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小林親弘&潘めぐみ登壇「銀魂」空知英秋デビュー作「だんでらいおん」アニメ化発表取材会リポート2026/02/27 21:00

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小林親弘&潘めぐみ登壇「銀魂」空知英秋デビュー作「だんでらいおん」アニメ化発表取材会リポート

 エンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービスを提供するNetflixは、「週刊少年ジャンプ」(集英社)を代表する大人気漫画の一つである「銀魂」の作者・空知英秋氏のデビュー作「だんでらいおん」を原作としたシリーズアニメを4月より世界独占配信すると発表した。

「銀魂」空知英秋のデビュー作がNetflixでシリーズアニメ化!

 「だんでらいおん」は、2002年に「週刊少年ジャンプ」の「第71回天下一漫画賞」応募作として佳作を受賞し、「週刊少年ジャンプ」に掲載された空知氏の漫画家デビュー作であり、「銀魂」の単行本第1巻にも収録されている読切作品。“天使”である丹波鉄男と黒鉄美咲が、成仏できない霊魂を捜索し、あの世に送る仕事に奔走する人情味とユーモアにあふれた笑って泣けるストーリーとなっている。

 配信決定に加え、主人公・丹波鉄男役の声優を「ゴールデンカムイ」杉元佐一役や「BEASTARS」のレゴシ役などで人気を博す小林親弘が担当し、黒鉄美咲役の声優を「HUNTER×HUNTER」ゴン=フリークス役や【推しの子】有馬かな役で知られる潘めぐみが務めることも決定し、さらにティーザーアートも解禁となった。

 舞台は、現世に未練を残したまま成仏することができずにいる霊魂を捜索・発見し、あの世に送ることを使命とする日本天使連盟送迎部。天使たちは超多忙な日々に追われていた。本組織に所属する丹波鉄男と班長・黒鉄美咲からなる第21班たんぽぽ組は、霊魂一体一体とマイペースに向き合い、彼らの未練を解消することで成仏へと導いていた。そんなある日、全力疾走で逃げ回る年老いた男性の地縛霊と出会う。仏頂面で口が悪く、常に気だるげで一見するとやる気がなさそうに見えるが、霊魂の話に耳を傾け寄り添おうとする情に厚い一面も持つ丹波と、第21班たんぽぽ組の班長で、少女のような見た目に反して宮本武蔵の霊魂を葬ったほどの実力を持つ黒鉄のたんぽぽ組の運命やいかに。

 ユーモアと独特なキャラクター描写が融合した物語からは、「銀魂」へと引き継がれるDNAを感じずにはいられない本作。オリジナルの要素が加わり、原作では描かれなかった丹波と黒鉄の過去も明らかとなるが、その知られざる物語とは。

「だんでらいおん」は「銀魂」の魂の故郷といえる作品

 本作の発表が行われた合同取材会には、メインキャラクターである丹波鉄男役の小林と黒鉄美咲役の潘、そして「週刊少年ジャンプ」で空知の初代編集担当の大西恒平氏と2代目編集担当の齊藤優氏が登場。ユーモア全開の“空知英秋ワールド”らしさが光る、魅力的なキャラクターが登場する本作。自身が演じたキャラクターについて、小林は「丹波鉄男は天使なんですよ。地縛霊を成仏させる役割を持っていて、たんぽぽ組に所属しているんです。性格は、とてもやる気がないです(笑)。でもキメるときはキメる、オンオフのはっきりした人ですね! 実は、僕は10年くらい前に『銀魂』に1話だけアナウンサー役で出たことがあったんですけど、『だんでらいおん』は『銀魂』の大元とも言えるような同じエッセンスがたくさん詰まっていて、空知先生の原点というのを感じる作品だと思いました!」と述懐。

小林親弘&潘めぐみ登壇「銀魂」空知英秋デビュー作「だんでらいおん」アニメ化発表取材会リポート

 「銀魂」をこよなく愛する潘は「黒鉄美咲はたんぽぽ組の班長です。テツ(丹波鉄男)の上司にあたるんです! 物静かで愛らしい少女だけど、実はすごく達観していて人生何周もしているかのようなキャラクターです。そして怪力の持ち主で甘党。この見た目で怪力、そして甘党……『銀魂』イズムを感じますよね。(主人公の)2人が土方と沖田みたいなところもあります。『だんでらいおん』から魂が分かれていって転生したようにも見えますよね。志一本通った空知先生らしさはここから生まれたんだなと思いました!」と力説した。

