長嶋一茂の“月イチ”新番組がスタート! 専門家と経済、文化、日本の未来を語り合う2026/10/23 12:00

長嶋一茂が各界の専門家と1対1で日本の未来について語り合う新番組「月イチ一茂 日本のミライを考える」(BS朝日)が、10月25日(午後10:00)からスタートする。
これまで特別番組として放送されてきた「長嶋一茂のミライアカデミア」が、毎月最終日曜の“月イチ”レギュラー番組として新たに始動。進行はフリーキャスターの永島優美。バーをイメージしたセットで、一茂が今話したいゲストと本音で向き合う。
記念すべき初回のゲストは、経済評論家の岸博幸氏。停滞する日本経済についてはもちろん、政治や教育、文化まで、話題は幅広く展開。一茂は気になることを次々と質問し、自身の経験を交えながら率直な考えを口にする。2人の自由なやりとりから、どんな話が飛び出すのか注目だ。
病をきっかけに変わった人生観。岸博幸の思いとは?
2023年に血液のがんと診断され、余命10年と宣告されたことを公表している岸氏。闘病を経て、生き方や人との向き合い方が変わったと明かし、「病気になって良かったと思っています」とも語る。なぜ、そう思うようになったのか。自身の過去を振り返る言葉に、一茂も驚きを見せる。
そんな岸氏が現在、精力的に取り組んでいるのは、地方経済や中小企業の活性化。実際に熊本県で活動する様子を紹介するとともに、地域に根付いた産業の可能性や、その魅力を全国、そして世界に広めるための課題について話し合う。自ら現場に足を運び、地方から日本を活性化しようとする姿勢に、一茂も刺激を受ける。
さらに話題は、日本の文化を世界に届けることへ。岸氏はアニメだけでなく、音楽や食文化にも世界で勝負できる可能性があると語る。一方で、そうした文化を海外に十分発信できていない現状を指摘し、文化の力を生かした経済成長の必要性を訴える。

街の人の疑問にどう答える? 長嶋一茂への意外な提案も
番組では、街の人々にも日本の未来について意見を聞く。物価高や上がらない賃金、これからの暮らしへの不安など、若い世代からシニア世代まで、さまざまな声が寄せられるなか、世代を超えた疑問や悩みに、一茂と岸氏はどんな考えを示すのか。
また、岸氏からは「一茂さんがロールモデルにならないと」という意外な提案も。これからの日本を考える中で、なぜ一茂が手本になると考えるのか。思いがけない発言を、一茂がどう受けとめるのかも気になるところだ。
同世代でもある2人は、これからの日本がどうなっていくのか、次の世代に何を残せるのかについても意見を交わす。それぞれの経験や家族への思いを交えながら、議論はさらに深まっていく。飾らないやりとりを通して、難しく思える経済や社会の問題も身近に感じられそうだ。
収録後、一茂に初回の手応えや岸氏の印象、番組を通して伝えたいことを聞いた。

テレビだからこそできること。一茂が考える番組の役割
――ゲストと1対1で話す形になりました。初回の手応えは?
「これまでの『ミライアカデミア』では、何人かのコメンテーターさんに来ていただいて、いろいろ勉強していく形でした。今回からは2人で話すので、自分も発言できたのがすごく良かったと思います。岸さんのような方とゆっくり話せるのは、僕自身にとってもすごく勉強になりますし、そういう機会が人生であと何回あるかと考えると、そんなに多くはないでしょうから」
――岸さんを初回ゲストに迎えた理由は?
「以前から経済に対する知識や、病気をされても変わらないバイタリティーはすごいと感じていました。やっぱり、行動を起こしている人の言葉じゃないと伝わらないと思うんです。岸さんは実際に活動されているから、思ったとおり、言葉が生きていましたね」
――岸さんの話で、意外だったことはありますか?
「病気をされて、気付くことがすごくあったという話ですね。『以前は傍若無人なところがあった』とおっしゃったのは意外でした。そういうところも含めて岸さんの印象が変わりましたし、もっともっと応援したいなと感じました」
――専門家とは違う立場で、どんなことを伝えていきたいですか?
「専門家の方が話すだけで成立するなら、情報番組には専門家だけが出ていればいいわけですよね。でも、テレビってそういうものじゃない。例えば学校の先生に教わるのと、自分が憧れている人から同じ話を聞くのとでは、受け取り方が違うこともある。僕は専門家とは違う立場から、できることをやっていけばいいんじゃないかと思っています」
――日本の未来について、特に危機感を持っていることは?
「気候変動や温暖化ですね。このままだと住むところがなくなってしまうんじゃないか、というくらいの危機感があります。パンデミックがあったのも、まだそれほど昔のことじゃない。自然災害も、いろいろなものが重なる『複合災害』という言葉を聞くようになりました。これからは本当に何が起きるか分からないし、今までよりもっと被害が大きくなる可能性もある。経済の話だけではなく、こういう危機感も誰かが発信していかなきゃいけないと思うんです」
――岸さんとお話しされて、日本の文化や地域の産業についてどう感じましたか?
「(岸氏が活動されている)熊本には、“赤牛”のように世界に通用するものがあると思うんです。日本全体を見ても、アニメや音楽、食など、世界で勝負できるものがたくさんある。まだまだチャンスはあるのに、そこに目をつけて動く人が少ない。既成概念にとらわれず、失敗するのが当たり前だと思ってどんどん挑戦していかないと、何も始まらないですよね」
――月1回のレギュラー放送になって、どんな期待がありますか?
「これまでのように年に2、3回だと、ちょっとよく分からないなという気持ちがあって、月1回できたらいいなと考えていました。毎月番組があれば、ニュースを見たときにも『これは番組で話題になるかもしれない』と、自然にいろいろなことが頭に入ってくるんですよね。今回も岸さんから、農業の可能性についての話を聞いて、なるほどと感じました。日本には、まだまだビジネスチャンスがある。そういうことも、実際に人と話してみないとなかなか自分の中に残らないですよね」
――この番組でさまざまな情報を届けていく上で、テレビだからこそできることは何だと思いますか?
「SNSは裏が取れていなくても情報を出せますよね。AIが進んでいって、本物か偽物か分からないような映像もこれから増えていくと思う。その点、テレビは裏を取ってから情報を伝えるという役割がある。そういう意味でも、きちんと確認された情報を届けることは、テレビの大事な責任だと思います」
――今後、どんなゲストと話してみたいですか?
「日本の未来を憂いている人ですね。政府や社会がダメだとただ批判するだけではなくて、ちゃんと提言や提案を持っている人。そういう方と話して、自分も勉強したいです。そこで聞いたことを、別の番組で伝えることもあるかもしれない。いろんな人の思いを受け止めながら、この番組から少しずつ発信していくだけでも違うんじゃないかな」
――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。
「何となくテレビをつけていたら、チャンネルを変える手が止まって、そのまま見ちゃったというので全然いいんです。テレビは構えて見るものじゃないし、あくまでもエンターテインメント。その中に情報もちゃんと入ってくる。そういう番組として見てもらえればと思います」
【番組情報】
「月イチ一茂 日本のミライを考える」
BS朝日
10月25日
午後10:00~10:54
取材・文/秋山樹
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