イケメンで長身の2人のピュアな描写にハマる！タイBLドラマ「2gether」2020/09/24

　キャストは全員イケメン、キャラクターは全員キュート、ストーリーは王道の胸キュンかつ誰もが共感できる普遍的な恋愛もの。昨今にわかに注目されているタイ発のボーイズラブドラマは、この秋、さまざまな名作が日本でも放送になっているが、ブームの火付け役ともいうべき真打ちが「2gether」。今年2月の本国放送直後から話題になり、SNSの世界トレンドワード1位になったこともあるほど、多くの視聴者を熱狂させたのだ。

　舞台は大学キャンパス。入学早々、ゲイのグリーンに熱烈に求愛されてタジタジとなったタインは、グリーンに諦めてもらうために学校で一番モテモテのサラワットに頼み込んで、“ニセの彼氏”になってもらうことに。サラワットは渋々了承したものの、“恋人を気にかけるふり”“愛の告白をするふり”などの思わせぶり（？）な言動を連発。タインはいちいちドギマギしてしまい…。

　ポッキーゲームでのふいのキスや、寝起きに遭遇してしまうドッキリ、片方ずつイヤホンを分けて聴く歌。恋人未満の2人の甘酸っぱいピュアなキュンキュン描写がてんこ盛り。加えてサラワットの気持ちに全然気付かない鈍感くんのタイン、かっこいいのに不器用で無愛想、しかも真顔でタインに「○○触らせて」と迫る、やや天然くんのサラワットとキャラクターが魅力的！　2人が初々しいから、少女漫画的な定番の展開もみずみずしく新鮮なのだ。制服があったり、部活が盛んなど、タイのキャンパスライフの様子も興味深い。

　また、本作のもう一つの重要な柱が、タイの人気バンド・Scrubbの音楽。というのも、原作の「Because We Are Together」は、作者のJittiRain氏が、実際にScrubbの大ファンで彼らの曲にインスパイアされて書かれた物語だからだ。劇中では、タインがScrubbのファンという設定で、ライブシーンもある。タインとサラワットの思いを代弁するかのような甘酸っぱく切ない歌詞や、エモーショナルで爽やかなメロディーが物語を盛り上げ、音楽の使い方は秀逸。さらに、オリジナルサウンドトラックでは歌手でもあるワチラウィット＝ブライトが歌声を披露しており、エンディングナンバー「Kang Coo」のミュージックビデオには、彼とメータウィン＝ウィンが出演。ブライトの甘い歌声にも胸キュンは増すばかり！

愛すべきキャラクターが続々と登場！

　タインとサラワット以外も愛すべきキャラクターばかり。タインを追いかけ回しつつ、実は意外な一面を持つグリーン、軽音楽部のワイルドなボーカリスト・ミル、ミルに憧れるサラワットの弟・プーコン、サラワットの友人が一目ぼれしてしまう内気な謎のイケメン・タイプなど、周囲の人間関係も賑やか。彼らにも注目してみて！