小林親弘&潘めぐみ登壇「銀魂」空知英秋デビュー作「だんでらいおん」アニメ化発表取材会リポート

 大西は、空知が漫画家としてデビューした当初からともに歩んできた間柄。原作を初めて読んだ際の印象を問われると、「本作は先生のデビュー作で、週刊少年ジャンプの漫画賞への投稿作なんです。北海道でご自身お一人で描いた作品で、投稿作でありながらプロのように完成度が高いと思いました。おじいさんやおばあさんが出てくる作品を週刊少年ジャンプに投稿するという(笑)、渋さと異色さがあり、だけど面白い! というのが編集部の評判でしたね。その時はまだお会いしたことがなかったので、そのあと北海道に会いに行きました。ベテランの人が来るのかなと思ったら20代の若者だった、というのを覚えています」と回想。

 続いて齊藤は、企画のスタートについて、「最初はいくつかの短編のアニメ化を提案したんですけど、Netflixさんからは『だんでらいおん』で全7話でどうかとご提案いただいて、担当も驚いたらしいです。それを空知先生へお伝えすると第一声が『無理せんでええよ(笑)』だったそうです(笑)」と秘話を明かした。

 「『だんでらいおん』に『銀魂』のDNAを感じたか?」という質問に小林は「同じ哲学が脈々と詰まっていると思いましたね!」と力を込め、潘は「デビュー当初から志が通っていますよね。『銀魂』の魂の故郷とも言える気がします。生きざまが一本通っているのが良いです……!」としみじみ。大西は、「本作はコミックス1巻に収録されているんですけど、デビュー前の読切作品をコミックスに入れることってあんまりないんです。本作は『銀魂』の原点だと強く思ったので、このデビュー作を知ってほしい気持ちがあって、1巻に入れるという話をしました。『銀魂』のプロトタイプだと思います。特に美咲は神楽らしさがありますよね」と語った。

 齊藤は、「空知先生から聞いた話なのですが、アンケートでは人気がなかったけど、ファンレターが100通くらい来た、と。ファンレターが新人にたくさん来るというのは珍しいので、そういうときから人をひき付ける力があったんだろうなと思います」と明かした。そんな本作が20数年の時を経てNetflixでアニメ化。齊藤は「空知先生はあまり自分の作品を読み返さないので、20数年ぶりの『だんでらいおん』。仕事場に行って一緒に観て、空知先生のその姿を見たいです」と語った。

 そして、日頃から自身のSNS等で「銀魂」ファンを公言している潘は、「声優として『銀魂』では関わる機会がなかったのですが、美咲役としてオーディションで選んでいただけたことは、まさに夢をかなえたオタク代表。この仕事をしていて良かったなと思います!」と熱弁。齊藤は、「31ページを全7話にする魔法はNetflixさんにしかできないと思います。楽しみにしています!」、そして大西は「幻の読切に焦点をあてていただいて、空知先生もジャンプ編集部も感謝しかないです! ありがとうございます!」と感激し、喜びをかみ締めていた。

 最後に潘は、「皆さんはこの世に未練や後悔、やり残したことはありますか? 私は早く見てほしい気持ちでいっぱいです。空知ワールドに出会って、幾度となく人生を救われてきました。『だんでらいおん』というたんぽぽの名の付いた物語が届くことを祈っております」と願った。小林は、「まさか自分が本作に関わらせてもらえるとはと思っていなかったです。いろんな世代の方に楽しんでいただける作品だと思います。たくさん見ていただき、今日は良いもの見たね、という会話のきっかけにもなると思います!」とメッセージが贈られると、Netflixシリーズの新作アニメの存在感をさらに高める注目作の誕生に会場には高揚感が広がり、合同取材会は盛況のうちに終了した。

 世界最大級のアニメの祭典「AnimeJapan 2026」にて、「Netflixスペシャルステージ」の開催も決定。3月28日 午後0:45~1:15にBLUE STAGE にて、本作のメインキャストである小林と潘とともに「だんでらいおん」の最新情報を届ける。昨日、“たんぽぽ組”なる謎のアカウントに、「だんでらいおん」を描く空知の背中らしきイラストが投稿されると、瞬く間に話題沸騰。発表前の時点で既に日本中を熱狂させている「だんでらいおん」の今後に注目が集まっている。読切の漫画からアニメシリーズとしてNetflixから新たに誕生した本作の今後の動向に注目だ。

原作者・空知英秋をはじめキャスト&スタッフのコメントも到着!

