「北極星」チョン・ジヒョンとカン・ドンウォンの守り守られる2人の姿が美しい!2025/09/18 17:00

韓国の2大スター、チョン・ジヒョンとカン・ドンウォンの初共演も話題のスペクタクルロマンス「北極星」が、9月10日からディズニープラス(Disney+)で配信開始。スリリングなストーリー展開や壮大なスケールなど、見どころに事欠かない同作に、早くも注目が集まっている。
物語の始まりは、次期大統領候補が暗殺される事件から。妻で外交官のソ・ムンジュ(チョン・ジヒョン)は亡き夫の死の真相を追う中、自ら大統領選へ出馬する道を歩み始める。そんな彼女の警護を務めることになったのが、世界的な民間軍事会社のエースであり、国籍すら不明の謎深き男であるペク・サンホ(カン・ドンウォン)。度重なる危機を共に乗り越える2人は、やがて国家に迫る脅威に翻弄(ほんろう)されることになる。

真っ先に目を引くのは、大統領候補となる未亡人を演じたチョン・ジヒョンと、彼女を守る役どころに扮(ふん)するカン・ドンウォンのカップリングだろう。配信に先駆けて行われた制作発表会では、「私はカン・ドンウォンさんの長年のファンでした」とチョン・ジヒョンが告白。カン・ドンウォンも「チョン・ジヒョンさんとの共演に魅力を感じ、出演に至りました」と語っている。
「物静かでしなやかで、大胆な行動力も持ち合わせている」(チョン・ジヒョン談)というムンジュと、「孤独で、苦悩も多いが、ムンジュを守りたい気持ちは本物」(カン・ドンウォン談)というサンホだが、演じる両者の相思相愛ぶりにも納得させられるほど、守り守られるムンジュとサンホの姿が美しい。ドラマチックな関係性にある役柄での豪華共演を実現させたキム・ヒウォン監督(「涙の女王」)も、「美しい2人が共演する姿を見ているだけで幸せでした」と満足そう。スタイル抜群で高身長の2人に合わせ、セットの天井の高さを上げたという撮影秘話も明かしていた。
キム・ヒウォン監督いわく「第1~3話で登場人物たちの背景が明かされ、第4話からスピーディーに物語が進む」という本編だが、その中に渦巻くのはロマンスとサスペンス。「ムンジュとサンホは全く違う世界に生きてきましたが、お互いにひかれ合い、向き合っていきます。お互いを知れば知るほど、自分を見つめ直すことにもなる2人の関係が面白い形に発展していくのではないでしょうか」とチョン・ジヒョンは明かす。その恋模様はまさに大人のラブストーリーといったところで、カン・ドンウォンと2人でモニターを見ながら「こんなにも“大人”な演技をしたことがある?」と話したこともあるそう。役者自ら「いい感じの2人だと思う(笑)」と自負するムンジュとサンホの姿に注目だ。

また、危険と隣り合わせにいる2人が恋に落ちる以上、そこにはアクションが生まれる。カン・ドンウォンが鍛え上げた肉体を駆使する、怒濤(どとう)のアクションシーンも本編の大きな見どころだ。あらゆる脅威からムンジュを守ろうとするサンホについて、カン・ドンウォンは「最初のうちは戦い方がクール。ですが、物語が進むにつれ、“ムンジュを守りたい”という思いがこもったアクションに変わっていきます」と解説。アクション監督として名をはせ、映画「犯罪都市 PUNISHMENT」で監督デビューを果たしたホ・ミョンヘン監督も「皆さんご存じの通り、カン・ドンウォンさんは手足がすごく長いので、同じ動きをしても、ほかの俳優では表現しきれないカッコよさがあると思います」と絶賛していた。

さらに、撮影現場におけるカン・ドンウォンの活躍は、アクションシーンに留まらなかったよう。壮大なスケールで展開するストーリーのため、本編にはハリウッド俳優たちも多数出演。「スター・トレック」シリーズのジョン・チョーをはじめ、「コバート・アフェア」のクリストファー・ゴーラムらもそれぞれ重要な役どころで登場する。韓国にルーツを持つジョン・チョーのキャスティングにあたっては、英語の堪能なカン・ドンウォンが製作陣との橋渡し役となったそう。キム・ヒウォン監督が「役に対する洞察力が鋭く、アイデアも豊富な素晴らしい方」というジョン・チョーら、グローバルなスターたちの活躍も見逃せない「北極星」の全9話は、毎週2話ずつ(初回のみ3話)配信される。

【コンテンツ情報】
「北極星」(全9話)
ディズニープラス「スター」
9月10日から日本初独占配信中(初回3話一挙配信。以降水曜に2話ずつ配信)
取材・文/渡邉ひかる
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