井内悠陽&阿久根温世が“はるはる”旋風を巻き起こす! 「コントラスト」第1話最速レビュー2026/02/21 12:00

itz氏原作の人気BLコミック「コントラスト」の実写化作品が、FODで3月13日午後8:00から一挙配信スタート! ランクインするだけでもすごいと言われるBLアワードでトップ20(BLアワード2022・第18位)に選ばれた人気作だけに、ドラマ化が決まるや否や、SNSでは「誰が演じるのか」と大きな話題に。5年前に発表された作品ながら、その注目度の高さがうかがえる。
多くのBLファンが固唾をのんで配信開始を見守る中、ここでは一足お先に第1話をレビュー!
物語は、主人公・青山翔太(かなた)が懐かしのポータブルCDプレーヤーで激しいハードロックを聴きながら、過去を回想するシーンから始まる。翔太は常に人の輪の中心にいる人気者。顔面レベル最強なうえにサッカーも得意で、シュートを決めれば黄色い声援が飛び交う学校イチのモテ男だ。だが、誰に告白されてもはぐらかし、友達と遊んでいてもどこか寂しげな表情を浮かべている。
そんな翔太が最近気になっているのは、すれ違いざまにやたらと目が合うクールなあいつ。学年トップクラスの成績を誇る秀才・千川陽(あきら)だ。

互いにクラスも名前も知らなかった2人。ある日、翔太は教室を抜け出し、1人でどこかへと向かう陽の姿を見かけ、なんとなく後を追う。屋上へ続く踊り場には、音楽を聴きながら1人眠る陽の姿があった。どんな音楽を聴いているのか興味本位でイヤホンを耳にすると、爆音が響き渡る。驚いて声を上げた翔太の気配で目を覚ました陽。目の前に翔太がいることに、今度は陽が驚く。
陽が激しい音楽を聴く理由は「何も考えなくて済むから」。翔太もまた「なーんも考えたくない」とつぶやき、イヤホンを分け合って2人で音楽を聴く。しばらくじれったい視線のすれ違いが続いた末のこのシーン。冒頭10分も経たないうちから、“尊い”があふれ出す。
翔太を演じるのは、「爆上戦隊ブンブンジャー」(テレビ朝日系)で範道大也/ブンレッド役を務め、圧倒的な存在感を放った井内悠陽。ブンブン、ブン回すヒーローとしてのカリスマ性を残しつつ、今回はモテ陽キャでありながらも少し影を抱える複雑な役どころを繊細に演じている。

もう1人の主人公・陽を演じるのは、ダンスボーカルユニット・ICExのメンバーとして活動しながら俳優としても活躍の幅を広げる阿久根温世。「みなと商事コインランドリー2」(テレ東)で豊嶋花演じる桜子の彼氏・橘健太役や、「セラピーゲーム」 (日本テレビ)の巽役を覚えている人も多いだろう。さらに、MBSほかで放送中のドラマ特区「救い、巣喰われ」(木曜深夜0:59)でも主要人物の1人として注目を集めている。本作では、とある出来事をきっかけに人と距離を取るようになった孤独な陽を、等身大で表現している。

そして、皆さんお気付きだろうか。2人の名前が「はるひ」と「はるせ」であることに。そう、2人は「“はるはる”コンビ」! 主人公やキャスト名を並べて呼びがちなBL民にとって、「はるはる」という響きは、すでにキャスティング成功を予感させるワードと言っても過言ではない。
実際に並んだ2人のビジュアルも実によき。タイトル通り、全く異なるタイプのイケメンが見事なコントラストを描く。180cmと177cmという長身コンビという点も、思わず“勝ち確”と言いたくなるポイントだ。

踊り場や屋上で会話を重ね、陽から「話しながら気付くこともある。悩むのはムダじゃない」と言ってもらえたことで、大好きだったサッカーをやめたことを後悔していた翔太の心にも変化が芽生えていく。一方の陽にも何やら事情がある様子。翔太と向き合う中で、ふと複雑な表情をのぞかせる。

第1話では、BLドラマとしては驚くほど2人の距離は遠く、派手なスキンシップは一切なし。それでも、ゆっくりと深まっていく思いを丁寧に描くことで、じれったくも爽やかな恋の始まりを見せてくれる。BLドラマ入門編としてもぴったりだ。カラオケシーンで流れる楽曲など、遊び心もあり、第2話への期待は高まるばかり。
メイン脚本は「全裸監督」や映画「タイトル、拒絶」など数々の話題作を手がけてきた山田佳奈氏。メイン監督は「世界で一番早い春」や人気BLドラマ「ふったらどしゃぶり」「タカラのびいどろ」の富田未来氏。この布陣からも、制作サイドの本気度が伝わってくる。
春の訪れとともに、“はるはる”旋風が吹き荒れること間違いなし! 一気見してしまう人もいるかもしれないが、ゆっくり始まった2人の恋を、最後まで一緒に見守りたい。
【コンテンツ情報】
「コントラスト」(全8話)
FOD
3月13日午後8:00から全話一挙配信
※配信日時は予告なく変更になる場合あり。

文/石本真樹
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