Feature 特集

南雲奨馬&濱屋拓斗が明かす日本版「The Boy Next World」での進化。「キスに愛を感じました」2026/02/01 07:00

南雲奨馬&濱屋拓斗が明かす日本版「The Boy Next World」での進化。「キスに愛を感じました」

 南雲奨馬濱屋拓斗による“しょまたく”コンビが、約1年ぶりに再びタッグを組んだBLドラマ「The Boy Next World ~並行世界の恋人~」が、FODほかで2月1日午後7:00より配信スタート。3月2日深夜からは、フジテレビでの地上波放送もスタートする。

 本作は、タイで爆発的ヒットを記録したMAME氏原作の同名BLドラマを、日本版としてリメークした話題作。恋愛経験ゼロの大学生・四葉楓(濱屋)の前に、学内の憧れの先輩・鴻上沙羅(南雲)が現れ、「自分は並行世界から来た存在で、俺たちは恋人同士だ」と告げることから物語は動き出す。

 前作「Love in The Air-恋の予感-」(FODで配信中)で強い印象を残した2人が、再び向き合った「The Boy Next World ~並行世界の恋人~」。役としても俳優同士としても関係性を更新した“今のしょまたく”は、どんな表情を見せてくれるのか。撮影を終えた2人に、作品への思いと互いへの率直な気持ちを語ってもらった。

南雲奨馬&濱屋拓斗が明かす日本版「The Boy Next World」での進化。「キスに愛を感じました」

――今回、再びダブル主演を務めることが決まったと聞いたときの率直な気持ちを教えてください。

濱屋 「『よっしゃ、来た!』って思いました」

南雲 「僕も『来たな』と思った半面、原作を知っていた分、正直プレッシャーは大きかったです。ただ、前作で一緒にやっていたので、彼となら大丈夫だという安心感がありました」

濱屋 「また共演できて、またみんなに“しょまたく”を見せられる。もっとパワーアップした僕たちを届けたいという気持ちで挑みました」

――撮影前に、お二人で話し合ったことはありますか?

南雲 「事前にかなり電話をしていました。『ここはこうしたい』とか、役についても『俺はこう思ってる』とか、いろんな意見を交わしながら撮影に臨みました」

南雲奨馬&濱屋拓斗が明かす日本版「The Boy Next World」での進化。「キスに愛を感じました」

――具体的には、どんな点を大事にしようと話されたのでしょうか?

南雲 「今回は特に、演技力や表現力が求められる作品だと思っていました。泣くシーンも多く、感情がむき出しになる場面がたくさんあったので、その都度お互いに気持ちを確認し合ったり、『自分はこの役をこう捉えている』と話し合ったり。お互いの“自己紹介”みたいな感覚で、演技についてはかなり話しましたね」

濱屋 「僕が演じる楓は、孤独を抱えた大学生で、沙羅先輩にだけは本音を打ち明けられる。沙羅先輩の愛を求めている役なんですが、前作を一緒にやっている分、どうしても最初から距離が近くなってしまう。でも今回は“出会う前”から始まる物語なので、そこは意識して抑えながら演じました」

――タイのBL作品では、人気カップルが別作品で共演することも多いですが、日本ではまだ珍しいですよね。

南雲 「日本では初めてかもしれないですね」

濱屋 「だからこそ、前の役に引っ張られないことが大事だと思っていました。今回、僕は楓で、奨くんは沙羅。全く違う関係性として見てもらえたらうれしいです」

南雲奨馬&濱屋拓斗が明かす日本版「The Boy Next World」での進化。「キスに愛を感じました」

――役づくりでは、タイ版から取り入れた部分と、独自に作り上げた部分のバランスはどう考えていましたか?

南雲 「半々くらいです。原作へのリスペクトは大事にしつつ、『自分が演じる沙羅はこうだ』という部分もきちんと出したいと思っていました」

濱屋 「(タイ版で同じ役どころを演じた)Noeulくんを見て、『自分の楓はここだな』と思う部分を抽出して取り入れました」

南雲 「それ、めちゃくちゃ器用やな」

濱屋 「スポイトみたいに(笑)。Noeulくんの楓(タイ版ではプーガン)は、明るい一方で心の奥に孤独を抱えている。その表現がすごく好きで、意識的に取り入れました」

――並行世界という設定で、複数の人物を演じ分ける難しさはありましたか?

