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秋の夜長に見るだけで心温まる韓国ドラマ「マイ・ユース」の“エモキュン”シーン3選2025/11/01 12:00

秋の夜長に見るだけで心温まる韓国ドラマ「マイ・ユース」の“エモキュン”シーン3選

 つらい青春時代を過ごした主人公が初恋相手との再会を経て、人生を少しずつ前進させていく韓国ドラマ「マイ・ユース(My Youth)」。FODでの配信開始と同時に高い注目を集めた本作の魅力として挙げられるのが、高い共感性とともに繊細に紡がれていくストーリーだ。人気の子役俳優だった幼少期から一転、心に傷を負ったまま大人になったソンウ・ヘと、15年ぶりに再会した彼の光となっていくソン・ジェヨンの物語は単なるラブストーリーの枠を超え、ときめきと人生の指針をくれるものに。その中から、心に響く三つの名シーンを紹介する。

第2話:キラキラした青春感たっぷりの初デートシーンにほっこり

秋の夜長に見るだけで心温まる韓国ドラマ「マイ・ユース」の“エモキュン”シーン3選

 ヘとジェヨンの物語を語る上で外せないのが、彼らの“出会いの時”でもある高校時代。その高校時代の描写が中心となる第2話で、苦難の人生を送るヘ(ナム・ダルム)と優等生のジェヨン(チョン・ソヨン)は淡い恋心を抱き合い、初めてのデートをすることになる。片やアルバイト漬け、かたや勉強ばかりで放課後に遊んだことすらない2人のデートは書店に始まり、最後は「海を見たことがない」という、ヘの一言で海へ。

 ミサンガに願いを込めたり、草木が揺れる音に耳を傾けながら「波の音みたい」とつぶやいたり、光が差し込む海の波打ち際を歩いたり……。きらめくジェヨンの姿を目にし、つらい現実を少しの間だけ忘れるヘのうれしそうな表情がまさにこのデートシーンの見どころ! あまりにまばゆい光景が続いた後、「僕の世界が美しいのはたまにでいいのに、今日は美しい瞬間が多すぎた」と自らを戒めるヘの哀しみも含め、ピュアな美しさがグッと胸に迫ってくる。

第4話:良質なラブコメらしさが詰まったキスシーンにときめく

秋の夜長に見るだけで心温まる韓国ドラマ「マイ・ユース」の“エモキュン”シーン3選

 花屋を営みながら、小説家としても活躍する現在のヘ(ソン・ジュンギ)と、芸能事務所の社員として多忙な日々を送るジェヨン(チョン・ウヒ)。15年ぶりの再会を果たした2人は第4話で、ある番組の撮影を行うため美しい島を訪れることになる。再会以来、微妙な距離感を保ち続けていたヘとジェヨンだったが、ハプニングに見舞われた2人は島で一夜を過ごすことに! だが、ヘとジェヨンの小粋なセリフの応酬も魅力の本作らしく、自分の気持ちに素直になれない2人は軽口をたたき合う時間を延々と送る。

 ところが、軽快に飛び交う冗談の隙間から本音がふと見えた時、ついに……。「嫌ならよけて」と言いながら唇を近づけてくるヘに、「嫌じゃなかったら?」と聞き返すジェヨン。その言葉を受けたヘは、「何よりだ」とつぶやきながらジェヨンにキス! そのスマートなやりとりは良質なラブコメディー映画のようで、大人の男女のかわいらしい姿にときめきが詰まっている。

第7話:もう1組のカップルにも注目! 本音が胸に迫ってくる屋上での会話

秋の夜長に見るだけで心温まる韓国ドラマ「マイ・ユース」の“エモキュン”シーン3選

 ヘとジェヨンの物語を中心に据えつつ、彼らを取り巻く人々の人生を大切に描いていくのも本作らしさ。第7話では、ヘの義理の弟にあたる税理士のソクジュ(ソ・ジフン)と、ジェヨンがマネジャーを務める俳優・テリン(イ・ジュミョン)のささやかな交流が心に響いてくる。勝ち気な態度で武装するテリンと、心優しいが軽く見られがちなソクジュは、ヘとジェヨンに負けず劣らず“もどかしい2人”。ロマンスの萌芽を感じさせるものの、顔を合わせるたびにああだこうだと言い合っている。

 そんな中、屋上で2人きりになるこのシーンでは、強さの中にもろさを抱えたテリンが「自分だけが重圧に押されそうな気がする。なぜこの世界に私が私として存在するのか、一定の周期で知りたくなる」と明かし、人生のままならなさをソクジュの前で思わず吐露。それを聞いたソクジュの反応は……? 登場人物それぞれが折に触れ、人生の真理と向き合う「マイ・ユース」ならではのシーンとなっている。

【コンテンツ情報】
マイ・ユース(My Youth)(全12話)
FOD
配信中

文/渡邉ひかる

DMM TV

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