「コンフィデンスマンKR」パク・ミニョンらが息ぴったりのコンゲームを展開!2025/09/12

悪党たちを巧みに出し抜く詐欺師トリオの活躍を描き、大ヒットを記録した「コンフィデンスマンJP」シリーズが韓国ドラマに。「私の夫と結婚して」のパク・ミニョン、「マイ・ネーム:偽りと復讐」のパク・ヒスン、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のチュ・ジョンヒョクといった、詐欺師トリオを演じる出演陣の顔ぶれも魅力的な「コンフィデンスマンKR」の配信がPrime Videoで始まった。

コンゲームドラマとしてのスリルとスピード感、天才詐欺師、ユン・イラン(パク・ミニョン)ら個性的な登場人物たちが生み出すユーモアなど、視聴者をひきつける要素満載の「コンフィデンスマンKR」だが、配信日直前には主要キャスト3人がそろって来日。配信記念イベントに登壇し、息もぴったりなトークを繰り広げた。
この時、トークコーナーを通じて3人が見せたケミストリーに、作品への期待を高めた者も多いだろう。チームを組んで活躍する役柄だけに、作品成功の鍵を握るのはやはり3人のコンビネーション。実際、彼らは撮影中、お互いの間で敬語を用いることを禁じるルールを作ったそう。年長者のパク・ヒスンによると「この作品で重要なのは、3人のアンサンブル。劇中の彼らには友達同士のような雰囲気がありますから、敬語を禁止し、気軽に過ごそうと提案しました」とのことで、“敬語を使った際は罰金を払う”というルールも設けられたという。この取り決めに対し、最も不利だったのは最年少のチュ・ジョンヒョクで、撮影開始後まもなくは罰金を払わなくてはならない状況にたびたび陥っていたとか(ちなみに、年上2人の計らいで、実際の罰金徴収はなかったとのこと)。
そんな試みも功を奏してか、劇中では天真らんまんなリーダー格のイラン、チームの絆を感じさせるジェームズ(パク・ヒスン)、純粋さも持ち合わせた陽気なムードメーカーのミョン・グホ(チュ・ジョンヒョク)のユーモラスな掛け合いが作品の魅力となっている。また、パク・ミニョンによると、物語の中では“3人がなぜチームを組むに至ったか?”についても詳細に語られていくそうだ。

さらに、見どころとして挙げられるのは、大胆不敵な詐欺計画の数々に伴う危機一髪の脱出劇や七変化の変装術など。なかでも、3人がエピソードごとに披露する変装姿は大きな注目ポイントで、イランはセレブリティー、実業家、フライトアテンダントなどに変身。1シーズンを通し、計30以上の変装が見られるという。
そんな中、パク・ミニョンのおすすめは「ジェームズが歌手として登場するシーン。命をこめたダンスと歌が本当に忘れられない(笑)」そうだ。一方、グホに関しては、「チュノ(推奴)のキャラクターが(チュ・ジョンヒョクに)あまりにも似合わなくて目をそらすほどでしたが、うまく編集されていました」と明かしていた。また、グホには女装するシーンもあるそうで、「美しくもあり、ぎこちなくもあり、ぜひご覧になって判断してください(笑)」(パク・ヒスン)と視聴者に判断を委ねる形に。演じたチュ・ジョンヒョク自身は「女装した自分の姿が妹に似ていて、われながらびっくりしました」と苦笑いを見せていた。さらに、パク・ヒスンおすすめの変装はなんといっても、“フリーダ・カーロに扮(ふん)したイラン”だそう。フリーダ・カーロはメキシコの画家で、1本につながって見える眉毛が印象的な人物。眉毛の特殊メークアイテムを手にしたパク・ミニョンは自ら率先し、眉がよりつながって見えるように装着していたそう。その姿に、パク・ヒスンは主演女優の役者魂とチャーミングな人柄を見たようだ。
「原作に遜色のないよう、私たちの個性をきちんと表現できるか悩むこともありました」(パク・ミニョン)、「『コンフィデンスマンKR』と『コンフィデンスマンJP』で、どこが同じでどこが違うのかを比較していただくのも楽しい満喫方法だと思います」(パク・ヒスン)、「素晴らしい日本の原作をリメークするということで、その名に恥じないように最善を尽くしました」(チュ・ジョンヒョク)と、キャストそれぞれが口にするように、オリジナルに敬意を払いつつ、韓国ドラマとしてアップデートされた「コンフィデンスマンKR」。今後の展開も気になる彼らの物語を、ぜひ楽しんでみてほしい。

【コンテンツ情報】
「コンフィデンスマンKR」(全12話)
Prime Video
世界独占配信中
取材・文/渡邉ひかる
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