磯村勇斗&オク・テギョン「ソウルメイト」“もう1人のソウルメイト”が語る2人の絆2026/05/14 08:00

Netflixシリーズ「ソウルメイト」が5月14日から世界独占配信。このたび、磯村勇斗とダブル主演を務めたオク・テギョン(2PM)の通訳を務めながら、アシスタントプロデューサーとしても参加した李胤英(い・ゆにょん)氏のインタビューが到着した。
「ソウルメイト」は、琉とヨハン、何かに引き寄せられるように出会った2人の孤独な若者が、ベルリン、ソウル、東京という三つの魅力的な都市を舞台に、魂を通わせ懸命に前を向く愛と魂の物語。一生に一度しか出会えない“ソウルメイト”となっていく2人の、美しくエモーショナルな10年間の軌跡が描かれる。励まし合い、時には激しくぶつかり合いながらも「共に生きていきたい」と願う2人だが、運命の糸は残酷に絡まっていく――。
ドイツ、韓国、日本の3都市を巡りながら4か月半にわたって行われたNetflixシリーズ「ソウルメイト」の撮影。その長い旅路の中で、互いにリスペクトを抱き、心を通わせてきた“イソテギョン”の2人は、“共演者”という言葉では表しきれない特別な関係を築いていった。そんな2人を、誰よりも近くで見つめ続けていたのが李氏だ。2人を言葉でつなぐだけではなく、撮影現場で交わされる感情や空気までも受け取りながら、2人の関係性が少しずつ深まっていく過程を間近で見届けてきた。まさに“もう1人のソウルメイト”とも呼べる存在だ。彼女へのインタビューを通じて、感じ取れた2人の絆をひもといていきたい。
最初に2人がカメラの前で言葉を交わしたのは、本編には存在しない“特別なテスト撮影”だった。初対面でありながら、現場には不思議なほど自然な空気が流れていたという。
「どちらも緊張して硬くなることがなく、とても爽やかにあいさつを交わしていました。狭い空間だったこともあり、すぐに密なコミュニケーションが取れていましたね」と振り返るように、互いを探るようなぎこちなさはなく、最初から呼吸が合っていたという2人。

「このテスト撮影では、監督が本編にはない『ヨハンがご飯を作って2人で食べる』というシーンを特別に書いたんです。そこで『これは韓国に本当にある食べ物なの?』なんて会話をしながら、すぐに打ち解けていたのが印象的でした」と語るように、何げないやりとりのなかにすでに2人だけのリズムが生まれていた。カメラ越しに映る2人の空気感に、スタッフたちからも「この2人のケミストリーは特別だ」という声が上がっていたそうだ。
「ソウルメイト」というタイトルを象徴するかのように、2人の関係性は“説明”よりも“感覚”で成立していた。
「現場で『このシーンはこういう気持ちで演じよう』といった話し合いをあえてしていませんでした。それは決して意図的に避けているわけではなく、互いの芝居に対する絶対的な信頼があるからこそ。直前まで和やかに『このお菓子知ってる?』なんて話していても、本番になればスッと役に入る。その自然なつながりが、まさにソウルメイトだと感じました」と話す。普通なら言葉で確認し合うような感情の機微を、2人は視線や空気だけで共有していたのかもしれない。だからこそ、劇中で描かれる琉とヨハンの関係にも、どこか“演じている”ことを超えたリアリティーが宿っている。

そんな信頼関係を象徴する出来事として、那須での撮影時のエピソードも明かしてくれた。
「那須での撮影中、磯村さんが監督と台本について熱心にディスカッションを重ね、撮影が2~3時間止まってしまったことがありました。その間、テギョンさんはずっと外で待っていたのですが、1ミリも嫌な顔をせず『自分の気持ちが納得できないと演じられないのは当然。納得いくまで話した方がいい』とおっしゃっていました」と振り返る。さらに、後から磯村が申し訳なさそうに謝りに来た際も、テギョンは「全然大丈夫。僕も監督とは同じように話し合っているから」と返していたそうで、その姿に「互いにプロとして、そして1人の人間として深く尊重し合っている姿に胸が熱くなりました」と思いを述べる。互いの芝居に敬意を払い、相手が納得するまで待つ。その姿勢には、国や言語を超えた俳優同士の深い信頼がにじんでいたのだ。

撮影後半の舞台となるベルリンでは、2人の距離はさらに縮まっていったそう。「ドイツではキャストもスタッフも全員が同じホテルに滞在していました。そのおかげで、一気に『家族感』が増した気がします。磯村さんがスーパーで買いすぎた食材をテギョンさんに分けて、テギョンさんが『じゃあ俺がご飯作ってあげるよ』なんてやりとりも日常茶飯事でした」と回顧。
撮影が終わった後も、2人の時間は自然と続いていった。「終わった後にホテルの屋上で語り合ったり、お休みの日には2人で観光に出かけたりしていました。磯村さんの誕生日をサプライズで祝った際は、テギョンさんがデパートへ走り、張り切ってプレゼントや食べ物を選んでいました。物理的な距離の近さが、心の距離もさらに近づけてくれたのだと思います」と語るように、ベルリンで過ごした日々は、役柄を超えて2人自身の関係をより強く結びつけていったようだ。

ほぼすべての撮影現場に立ち会った李氏に特に印象に残っているシーンを尋ねると、橋本愛演じる澄子の出産シーンを挙げてくれた。
「病院で琉とヨハンがソワソワしながら待っていて、産声が聞こえた瞬間に自分のことのように喜び、思わずハグを交わす。台本にはないピュアな喜びがあふれていました」とのこと。その瞬間には役としてだけではない、磯村とテギョン本人の感情までも重なっていたのかもしれない。
さらに、ベルリンで撮影された、ヨハンがビデオカメラに向かって思いを吐露する本作の中で最もエモーショナルなシーンでは、モニターを見守っていたスタッフたちも思わず涙していたという。カットがかかった後もしばらくテギョンの涙は止まらなかったそうで、そんな空気を少し照れ隠しするように「皆が泣くから俺も止まらないじゃん!」と笑いながら話していたそうだ。しかし、それほどまでに現場全員の感情を揺さぶったという事実こそ、この作品に流れていた“本物の感情”を物語っている。

最後に本作を楽しみにしている視聴者へ向けて、「『ソウルメイト』の魅力は、ドラマチックな物語の中に流れる『些細な日常』にあります。ご飯を食べ、お酒を飲み、ただ一緒に歩く……。そんな、私たちの日常にもあるような温かい瞬間が詰まっています。この作品を見ることで、今この瞬間の大切さに気付き、自分自身の人生も少しだけ愛おしく感じていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せた。

韓国には「イニョン(인연)」――“縁”を意味する言葉がある。人と人との出会いは偶然ではなく、どこか運命的な糸で結ばれているという考え方だ。磯村とテギョンが「ソウルメイト」で出会い、言葉や国境を越えて唯一無二の関係を築いていったことも、まさにその“イニョン”だったのかもしれない。そして、その2人をそばで見守り、感情を受け取り、言葉を繋ぎ続けた李氏もまた、この作品に欠かせない“もう1人のソウルメイト”なのだろう。
【コンテンツ情報】
Netflixシリーズ「ソウルメイト」
Netflix
5月14日から世界独占配信
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