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「エール」で裕一の妻・音を演じる二階堂ふみ。「記念講演のオーディションはかなり気合を入れて歌いました」2020/05/25

 第8週(5月18~22日放送)の連続テレビ小説「エール」(NHK総合ほか)で、無事、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」を作曲することができた古山裕一(窪田正孝)。それは妻である音(二階堂ふみ)が、鬼気迫る様子で早稲田大学の応援団長・田中隆(三浦貴大)に発破をかけるなどして、裕一を陰ながら支えていたからこそできた作品でした。そんな音を演じる二階堂さんから、音の魅力や裕一との夫婦関係についてコメントをいただきました!

――音を演じるにあたり、どんな印象を受けましたか? またどんなところに魅力を感じたのでしょうか?

「最初に台本を読んだ時、とても強い、はつらつとした女性だなぁという印象を受けました。そして自分の好きなものに対して正直な方なのだろうとも思いました。音さんを通して、人を大事にすることや、好きな人の未来を応援したいという気持ちが育っているのを感じています」

――子ども時代を演じた清水香帆さんの印象はいかがでしょうか?

「すごくしっかりしてますよね。子ども時代の裕一と音が初めて出会う教会のシーンを少し見学させていただいたのですが、2人のバランスがとてもかわいいなって思いました。子ども時代の音を、すごくはつらつと、すてきな笑顔で演じてくれたので、そんな子ども時代が思い浮かぶようなキャラクターを演じていきたいなと、あらためて思いました」

――1人の人物を長く演じられることについてはどのように感じられていますか?

「幅広い年齢を演じさせていただける機会をいただいて、毎日とても楽しいです。時代が進むにつれて自分の中でも気持ちの変化がありますし、出会う方々、周りの方々に育てていただいていると実感しています。音さんと一緒に寄り添って生きているような感 覚になっています」

――音は戦前に生まれた女性ですが、現代の女性に通じるものを感じますか?

「戦争に向かっていく時代も描いていきますので、“死”というものを身近で感じながら生きていた人たちの苦しみは、平和な時代に生まれている自分たちには、想像はできてもすべてを共感するということはできないと思っています。でも、今の時代の女性もいろいろなことと戦っていると思います。音は結婚して子どもが生まれるという段階になってくると、女性としての生き方と自分の夢との間で悩みます。現代でもそういった悩みを持つ女性はたくさんいらっしゃると思うので、共通している部分はあるなと感じました」

――いろんなところで歌うシーンがありますが、印象に残っているシーンや苦労はありましたか?

「音楽学校で行われる記念公演出演を懸けたオーディションのシーンは、かなり気合を入れて歌いました。練習もたくさんしましたし、もう少しうまく歌えたんじゃないかと、悔しさもまだ残っています。歌に関しては、昨年の夏あたりからレッスンを始めました。自分の体が楽器になるという全く経験がないことだったので、毎回学びがあってとても楽しいです。練習時間を設けていただきながら、歌うシーンの前は声帯を開くためにスタジオでも声出しをしていて、毎回 120%の力でやったつもりでも納得できなかったり、自分の技術が追いついていかないところがあったり、難しいなと思う部分もありました。ですが、そういう姿も反映することができる、成長していく役でもありますので、設定と周りの方々に助けていただきながら歌のシーンに挑んでいます」

――音の衣装はとてもかわいくて、楽しみの一つとなっています。

「衣装の方が『チェックを着せたい』とおっしゃっていて、すごくすてきだなと思っています。あとは帽子がすごくかわいいです。色使いも奇麗で、音さんだけでなく、周り の皆さんもかなり“ハイカラ”な女性像になっていると思います」

――共演者とのシーンで印象に残っていることはありますか?

「関内家の3姉妹はみんな個性がバラバラで面白いんですけど、朝ごはんのシーンで、本当にみんな遠慮なく食べるんです(笑)。カットがかかった後も『これおいしいわねえ』 『そうですねえ』と言いながら。すごく家族らしくていいなと思いました。姉・吟役の松井玲奈さんや、妹・梅役の森七菜さんとも現場でも仲良くさせていただいています。私は一人っ子なので、もし姉妹がいたらこんな感じなんだろうなっていうのを感じながら、楽しく演じさせていただいています」

――母・光子を演じる薬師丸ひろ子さんについてはいかがですか?

「光子さんはとても強い女性で、その上で女性が生きていくことの大変さを子どもたちに見せてくれるお母さんです。きちんと厳しさを示しながらも、それ以上の愛と優しさでその場を包み込むその姿に、教えていただいたことがたくさんありました。音にも、光子さんの強さと優しさが受け継がれているのではないかと感じるところがあります。裕一さんと出会ってからそれらが花開いていくとしたら、その根の部分にあるのは、関内家での暮らしだと思っています。これからの音の変化にも注目して見ていただけたらと思っています」

――音は、古関裕而さんの妻・金子さんがモデルとなっていますが、実在の人物を演じる上で大切にしていることがあったら教えてください。

「金子さんが古関さんと実際にやりとりされていた手紙を読ませていただいたり、録音された歌声を聞かせていただいたりしました。録音されている声が、とにかく楽しそうに弾んでいて、すごく印象的でした。本当に歌うのがお好きな方だったんだなと思って。それが音さんと金子さんをつなぐものなので、そういった部分はすごく大事にしながら演じています」

――音と裕一の夫婦関係についてはどう思われますか?

「2人は世間一般の結婚像とか夫婦像にとらわれていないんです。どちらかが支えるだけの関係ではなく、ちゃんとギブアンドテイクをしていて支え合っているところがいいなぁと思っています。音さんが愛する旦那さんのために一生懸命料理作りに奮闘する姿や、リアルな財政事情も含めて、2人が補い合っている姿はいいなぁと感じています。今後は生活をともにして、2人の関係性がもっと濃密になってくると思います。それまで個人と個人が支え合っていましたけれど、今度は本物の家族になっていく瞬間が出てくると思いますので、それは楽しみですね。これまでとは違うまた新しい感覚が生まれてくることに期待しています」

――ありがとうございました!

 第9週・第41回(5月25日放送)では、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」を作曲したことで苦難の時を脱却した裕一。一方、音楽学校の記念講演の2次審査を突破することができた音ですが、双浦環(柴咲コウ)から「最終審査で残るのは難しい」と言われてしまいました。果たしてその理由とは? ライバルの夏目千鶴子(小南満佑子)に勝つ道はあるのでしょうか?

【番組情報】

連続テレビ小説「エール」
NHK総合 月~土曜 午前8:00~8:15ほか
NHK BSプレミアム・BS4K 月~土曜 午前7:30~7:45ほか
※土曜は1週間の振り返り

NHK担当 K・H

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