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【東京オリンピック・8/8◆本日の見どころをピックアップ】熱い戦いが終わり、ついに迎える閉会式。コンセプトは「Worlds we share」2021/08/08

7月23日に開幕した(一部競技は21日から)本大会は、いよいよフィナーレを迎える。
午前7:00から札幌で行われる男子マラソンで最終日の最初のメダリストが決定。
その後、バスケットボール女子の決勝がさいたまスーパーアリーナで、バレーボール女子の3位決定戦と決勝が有明アリーナで、ハンドボール女子の3位決定戦と決勝が国立代々木競技場で、水球男子5位、7位決定戦とメダルマッチが東京辰巳国際水泳場で行われ、それぞれの会場で勝者が歓喜の瞬間を迎える。
ボクシングは“最強”を決める男子スーパーヘビー級の決勝などが行われ、新体操は団体総合決勝で金メダルに輝くチームが決まる。
自転車トラックは日本勢のメダルが期待される男子ケイリンの準々決勝から決勝と、女子オムニアムが見ものだ。
そして、全競技が終了した後、午後8:00に閉会式がスタート。さまざまなセレモニーを経て閉会が宣言され、17日間にわたって燃え盛り、真夏の東京を照らした聖火が消える。
新型コロナウイルスの感染が拡大し、ほぼすべての会場が無観客というかつてない状況下で行われてきた祭典が、開会式同様、観客の歓声が響かないスタジアムで幕を閉じる。式のコンセプトは「Worlds we share」。「世界」は通常、「The World」と表記されるが、「Worlds」と表記することで、われわれが「一人一人の持つ異なる世界を共有し合って生きている」ことを表しているという。その理念を、式を通じてどう形にして発信するのか見届けたい。
選手たちは、開会式では国・地域ごとに入場するのに対し、閉会式では国籍に関係なく、手をつないだり、肩を組んだりしながら一斉に入場し、歓声を上げたり、踊ったりする。こうした“選手が多数参加し、自由に楽しむ閉会式”が1964年東京大会で始まり、スタンダードになったことは有名だが、今大会では選手間の距離を保つ必要性から、整然とした行進になると予想される。選手たちのハジけぶりも、控え目なものになるだろう。
寂しさを感じざるを得ないが、勝負の重圧から解放された選手たちの表情は、新たな感動を呼ぶだろう。開会式に登場したドローンによる地球のような仕掛けが見られるかも楽しみ。次回2024年パリ大会への引き継ぎ、同大会のプレゼンテーションなども見どころだ。
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