【コメント全文】
▼空知英秋(原作)
「恥ずかしいからあまり読み返さないようにしているデビュー作を、あろうことかほじくり返してアニメ化していろいろ膨らますとか、どうやらNetflixにはデリカシーって言葉はないようです。でも、せっかくなのでこれを機に20年ぶりに、アイツらの顔拝みにいってみようかな」

▼又賀大介(監督
「だんでらいおん。コメディとしてもドラマとしても本当に面白く、その作品のアニメ化に挑戦できたことをとてもうれしく思っています。と同時に、ファンの方に喜んでもらえるのかという不安や怖さもあり、大きなプレッシャーを感じながら制作しました。シナリオの開発段階から、ジャンプの編集部さまにも参加していただき、心強いチームと時間をかけて丁寧に作ることができました。銀魂が好きな方にも、本作だんでらいおんが好きな方にも楽しんでもらえたらうれしいです」

▼小林親弘(丹波鉄男役)
「自分が声の仕事を始めて間もない頃にアニメの銀魂に出演したことがあります。その時に原作にも触れてみたのですが、めちゃくちゃ笑ってしまうのになんだか泣ける、なんだこれ! となったのを覚えております。そんな空知先生の作品に出演することができてとても光栄です。とにかく収録が毎回楽しみで仕方ありませんでした。本作はとにかくたくさん笑ってたくさん心が動かされます。登場する人物達はみんなどこか力が抜けているように見えるのですが、信念を持ち、そういう生き方を選んであえてそうしているように自分には見えました。脱力しつつ、お話を楽しみつつ、キメる時はキメる! そんな作品をキャスト、スタッフの皆さまと共に模索しながら挑みました。どうか皆さまの心に残る作品でありますよう……!」

▼潘めぐみ(黒鉄美咲役
「多感な時期にリアルタイムで『銀魂』に出合ってしまい、今も離れられずにいます。『これで最後』と言われながら、何度、『終わる終わる詐欺』に踊らされたことか。私は今もなお生きる亡霊です。人として大切なことを教えてもらうと同時に、それ以上を失い、けれど、また取り戻していくような感覚と言いましょうか。そんな原作の第1巻に収録された読切『だんでらいおん』が、この度Netflixオリジナルでシリーズアニメ化ということで、ありがとうございます。人として大切なことを教えてもらうと同時に、それ以上を失い、けれど、また取り戻していこうと思います。とうに覚悟は出来ている。なんだか銀魂にお邪魔しているような気持ちになりながらも、随所でソラチズムとシルバーソウルの通う本作をどうぞよろしくお願い致します」

▼須田泰雄(アニメーションプロデューサー)
「初めてこの企画のお話をいただいたのが2020年。脚本から始まり、作画、音、お芝居、長い期間を非常に熱量の高い方々に参加していただき丁寧に制作することができました。空知先生のだんでらいおんの醸し出す空気感がとても好きです。今回の映像化も素晴らしいスタッフが各セクションで腕を振るい、そんな空気感の世界をつくってくれたと思っています。アニメだんでらいおん、ぜひご覧ください」

▼永富大地(Netflix Anime Creative エグゼクティブプロデューサー)
「アニメ『だんでらいおん』は集英社・「週刊少年ジャンプ編集部」の編集担当さん、制作会社NAZさん、そしてNetflixアニメチームのプロデューサーで空知先生のデビュー作である読切漫画を全7話のシリーズ作品にしてしまうという大胆な危険行為です。「銀○」映画の宣伝動画でいじられたNetflixですが、空知先生の新しい養分になるべくスタッフ一同全力でアニメ『だんでらいおん』を制作いたしました。現世のいろいろに疲れた方に、自分のペースで、ちょっとだけ楽しんでいただけると幸いです」

小林親弘&潘めぐみ登壇「銀魂」空知英秋デビュー作「だんでらいおん」アニメ化発表取材会リポート

【作品概要】
Netflixシリーズ「だんでらいおん」
2026年4月より世界独占配信
原作:「だんでらいおん」空知英秋(集英社ジャンプコミックス「銀魂」第1巻所収)
監督:又賀大介
シリーズ構成:鈴木洋介
キャラクターデザイン:浅利歩惟
副監督:碇谷敦
プロップデザイン:曽野由大
メインアニメーター:井川典恵、カワイモモコ、松原豊、竹知仁美
美術監督:椎野隆介
色彩設計:岡田絵美子
3DCGディレクター:三田邦彦
撮影監督:高木翼
編集:木村祥明
音響ディレクター:小泉紀介
音楽:林ゆうき
音楽制作:懐刀
音響効果:八十正太
アニメーションプロデューサー:須田泰雄
アニメーション制作:NAZ

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