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キム・ユジョン、キム・ヨンデらが語る! 韓国ロマンス・スリラー「親愛なるX」2025/12/17 18:00

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キム・ユジョン、キム・ヨンデらが語る! 韓国ロマンス・スリラー「親愛なるX」

 ディズニープラス(Disney+)のスターで、TVINGオリジナル韓国ドラマシリーズ「親愛なるX」が全話独占配信中。美しい顔の裏に残酷な本性を隠し、相手の心を見透かし操るペク・アジン(キム・ユジョン)を主人公に、不遇な幼少期から抜け出すために仮面をかぶって頂点を目指す彼女と、彼女に残酷に踏みにじられた“X”たちの物語だ。

 先日、最終回を迎えた本作から、ペク・アジン役のキム・ユジョン、ユン・ジュンソ役のキム・ヨンデ、 キム・ジェオ役のキム・ドフン、レナ役のイ・ヨルウムの4人から、日本のファンに向けてメッセージが到着した。

キム・ユジョン、キム・ヨンデらが語る! 韓国ロマンス・スリラー「親愛なるX」

――世界中で大きな反響がありましたが、その点について心境を聞かせてください。

キム・ユジョン 「『親愛なるX』がTVINGとして海外に紹介する作品の第1作に選ばれたとうかがった時、驚きと同時に身が引き締まる思いがしました。さまざまな国・地域で注目を集めていると聞くたびに、とてもありがたいと思いました。これほど多くの方々にご覧いただいているということだけでも、大変大きな意味を感じています」

キム・ドフン 「『ドラマ見てるよ、面白かった』と知人に言われて実感が湧きました。特に、普段ドラマや映画をあまり見ない友人から言われた時はすごく驚きました。SNSでも本作について興味を示してくださったり、ささいな情報でも熱く語り合い、登場人物の心情や状況に共感し、時には胸を痛める視聴者やファンの方々の声に触れるたびにホッとすると同時に手応えを感じています。本当に心から感謝しています」

――視聴者を魅了する理由はどこにあると思いますか?

キム・ヨンデ 「興味深い題材や予測不能な展開、そしてさまざまな登場人物たちが複雑に絡み合って生まれる感情の変化こそが、視聴者の皆さんをひきつけた要素だと思います。各キャラクターのしっかりしたバッグボーンも自然と視聴者の皆さんを物語の世界に引き込む力になったと思います」

イ・ヨルウム 「私たちの身近にいそうなさまざまなタイプの人物を魅力的に描き、アジンというキャラクターへの共感と憤りが交錯する中で芽生えてくる新たな感情が、本作をより興味深いものにする理由の一つだと思います」

――役づくりで行ったリサーチや、印象に残っているシーンを教えてください。

キム・ユジョン 「役づくりのために、原作のウェブトゥーンを読み込み、キャラクターの変化や感情を分析しました。彼女の心理状態をより深く理解するために、心理学の教授にもアドバイスを求めるなど、専門家の方々にも協力していただきました。ルックスに関しては、ウェブトゥー ンに描かれたアジンの冷徹で落ち着いた雰囲気を表現するために、彼女の視線や目つきに気を配り、スタイリング面では初めてフルバングヘアに挑戦してキャラクターのイメージを構築していきました」

キム・ヨンデ 「キム・ユジョンさんとは、撮影が始まる前から、各シーンについて十分話し合いを重ね、お互いのキャラクターへの理解を深めようとしました。2人のキャラクターの感情の密度をシンクロさせていくことが重要だったので、その話し合いが自然に芝居に反映されたと 思います」

イ・ヨルウム 「私はアジンとレナの一番大きな違いは、本心を隠しているかそうでないか、そして愛を渇望しているかどうかだと思いました。レナはアジンとは対極にある人物だと思います。なので、どうしてこのような根本的な違いが生まれたのかを随分考えました。レナが愛を求め、本心をさらけ出すキャラクターである一方で、アジンは他人に気を取られるあまり、自分のことは顧みない人物です。ですから、アジンとは対照的にレナを人との関わり方が不器用な人として描き、彼女の人間らしい魅力を加えたいと思い工夫しました」

キム・ドフン 「アジンを笑わせるシーンがあるのですが、台本を読みながら『このシーンは絶対いいものにしたい』という意欲が湧きました。それは恋しかったアジンと数年ぶりに再会した状況で、アジン、ジュンソ、ジェオが一堂に会する数少ないシーンだったからです。その笑いがお互いリラックスしたものになるといいなと思って、自然と即興のセリフや表情、ジェスチャーが生まれました。僕はユジョンさんがとびっきりの笑顔になることを期待して、思いつく面白い話をどんどんしました。実際、彼女を笑わせることは簡単なことではないので必死でした(笑)」

キム・ユジョン、キム・ヨンデらが語る! 韓国ロマンス・スリラー「親愛なるX」

――撮影を通して、それぞれ共演者の皆さんから学んだことや刺激を受けたことはありますか?