南雲 「正直、挫折しました(笑)」

濱屋 「特に沙羅は大変だったよね」

南雲 「自分の世界の沙羅、並行世界の沙羅、さらに“黒の沙羅”“白の沙羅”と、いくつものパターンがあって。撮影現場でもスタッフさんが『次どこだっけ?』となるくらいで、とても大変な撮影でした」

南雲奨馬&濱屋拓斗が明かす日本版「The Boy Next World」での進化。「キスに愛を感じました」

――その姿を見ていて、濱屋さんはどう感じていましたか。

濱屋 「本当に頑張っていました。1人2役というか、自分と自分が自問自答するような芝居を、相手がいない状態でしていく。頭の中で全部計算しながらやっていたと思うので、すごいなと感じていました」

南雲 「うれしいです。大好き!」

濱屋 「ありがとうございます(笑)」

――楓は、並行世界ではすでに恋人同士ですが、現実世界ではそうではない。その切り替えに苦労した点もありましたか?

濱屋 「同時並行で撮影していく中で、こちらでは沙羅先輩と付き合っている前提、でも別のシーンでは“知ってはいるけど縁があるとは思っていない”状態を行き来するので、気持ちの切り替えは難しかったです。監督に『それ、いつもの楓だよ』と言われて、『あ、間違えました』ってなることもありました」

南雲 「俺にはできないなと思いました。撮影期間中、彼は2日に1回くらい泣いてたんじゃないかな。泣くシーンが本当に多くて」

濱屋 「感情の振れ幅が大きくて、常に頭と心を切り替えるのが大変でした(笑)。でも、それだけ感情を出し切っていたので、見ている方の心に届いたらうれしいです」

南雲奨馬&濱屋拓斗が明かす日本版「The Boy Next World」での進化。「キスに愛を感じました」

――精神的にはかなり大変だったのではないかと……。

濱屋 「撮影がタイトな日は泣いて、幸せなシーンでも泣いて、イチャイチャのシーンの後にも泣いて……。感情の起伏は本当に激しかったですね」

――撮影を終えて、手応えはいかがですか?

南雲 「まだ映像をすべては見られていないんですが、120%の全力は出し切れた感覚があります。後悔はないですし、完成した作品を見るのがとても楽しみです」

濱屋 「少し映像を見せてもらったんですけど、“キュン”とするポイントがたくさんあって。前作で演じた玲と嵐士とはまた違う、少し大人っぽくて落ち着いた、淡い雰囲気が印象的でした。それが今回の新しい“しょまたく”なのかなと思います」

南雲奨馬&濱屋拓斗が明かす日本版「The Boy Next World」での進化。「キスに愛を感じました」

――お二人はとても相性が良さそうですが、その関係性はどこから生まれたと思いますか?

南雲 「たぶん、彼が僕のことめちゃくちゃ好きなんですよ(笑)」

濱屋 「逆もしかりだと思いますけど!」

南雲 「ラブシーンって、本気で思い合えていないと伝わらない部分があると思うんです。短い期間の中で、きついことも楽しいことも一緒に乗り越えて、それを2作品続けて経験できた。そこには、戦友のような感覚がありますね」

――お互いの「好きだな」と思うところを教えてください。

濱屋 「優しいところです。僕が弱っている時に寄り添うのが上手で、撮影中だけじゃなく、カメラが回っていない時の心遣いも細やかで。そこからも愛を感じます」

南雲 「僕は、今作のキスですね。キスに愛を感じました(笑)」

濱屋 「キスシーンってことだよね」

南雲 「前作よりもパワーアップしていて、作品に本気で向き合ってくれているのが伝わってきました」

南雲奨馬&濱屋拓斗が明かす日本版「The Boy Next World」での進化。「キスに愛を感じました」

――前作ではディスカッションしながらラブシーンに臨んだそうですが、今作ではより自然に入れましたか?

