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「サラ・キムという女」イ・ジュニョク【今月のSPOTLIGHT】2026/03/26

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「サラ・キムという女」イ・ジュニョク【今月のSPOTLIGHT】

 2月の配信開始とともに世界各国で大ヒットを記録し、2026年もNetflixの韓国ドラマに勢いがあることを見せつけた「サラ・キムという女」。緻密な脚本と巧妙な演出、さらにはタイトルロールの“サラ・キム”を演じるシン・ヘソンの名演が話題となり、今も視聴者を増やし続けている同作だが、もう1人の立役者を忘れてはいけない。それが、刑事のパク・ムギョン役を務めたイ・ジュニョクだ。

事件の謎を解き明かしていく、とにかくカッコいい刑事

 作品ジャンルはサスペンス・ミステリーといったところで、物語はある事件に始まる。事件が起きたのは、高級百貨店やブランドショップが立ち並ぶソウルのショッピング街。その一角で、身元不明の死体が見つかる。顔は潰されており、手がかりは所持品らしきバッグと足首のタトゥーのみ。ほどなく死体の身元はハイブランドのアジア支社長であるサラ・キムと判明するが、生前の彼女を知る人々への事情聴取が行われる中で、事態は大混乱。証言者によって“サラ・キム像”が全く異なり、事件の謎は深まるばかりとなってしまう。

「サラ・キムという女」イ・ジュニョク【今月のSPOTLIGHT】

 誰の証言が正しいのか? 本当のサラ・キムはどんな人物なのか? そもそも、遺体は本当にサラ・キムのものなのか? これらの謎を解き明かしながら、視聴者の道先案内人となるのが事件の担当刑事のパク・ムギョンだ。このムギョンという刑事はかなり優秀で、物事を冷静に捉え、分析する力を持ち合わせているよう。ドラマの中盤以降、警察と視聴者に次々と突きつけられていく予想外の展開も、やや淡白すぎると思えるほどクールに、着実にさばいていく手腕がムギョンにはある。

 さらに言い加えるなら、パク・ムギョン刑事はものすごくかっこいい。昨年は「わたしの完璧な秘書」の“完璧な秘書”役でロマンス界にも大旋風を巻き起こしたイ・ジュニョクだが、こんな刑事さんがいたら大変…と思わされるほど。事件現場に駆けつける姿も、取り調べを行う姿も、事件資料を読む姿もいちいちカッコいい。ちなみに、ドラマ内には捜査状況を公表するため、ムギョンが記者会見を行うシーンもあるのだが、おそらく「サラ・キムという女」のちまたでは「あのカッコいい刑事は誰?」と話題になったはずだ。

「サラ・キムという女」イ・ジュニョク【今月のSPOTLIGHT】

 このドラマの顔であるサラ・キムは簡単に共感させてくれるタイプではなく、むしろ視聴者を翻弄(ほんろう)し、少なくとも事態が大きく動く中盤まではかなりトリッキーな主人公として存在する。そんな中、迷える視聴者たちの前に颯爽(さっそう)と現れ、一緒に謎解きしてくれるのがムギョンだと言えるだろう。そして、一緒に謎解きすべきミステリーとその先に受け取るべきメッセージがこのドラマにある。まだ未見だとしたら、今こそパク・ムギョン刑事について行こう!

「サラ・キムという女」イ・ジュニョク【今月のSPOTLIGHT】

【プロフィール】
イ・ジュニョク(Lee Jun-Hyuk)
1984年3月13日生まれ。韓国出身。2007年に「愛が動くとき」で本格的に俳優デビュー。「秘密の森」(17年)のソ・ドンジェ役で注目を集め、「秘密の森2」(20年)やソ・ドンジェを主人公にしたスピンオフ「良いが悪い、ドンジェ」(24年)でも同じ役を演じている。出演映画に「野球少女」(21年)、「犯罪都市 NO WAY OUT」(24年)など。

「サラ・キムという女」イ・ジュニョク【今月のSPOTLIGHT】

【コンテンツ情報】
Netflixシリーズ「サラ・キムという女」(全8話)
Netflix
独占配信中

文/渡邉ひかる

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