キム・ユジョン 「キャスト全員がそれぞれのアプローチで役柄への理解を深めたので、共演をする上でとても助かりました。アジンは相手によって態度を変える人物ですので、相手役との相性がとても大事な役です。共演者の皆さんがそれぞれのキャラクターをとても生き生きと表現してくださったおかげで、ペク・アジンという人物もより多面的なキャラクターになれたような気がします。ペク・アジンを演じる大変さを理解くださり、共演者の皆さんは私に寄り添い、全力で支えてくださいました。そのことに深く感謝し、多くのことを学びました」

キム・ヨンデ 「それぞれの役者たちが自分の立ち位置で全力を尽くしている姿は本当に刺激的でした。そのエネルギーは自然と相乗効果につながり、僕自身もその中で多くのことを学び、成⻑できたと思います」

キム・ドフン 「共演シーンが一番多かったキム・ユジョンさんとキム・ヨンデさんには、本当にいろんなことを学びました。キム・ユジョンさんは、小さな動きだけでも深い感情を表現できる俳優だと思います。大きな感情を小さな動きに凝縮することでより大きなエネルギーを感じさせました。キム・ヨンデさんは、まさに“盗みたくなるようなまなざし”を持った俳優です。特に無表情な時に見せる、何とも言い難いまなざしが大変魅力的で、ユン・ジュンソという人物が持つ感情の質感を強く訴える力強さがありました」

イ・ヨルウム 「私は時々元気が出ない日もありますが、ジェオ役のドフンさんにずいぶん助けられました。彼はあふれんばかりの元気とポジティブなエネルギーで周りを幸せにします。そのおかげで、芝居と向き合う自分を奮い立たせることができました。一見、ちゃめっけたっぷりに見えますが、実はとても思慮深い人なので、そういうところを見習いたいと思いました!」

キム・ユジョン、キム・ヨンデらが語る! 韓国ロマンス・スリラー「親愛なるX」

――ところで、休憩中や撮影の合間はどのように過ごしていましたか?

キム・ユジョン 「ペク・アジンを演じている間、どうしても物語の雰囲気に精神的にも体力的にも影響を受ける瞬間がありましたが、共演者やスタッフ、監督に励ましてもらい、バランスを保つことができました。休みの時間には作品のことだけでなく、身の回りの話をしたり一緒に食事をしたりして自然と息抜きができました。そういう時間があったからこそ、ハードなシーンも比較的安定した状態で臨むことができたと思います」

キム・ドフン 「同年代の共演者が多い現場だったので、すぐに打ち解けましたし、監督も撮影が始まるまで自由に意見を出し合える雰囲気を作ってくださいました。クランクイン前にワークショップを行って信頼関係を築き、読み合わせの日には、キャスト同士で気楽にあいさつしたりコミュニケーションを取ったりする時間を十分に取ることができました。なかなかヘビーな作品ですので、その重苦しさは休憩時間におしゃべりをしたり冗談を言ったりして和らげました。そして撮影のない日には、キャストと監督が集まって絆を深めていきました」

――では、物語が加速する後半の見どころと、作品を楽しんでいる日本のファンへメッセージをお願いします。

キム・ユジョン 「物語が後半に進むにつれて、皆さんがどんなことを予想してもそれを上回る展開が待っているかもしれません。これまでさまざまなキャラクターやストーリーが展開されましたが、まだまだこれからです。『親愛なるX』を楽しんでくださっている海外の皆さんに心から感謝しています。それぞれの視点で作品を楽しんでいただいていることが、俳優としてとても大きな力になっています。どうか最終話までアジンの物語を見届け、さまざまな感情や疑問を共有していただければうれしいです」

キム・ヨンデ 「アジンの変化、そして彼女を取り巻く周辺人物たちの感情や関係性は、後半でより一層密度を上げていきます。それぞれの人物がどのような選択をするのか、ぜひ見守ってください。そして、いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。これからもいい作品、いい演技で皆さんのご期待に応えられるよう頑張ります。これからも応援よろしくお願いいたします」

キム・ドフン 「ペク・アジンがいよいよ頂点に登り詰めるのか、それとも破滅するのか、そして彼女をそばで支えてきたユン・ジュンソとキム・ジェオが最後まで彼女に寄り添い続けるかも大きな見どころです。さまざまな物語が絡み合い、最後まで予断を許さない展開を見せているのが『親愛なるX』の魅力だと思います。本作を楽しんでくださっている日本のファンの皆さん、心から感謝しています。僕も日本の作品やコンテンツを愛するファンとして、日本の皆さんに応援していただけていることを誇りに思うし、感謝しています」

イ・ヨルウム 「本作には、多様で魅力的なキャラクターがたくさん登場します。アジンはその中で周りに影響を与えるばかりの人物のように見えますが、それと同時に彼女自身も周りから影響を受けていることも見どころの一つです。また私自身もこの作品を通してこれまでと違う役柄を演じ、披露することができて本当に幸せでした。『親愛なるX』をたくさんの方々に広めていただければうれしいです」

キム・ユジョン、キム・ヨンデらが語る! 韓国ロマンス・スリラー「親愛なるX」

【コンテンツ情報】
「親愛なるX」(全12話)
ディズニープラス「スター」
全話独占配信中

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