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イモトアヤコ、自身と“真逆”のひきこもり役に挑戦 40歳でかなえた連ドラ初主演2026/09/22 05:00

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イモトアヤコ、自身と“真逆”のひきこもり役に挑戦 40歳でかなえた連ドラ初主演

 フジテレビ系で10月3日にスタートする、土ドラ「再生のウズメ」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)は、12年間ひきこもっていた40歳の主人公・田村ウズメが、人生をやり直す姿を描くヒューマンドラマ。

 原作は、天堂きりんさんの同名漫画「再生のウズメ」(祥伝社 FEEL COMICS)。ひきこもり生活を送る元子役のウズメ(イモト)が、便利屋の仕事を通じて、社会や人とのつながりを取り戻していく姿を描く。主人公だけでなく、悩みを抱える周囲の人々にも寄り添いながら「何歳からでも人生はやり直せる」というメッセージを紡いでいく。

 このたび、ウズメ役に抜てきされ、40歳で連続ドラマ初主演を果たすイモトアヤコに、自身のパブリックイメージや普段の生活とは「真逆」と語る役にどう挑んでいるのか、40歳という節目の心境や撮影現場でのエピソードなどを聞いた。

――連続ドラマ初主演となりますが、オファーを受けた際の気持ちを教えてください。

「最初に聞いたときはプレッシャーと不安が大きかったですね。これまでも連ドラに出させていただく機会はあって、主演の方の大変さやスケジュールのハードさを遠目から見ていたので、『あれを私がやるのか?』と。体調管理も含めて最初は怖かったです」

――撮影が始まったようですが、今の心境は?

「徐々にペースをつかみつつあります。何より現場の雰囲気が本当に素晴らしいんです。お芝居の大変さはもちろんありますけど、変なストレスが一切ない現場で……。監督がよく『安心安全』とおっしゃっていて、物理的にも気持ち的にも大切にしてくださるんです。疲れはしますが、翌朝にはまた新たな気持ちで現場に向かえる。共演者の方々も含め、周りの皆さんに助けられています」

――チームワークもよさそうですね。

「便利屋の代表・興梠侑誠を演じる白洲迅さんは、私より年下なんですが、ものすごい包容力でドンと現場にいてくださるんです。心理的にすごく甘えちゃっていますね。主演だからといって『引っ張っていくぞ!』というよりは、皆さんに助けられながらやらせてもらっています」

イモトアヤコ、自身と“真逆”のひきこもり役に挑戦 40歳でかなえた連ドラ初主演

――ウズメを演じる上で意識している点について教えてください。

「ウズメは40歳で12年間ひきこもっている状態から物語が始まります。言葉や音だけを聞くと、すごく暗い印象を受けるかもしれませんが、原作を読んだときに『きっとウズメは、幼少期から根底に明るさを持っている人なんだな』と感じたんです。いわゆる“陽キャ”まではいかなくても、楽しむ心を持っている。そこをブレない芯として持って演じたいなと思っています」

――イモトさんご自身とウズメのギャップはありますか?

「私自身、オフの日も外に出かけるタイプですし、最初は『本当にできるのかな』と不安でした。でも、現場に入って、ウズメのすごく散らかった汚い部屋で1日過ごしたときに、自然とウズメになれた気がしたんです。役作りをガチガチに準備して挑んだというよりは、あの部屋にずっといることで『あ、ウズメの気持ちが分かるかも』と感覚がつかめるようになりました」

――今回あらためて感じる「演じることの楽しさ」はどんなところにありますか?

「何十回かに1回なのですが、セリフを覚える感覚ではなく、本当にその役として言葉が出てくる“役とリンクする瞬間”があるんです。そのときはとても楽しいと感じます。ウズメに関していうと、彼女は依頼者に向かって言葉を投げかけているようで、実は自分自身に向けて言っていることがよくあるなと。そういった心の声が出てしまうような部分にはすごく共感します」

――ウズメの気持ちをつかむために、ノートに言葉を書き留めているとお聞きしました。

「日記というほど大袈裟なものではないんですけど、感情を大きく出すシーンの前などは『今、ウズメはどういう気持ちなんだろう……』という心の声を、台本の横やノートにブワッと書いているだけです。監督と話し合いながら『なんであの時、この気持ちを伝えられなかったんだろう』といった感情を書き出すことで、本番直前の安心感につながっています」

イモトアヤコ、自身と“真逆”のひきこもり役に挑戦 40歳でかなえた連ドラ初主演

――ウズメは40歳から人生の新たな一歩を踏み出しますが、40歳を迎えられたイモトさんご自身は、この節目をどう捉えていらっしゃいますか?

「今まで20代、30代と節目はありましたが、一番意識したのが40歳でした。迎えるときはすごくドキドキしましたし、いろいろと考えましたね。ただ、私の周りにいる年上の女性たちが皆さんすごく楽しそうなんですよ。それを見て『きっと40代も良い未来が待っているんだろうな』とプラスのイメージでスタートできました。実際、40歳になってこの主演のお話をいただけたので『40代、すごくいいじゃん!』と思っています(笑)」

――イモトさんが、一歩踏み出す時に意識されていることは?

「私は結構、深く悩む前にポーンと一歩踏み出しちゃうタイプで、進んでみてから悩んで、修正して、また進むという感じです。あとは、流れに身を任せることも大切にしています。ウズメもそうですが、自分の意思というより周りに巻き込まれて一歩を踏み出さなきゃいけない時ってあるじゃないですか。私も20代の時に、パスポート一つ持って流されるように海外へ行った経験がありますが、そうやって意思を持って巻き込まれてみるのも、大事な一歩になるんじゃないかなと感じています」

――最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。

「日々撮影を重ねる中で、私自身どんどんウズメのことがいとおしくなっています。登場人物も個性豊かな魅力的なキャラクターばかりで、現場の温かい空気感がそのまま画面に出ていると思います。“ひきこもり”というと、少し暗く感じられる重たいテーマかもしれませんが、その先には必ず光があると信じて、チーム一丸となって作っています。ぜひ楽しんで見ていただけたらうれしいです!」

【プロフィール】
イモトアヤコ(いもと あやこ)
1986年1月12日生まれ。鳥取県出身。2007年より日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」に出演。現在までに世界122か国を訪問。俳優としても活動し、近年の出演作は、ドラマ「東京サラダボウル」(25年/NHK総合)、「マイ・セカンド・アオハル」(23年/TBS系)、映画「木挽町のあだ討ち」(26年)など。

【番組情報】
土ドラ「再生のウズメ」
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
10月3日~12月5日予定<全10話>
毎週土曜
午後11:40~深夜0:35

取材・文/松下光恵

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