脚本家・生方美久が菊地凛子、錦戸亮らと新ジャンルに挑む! 「嘘が嘘で嘘は嘘だ」2025/12/05 09:00

フジテレビでは、脚本家・生方美久氏の待望の新作ドラマ「嘘が嘘で嘘は嘘だ」を制作することが決定。本作は、FODで12月24日に一挙独占配信され、2026年1月11日からは地上波での放送も予定している。
「嘘が嘘で嘘は嘘だ」は、ドラマ「silent」「いちばんすきな花」「海のはじまり」(すべてフジテレビ系)など、数々のヒット作を手がけた生方氏にとって初のミステリー作品。フジテレビで5作目となる本作は、人はなぜ嘘(うそ)をつくのか? 優しい嘘、人を傷つける嘘、無意味な嘘……そんなさまざまな“嘘”にまつわる人間模様を、クリスマスの夜を舞台に描き出す男女の物語だ。

主演を務めるのは、映画「バベル」(06年)で日本人女性として50年ぶりにアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、国際的な活躍を続ける俳優・菊地凛子。離婚後、不運続きの生活が続いている主人公・大森みつ子を演じる。みつ子の元夫で、離婚後も新潟で暮らす小林幸助役には、ドラマ「ラスト・フレンズ」(フジテレビ系)や「流星の絆」(TBS系)など俳優としても高い評価を得る錦戸亮。さらに、音楽と演技の両面で活躍する竹原ピストルが扮(ふん)するのは、コミュニケーションが苦手だが正義感の強い“自称”刑事・並木正義。そして、大河ドラマ「光る君へ」(NHK)で演じた一条天皇役が記憶に新しく、フジテレビ系で放送中の「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」(月曜午後10:00)に出演中の塩野瑛久が、クリスマスイブの夜に1人でいる女性を狙う“自称”結婚詐欺師・中村信役を務める。


実力派キャストが集結し、嘘と真実が絡み合う人間模様を、緻密(ちみつ)に描く「嘘が嘘で嘘は嘘だ」。生方氏が“ヒューマンラブサスペンスサイコホラーシチュエーションコメディー”と“自称”する本作は、まさしく新ジャンルで、何度も見返したくなる仕掛けにあふれており、配信で何度でも楽しみたい作品となっている。

今回ドラマ主題歌は、24年に始動したばかりの新人ソロプロジェクトアーティスト・FUJIBASEの「yosuga」に決定した。作詞・作曲・編曲・歌唱・トラックメーク・ドラム演奏までを自身でこなし、ラフに創ったデモ曲を“Demo Sketch”と題して毎月音楽サブスクリプションサービスに公開していたところ、SNSを中心に多くの反響を受けている。SNSで100万再生を突破した「NEON TOKYO」など、幅広い年代の洋楽と映画がバックボーンにある楽曲が、有名アーティスト、音楽関係者、SNSユーザーから支持を得ている注目の新世代アーティストだ。一晩の出来事を通して積み重なっていくキャラクターたちの繊細な心の機微を、そっとすくい上げてくれるような楽曲で、嘘と真実が入り混じる本作の世界に、柔らかく、そして確かな余韻を添えてくれる主題歌となっている。

なお、FODでは「silent」「いちばん好きな花」「海のはじまり」など生方脚本の過去作品も配信中だ。
コメント
■菊地凛子(大森みつ子 役)

「それぞれのキャラクターがとても魅力的で、一晩の物語を4話で見せていくという構成がすごく面白いと感じました。セリフの一つ一つに伏線がちりばめられていて、どの言葉も大切に、一言一句しっかり届けられるようにと思いながら演じていました。見終わった後にもう一度見返したくなるような作品になっていると思います。誰が本当のことを言っているのか、嘘なのかを楽しんでいただけたらうれしいです」
■錦戸亮(小林幸助 役)

「台本を拝見した段階で、フフっと思わず笑ってしまう場面が多々あり、この作品に参加したいと強く、嘘か本当か感じました。一つのシチュエーションの中で、サスペンスにもコメディーにも転じていく会話劇がこの物語の魅力だと思います。嘘のような本当、本当のような嘘が交錯する中、何を信じるかは自分次第。クリスマスの居酒屋で、弾んだ会話の先には、きっとハッピーエンドが待ってます。嘘だと思って見てください」
■竹原ピストル(並木正義 役)

「くすくすっと笑えるところ。な、なるほど……言われてみれば……って、いまさら腑(ふ)に落ちてしまうところ。えー!? 何!? ってびっくりするところ。その他諸々そんなこんなな魅力、見どころがぎゅうぎゅうに混じり合っている、すてきな作品だと思います。真実って何? 嘘って何? 真実のもろさ。嘘のたくましさ。逆も然り。めくるめく真実。嘘……やっぱり見てのお楽しみがいいかな、と思ってものっすごくざっくりな説明としてしまいましたが、皆さんぜひ、見てお楽しみくださいね! 良いクリスマスを!」
追伸
「撮影の日々、ほんっと楽しかったです! 機会をありがとうございました! お世話になりました!」
■塩野瑛久(中村信 役)

「ご一緒したかった生方さんの書く脚本の世界に飛び込めて幸せでした。ワンシチュエーションみたいな作品を一度やってみたいとずっと思っていました。そういった作品を見るのも好きなので。それをこんなすてきなスタッフやキャスト含めたクリエーターの方々に囲まれてかなえられたこと、まさに嘘みたいな出来事です。鼻からトマト出るかと思いました。これは嘘です。でもよければ皆さんお手元にトマトをご用意の上、この作品をご覧ください」
■生方美久(脚本家)
「ヒューマンラブサスペンスサイコホラーシチュエーションコメディーです。本当です。はりぼての真実や強固な虚偽だらけの世の中ですが、ドラマは100%嘘なので安心してご覧いただきたいです。とても楽しい制作期間でした! 本当です! 面白いと思います! 嘘だったらごめんなさい!」
■金城綾香(プロデューサー)
「生方さんと“嘘つき”の話で盛り上がり、“嘘つきのドラマ書いてほしいです”と話したことが本作のきっかけでした。嘘を吐かれると怒るのに、自分は平気で嘘と吐く。自分にもそういうダメなところがあるなと、何度もグサグサ刺される、そんな作品に仕上がりました。生方さんの言葉の殺傷力をぜひコメディーとして楽しみながら、ゾッとしていただきたいです! そして、そんな言葉を大切に演じてくださった素晴らしい4人のお芝居にもぜひご注目いただきたいです。場面が変わらないワンシチュエーションだから出せる、菊地さん、錦戸さん、竹原さん、塩野さんのお芝居の機微も楽しみにご覧ください。主題歌を書き下ろしてくださったFUJIBASEさんのみずみずしい才能もこの作品にとって大切な役者となりました。世界観に寄り添ってくださった楽曲にもご注目いただきたいです」
【コンテンツ情報】
「嘘が嘘で嘘は嘘だ」(全4話)
FOD
12月24日(12月23日深夜0:00)~全話一挙先行配信
※フジテレビ系で、2026年1月11日スタート(日曜午後11:15~11:45)。
※放送日時は予告なく変更となる場合あり。
※「silent」」「いちばん好きな花」「海のはじまり」も配信中。
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