「This is I」木村多江、吉村界人ら追加キャスト発表。予告編も公開2025/12/16 16:00

平成のテレビ界を代表するバラエティータレントの1人であるはるな愛の物語を描く、Netflix映画「This is I」が2026年2月10日に配信。制作が発表されると大きな話題を呼んでいたが、このたび、予告編、キーアート、さらに追加キャストも解禁された。
2008年、“エアあやや”の口パクモノマネで一世を風靡(ふうび)したはるなだが、その舞台に立つまでには、幼い頃から“本当の自分とは何なのか”に悩み、世間の冷たい視線に苦しみながらも「(松田)聖子ちゃんのようなアイドルになりたい!」という夢を手放さなかった少年・ケンジの長い道のりがあった。その運命を変えたのは、医師・和田耕治との出会いだった。2人の生き方を記したはるなの著書「素晴らしき、この人生」(講談社)、和田耕治・深町公美子氏「ペニスカッター:性同一性障害を救った医師の物語」(方丈社)を参考に、当時タブーとされていた性別適合手術の扉を開いた2人の心震わす実話が、Netflix映画として鮮やかによみがえる。
主演を務めるのは、オーディションで選ばれた18歳の新星、望月春希。トランスジェンダー当事者を含む幅広い応募者が集まった、決して容易ではないオーディション選考を経て選ばれた望月が、演技レッスンや監督とのワークショップを重ね、役づくりにも徹底的に向き合い、スクリーンの中で“新しい時代のアイコン”としてこれまでにない輝きを放つ。主人公に大きな転機をもたらす実在の医師・和田役を、幅広いジャンルで確かな存在感を放つ実力派俳優・斎藤工が務める。
中学生のケンジは「アイドルになりたい」という夢を抱きながら、“自分らしさ”に悩み、周囲の環境に苦しんでいた。ケンジの運命を大きな変えることになったのは、ある二つの出会い。恐る恐る足を踏み入れたショーパブで出会ったのは、自分を受け入れてくれる世界と“アイ”という新しい名前。ユーモアと優しさにあふれたダンサーたちが、アイ=ケンジを温かく明るく迎え入れる。
そしてもう一つは、過去に患者を救えなかったことで苦悩を抱える医師・和田との出会い。アイは和田に自身の悩みを打ち明けることで、自分自身の心と向き合い、性別移行へと心を固めていく。また和田自身も、アイへの性別適合手術を執刀することで「本当の医療とは何か」を考え、過去に患者を救えなかったことへの悩みへと向き合っていく。
「アイドルになりたい」という夢を抱くアイと和田。時に明るく時に壮絶な道のりを必死に進んでいく2人を、1980~2000年代の名曲たちが後押しする。今回解禁された予告映像にも流れるプリンセス プリンセスの「Diamonds<ダイアモンド>」のほかにも、どのような楽曲が2人の人生を彩るのか期待が高まる。同時に解禁になったアイと和田医師がきらびやかな背景に包まれたキーアートでは、アイドルを目指す鮮やかなドレス姿のアイが中央に立ち、決意のまなざしを向け、その手には、まだ少年だった頃のケンジの写真も携えており、前に進む揺るぎない決意を感じさせる。一方、その隣には、本人にそっくりと評判の斎藤が演じる和田医師の姿が。冷静ながらも患者の人生に深く向き合う医師としての強い覚悟と優しさがにじみ出ている。この2人の物語がどのように進んでいくのか気になるところだ。
そして、2人の物語を色鮮やかにするキャラクターには、個性豊かなキャストたちが顔をそろえた。アイの母親・初恵と父親・和孝を演じるのは、木村多江と千原せいじ。アイが働くショーパブのママ・アキ役には中村中、ショーパブの男性ダンサーでアイと恋に落ちるタクヤ役に吉村界人。和田の働くクリニックの看護師・裕子役にMEGUMI、和田の医療行為に目を光らせる刑事・鶴久役で中村獅童の参加も決定している。
【コンテンツ情報】
Netflix映画「This is I」
Netflix
2026年2月10日から世界独占配信
この記事をシェアする

