濱屋 「照れはなかったですね」

南雲 「何様って感じなんですけど、彼の成長っぷりに驚かされて……」

濱屋 「ありがとうございます(笑)。でも今回のキスシーンは、南雲先生がしっかり全体をリードしてくださって」

南雲 「ちょっと待って、先生はやめて(笑)」

濱屋 「監督さんも『南雲さんの頭の中のプランで』って任せていましたから」

南雲 「今回は彼からエスコートするシーンもあるんです。普段は僕が導く役が多いんですが、今回は彼が寄り添って導いてくれる。その関係性も新鮮でした」

濱屋 「ちゃんとできたかなって、少し心配ですけど」

――実際は南雲さんが3歳年下ですが、やりとりを見ているとお兄さんのような雰囲気もありますね。

南雲 「普段からこんな感じです。(濱屋に向かって)しっかりしてください、って(笑)」

濱屋 「えー、そうかな?」

南雲 「年齢差はありますけど、彼はそれを感じさせないフラットな空気を作ってくれる。最初からそうでした。愛嬌もありますし、スタッフさんやキャストさんにも自然にコミュニケーションを広げていくところは、尊敬しています」

南雲奨馬&濱屋拓斗が明かす日本版「The Boy Next World」での進化。「キスに愛を感じました」

――お話を聞いていて、お二人のやりとりから自然な関係性が伝わってきました。では、少し話題を変えて。劇中での楓はラッキーカラーやナンバーにこだわるキャラクターですが、お二人にもジンクスやラッキーアイテムはありますか?

南雲 「撮影前に神社でお参りをするようにしています。大事な場面では、『やった』という事実が自分の自信につながるので」

濱屋 「僕は、ふと時計を見た時に自分の誕生日の数字だったら、いいことがありそうだなって思います。エンジェルナンバーみたいな感覚ですね」

南雲 「そういえば彼、この前電話してきて『見つけたんだよ』って言うから、『何を?』って聞いたら、『草』だって」

濱屋 「ケサランパサランです。綿毛みたいなやつで、捕まえて飼うと願いをかなえてくれるらしいんです。でも願い事をすると消えちゃうから、消したくなくて育ててます。フェイスパウダーを食べるらしくて」

南雲 「それが今、家にあるらしいです」

濱屋 「大事に育てています(笑)」

 最後に、以前SNSで南雲が発した「実際に付き合ってます」という言葉について尋ねてみると、「いろんな意味で、です(笑)」と照れ笑い。濱屋も「温かく見守ってください」と穏やかに応じた。本音とも冗談ともつかないやりとりの中ににじむのは、言葉を尽くさずとも伝わってくる信頼感と、自然と重なり合う2人の空気感だ。物語の行方とともに、“しょまたく”が紡ぐ空気感そのものを、ぜひ最後まで見届けてほしい。

【プロフィール】
南雲奨馬(なぐも しょうま)
2002年2月20日生まれ。東京都出身。モデルとしても活躍。25年には「25時、赤坂で Season2」(テレ東)、タイドラマのリメークで、濱屋と初共演した「Love in The Air -恋の予感-」(フジテレビ)、同じくタイドラマのリメーク「Love Sea ~愛の居場所~」(フジテレビ)など多くのBL作品に出演。

濱屋拓斗(はまや たくと)
1999年1月20日生まれ。富山県出身。23~25年まで教師系メンズアイドルグループ・禁断の方程式のメンバーとして活動。現在は俳優として、ドラマや舞台を中心に活躍している。「Love in The Air -恋の予感-」では、南雲演じるクールで強引なバイク乗りの早瀬嵐士に翻弄(ほんろう)されながらもひかれていく雨宮玲を演じた。

【コンテンツ情報】
「The Boy Next World ~並行世界の恋人~」

FOD、Prime Video、Hulu、Rakuten TV、Lemino
2月1日午後7:00から順次配信
ビデオマーケット、music.jp、カンテレドーガ、U-NEXT、DMM TV
3月1日午後7:00以降全話一挙配信

※3月2日深夜フジテレビで放送開始。
※放送・配信予定は予告なく変更になる可能性あり。

南雲奨馬&濱屋拓斗が明かす日本版「The Boy Next World」での進化。「キスに愛を感じました」

取材・文/斉藤和美 撮影/蓮尾美智子

この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.