点が割り振られ、合計が6点以内になるようチームを編成しなければならない。各国・地域のメンバー構成とチーム戦略が注目される。

 クラスが細分され、33種目でメダルが争われるため、さまざまな国・地域の選手が活躍しそう。日本からはトラックと同じ顔触れの男女計4人が登場。ロードにも4大会連続出場の男女計4人がトラック、ロードとも出場する。前回2016年リオデジャネイロ大会男子ロードタイムトライアルC3で銀メダルを獲得した藤田征樹、2018年ロード世界選手権ロードタイムトライアル(C2)2位、ロードレース1位の杉浦佳子(C3)らに期待だ。

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