「今日もふたり、スキップで」松村沙友理&白洲迅が夫婦さながらのほっこりトーク2025/10/08 12:00

Lemino®では、10月4日からオリジナルドラマ「今日もふたり、スキップで」の独占配信がスタート。配信開始を記念し、プレミアム上映会イベントを開催した。今回が初共演となる妻役・松村沙友理と夫役・白洲迅が、幸せな結婚生活を描く本作にちなみ、結婚式の披露宴会場に登壇した。作品からそのまま出てきたかのように息がぴったりな様子は“夫婦”さながら。原案がエッセーであるが故の役づくりの難しさに2人が共感し合ったかと思えば、白洲が“スキップ”したくなるほど大好きな果物に松村が浮気心を指摘!? 笑いが混じりながらも終始ほっこりとした雰囲気に包まれた。
この日の上映会には大勢のカップルを招待。和やかな雰囲気が会場を包む中、大勢の観客に拍手で迎えられた松村は「本日は皆さんとこうやって楽しい時間を一緒に過ごせるのが楽しみです。どうぞよろしくお願いします」とあいさつ。白洲も「今日はなんだか、かしこまった格好をしていますが、作品は超緩いんで。今日も緩く皆さんと一緒に楽しんでいけたら」と呼びかけた。

時にはほっこりし、思わず笑ってしまう夫婦生活をつづったエッセーを原案とした「今日もふたり、スキップで」。「私の中では、自分の演じる“妻”のイメージが違ったかもしれない。原作を読ませていただいた時の妻の雰囲気と、台本を読んだ時の雰囲気がまた違っていたんですけど。そこから撮影で実際に妻を演じてみて『こういうことなんだな』というのがやっと分かってきた」と振り返った松村。
一方、白洲も「僕も“夫”をつかむのに、最初からつかめた感じはしなかった」と告白するが、「僕ら夫婦って、どこにでもいそうなんだけど、たぶんいないと思うんですよ。分かりやすく言うと変なキャラクターなんです。だからそこをつかむのにちょっと時間がかかりましたし、難しかった」と明かした。そうした本作について「一応、ジャンル分けをするとコメディーにもなると思うんです。でも、やりすぎて狙いにいっちゃ絶対駄目な作品だとも思っていたので。そこらへんのあんばいを、僕ら2人もそうだし、監督ともいろいろと話をしながら作っていきました」と話した。それ故に「日々撮影をしていて体は疲れるんですけど、心はどんどん癒やされていくような。そんな不思議な作品でした」と感じたそうで、そんな白洲の言葉に松村も深くうなずきながら聞いていた。

そんな2人が、撮影中に思わず笑ってしまったエピソードを聞かれると、「ちょっと何のシーンだったか定かじゃないんですけど……松村さんが本当に寝ていたことがあって」と白洲が笑いながら明かすと、会場は笑いに包まれた。その時の様子を白洲は「寝ていて、起きるという芝居のシーンだったんですけど、『用意スタート!』(というかけ声)がかかっても一向に起きてこなくて。スタッフと僕とでみんなクスクス笑いながら見てました。でもちょっとした沈黙で何かを察したんでしょうね。ガバッと起きたんです(笑)」と報告。それには松村も「私、すごく寝ちゃうんですよ。めっちゃみんなに見られながら、スヤスヤ寝てしまった」と照れくさそうに返した。
「そんな2人が『息が合ったな』という瞬間はあったのか」という質問に対し、松村も「わあ、息が合ったな、という明確な瞬間は分からなかったんですけど、ずっと引っ張ってもらっている感覚はあったんです。この作品は、2人のシーンがとても多くて、セリフの掛け合いもとても多い作品だったんですけど、私はそこがあまり得意ではなくて。セリフで見せる作品に対してちょっと怖さがあったんですけど、でもこの作品に入って、(白洲演じる)この“夫”と向き合ってしゃべってみると、セリフを言うことに対してのしんどさがないなと感じて。それは“夫”さんのおかげだったなと思います」と感謝すると、白洲も「いや、“妻”のおかげです」と返し、お互いに笑い合う様子が見られた。

そして、白洲も「ふとした撮影中の雑談で好きな食べ物の話になって。あんこはこしあん派だし、エビフライのしっぽは食べる派だし、サケの皮も食べる派だし。あの時の会話は本当に、もう息がぴったりでしたね。特にそれが撮影の序盤の頃だったので、余計うれしかったのかもしれない」と言うと、司会のフリーアナウンサー・安東弘樹も「実は僕も一緒です」と告白。くしくも息の合った3人がイベントにそろうこととなり、笑いが起きた。
続けて、ドラマのタイトルにちなみ「最近、スキップするくらいうれしかったことは?」というトークテーマに。それには、まず松村が「私は仕事でいろんなところに行かせていただくんですが、地方に行った時にご高齢の方に『さゆりんごちゃん!』と声をかけてもらえることが多くなって。最近はそれがすごくうれしいです」とにっこり。
白洲は「今、秋ですけど、僕はナシがすごく好きで。自分でもよく買うし、いただくことも結構あって。今は家にたくさんナシがあるんですよ。家にたくさんナシがあるというその事実がうれしくて。スキップしたくなるくらい心が弾んでます」と目を輝かせると、「……ごめんね、リンゴじゃなくて」と謝罪。それに対して、松村が「ちょっと浮気心が見えましたね。一個ぐらいリンゴを入れといてくれたらいいのに」と返すなど、ドラマを彷彿とさせるようなやりとりに、温かな空気に包まれた。

作品の大きなテーマである「なんかいいな」と感じる瞬間について質問を受けた松村は、「この作品に入ってから、街を散歩しているだけで『なんかいいな』と思うことが増えました」と返答。「前までは街を歩いても、そんなに周りの風景を見たりすることがなかったんですけど、この作品の撮影では、2人で散歩したり、外を歩いたりするシーンも多かったので。そういう時に周りの風の音や、虫の声などに耳を傾けたりして。そういうのってすごくすてきだなって感じるようになって。私はワンちゃんを飼っているので、イヌの散歩の時に耳を傾けています」と変化を述べた。
そんな松村の言葉にうなずいた白洲も「最近はようやく秋になって。やっと窓を開けて、エアコンもつけず、自然の風を感じることができるようになったのが本当に幸せ。特に最近は夏も暑いですし、春も秋も短くて、すぐに冬になってしまって。窓を開けられる期間が短くなってるじゃないですか。だからこそ(秋の風って)当たり前じゃないんだなって。自然の風っていいなと思います」とささやかな日常の喜びを語った。

この日、終始自然体でトークを繰り広げた2人。そんなイベントもいよいよエンディングへ。最後に白洲は、「この作品を通して、そこらへんに転がってるような日常の小さな幸せに、少しでも気付くきっかけになれたらうれしいです。ちょっとでも何かを感じていただけたら、僕ら出演した側としては成功かなと思うので。リラックスして見ていただけたらうれしいです」とメッセージを発信。続く松村も「私もこの作品の撮影を通して、日常の中の『なんかいいな』を探すのが得意になりました。ぜひ皆さんにもこの作品を見て、日常の中の『なんかいいな』をたくさん感じてもらえたらいいですし、この作品の中の『なんかいいな』をたくさん感じてもらえたらうれしいです」と語りかけ、イベントを締めくくった。
【コンテンツ情報】
「今日もふたり、スキップで」(全10話)
Lemino
配信中(土曜深夜0:00最新話配信)

キーワード
関連リンク
この記事をシェアする