Feature 特集

「思い描いていた人生と違っていた!?」仲里依紗×のん×深川麻衣「Tokyo middle 30」2026/07/08 17:00

U-NEXT
「思い描いていた人生と違っていた!?」仲里依紗×のん×深川麻衣「Tokyo middle 30」

 フジテレビ系では、7月22日より新水曜ドラマ「Tokyo middle 30」(水曜午後10:00)をスタート。“ミドサー(Middle Thirtyの略。35歳前後の年代を指す)”女性にフォーカスした本作で、仲里依紗が主演を務め、第2の主人公を担うのん深川麻衣の3人が、35歳女性の複雑な心情を表現していく。

 中国で55億回再生を記録した大ヒットドラマ「Nothing But Thirty」(「30女の思うこと~上海女子物語~」)を原作とする日本版オリジナルリメイク。キラキラしたサクセスストーリーを思い描いて地方都市から憧れの東京にやって来た女性3人が、恋、仕事、家庭―思い通りにはいかない現実に直面し、時に3人で泣き、助け合い、たわいないことで笑い転げながら、“35歳”という人生の分岐点で自分らしい人生を模索していく物語だ。

 “母親としての人生”と“自分らしい人生”。そのどちらも大切にしたいと願いながら日々もがいている佐倉麻紀に扮(ふん)する仲。感情で突っ走りがちな直感派、“計画性ゼロ”のアパレル店員・山地遥役を担うのん。勤勉で堅実だが、現在の恋人には言葉足らずの“察してちゃん”気質の強い小学校教諭・永野薫子役で登場する深川。

 実年齢は、仲が36歳、のんは32歳、深川が35歳。そんな3人が、主人公それぞれの感情をリアルに投影し、同世代から共感を呼びそうな本作。高校の同級生で、“ズッ友”を誓い合った、くるまき・はるきゃん・薫子を演じる、仲・のん・深川を直撃すると、初共演とは思えないほど仲が良さそうな雰囲気が伝わってきた。

「思い描いていた人生と違っていた!?」仲里依紗×のん×深川麻衣「Tokyo middle 30」

──今作の企画を聞いたり、台本を読んだりした際の感想をお願いします。

 「今年37歳になるんですけど、振り返ってみると35歳っていろいろ考えていたなと。そんな35歳女性の人生を描くお話なので、共感してもらえるかなと思います。さまざまな悩みを抱えている人もいますが、その当時、私は悩んでいると思わなかったんですよね。もしかしたら悩んでいたのかもしれませんが、多分気付かないタイプなんです。この作品を通して今後の未来が明るくなればいいなと思ったので、そのお手伝いができたらうれしいです」

のん 「3人のミドサー、それぞれが悩みを抱えているのですが、私たちが演じる、高校時代の友人3人は、それぞれ思い描いた夢とはまるで違う今を生きていて、高校時代と対比をしながら現実が動いていく描写が面白い。作中で定義されている悩みや問題もすごく興味深かったです。リアルに描いているので、たくさんの人に見ていただける作品だろうなって思いましたし、仲さんと深川さんの中に入れるのがワクワクしました」

深川 「私は、今35歳なので主人公3人とドンピシャの世代。カラオケのシーンでの選曲が懐かしかったり、3人のトークシーンでは『分かる、分かる!』と感じたり。女性にとっては、30代って20代とは違う悩みが生まれてくる年代。ドラマだと客観的にエンタメとして楽しめるけど、同じような悩みを抱えている人に『こういう考え方もあるんだ』とか『いろいろなことが起こるけど、人生捨てたもんじゃないな』と、心が軽くなるお手伝いができたらいいなと思っています」

「思い描いていた人生と違っていた!?」仲里依紗×のん×深川麻衣「Tokyo middle 30」

──主人公の3人をこのメンバーで演じると聞いた時の印象は?

 「『私、37歳だよ、今年!』と思いました(笑)。同い年に見えるかが正直不安で、『頑張ろう!』と思って前髪を切りました。早めに母親になったからかもしれないですけど、実年齢より上に見られがちで、『まだ30代だったの?』とよく言われるんですよ。のんちゃん、深川さんと同じ感じに見てほしいので、頑張ります!」

のん 「仲さんも深川さんも、ずっと見させていただいてたので、共演と聞いて本当にうれしくて。仲さんは美しくてかっこよいなと思ってたし、深川さんは、かれんで大人なんだけど、少女のような清らかな感じがすると思っていました。だから、それぞれが演じる3人が、3人ともキャラが立っているので、本当に楽しみでした」

深川 「その言葉そのままお返しします! 本当にいろいろな作品で活躍してきたお二人をずっと見ていたので、『えーっ、仲さんとのんさんと共演できるんだ!』って。しかも、親友役ということがすごくうれしかったです。本当に魅力的な女優さんだと思っていたのですが、共演してよりリスペクトが増しました」

──演じる役の、共通点と違う部分は?

 「一人息子を育てているお母さんということと、仕事に復帰したいという気持ち以外は全く違いますね。旦那の感じも違いますし」

のん 「家の中と外に出た時のギャップがあるところは一緒ですね。家の中では本当に怠け者です。何もしたくない。一日中ベッドの上にいるところは似ているかな。似ていないところは割と多いです。自分自身は『自分はすごいんだ』って妄信してきたタイプなので、勘違いして役者になって、『すごい役者になるんだ』みたいな感じで突っ走ってきたので。遥は、序盤で夢破れて違う仕事にシフトするので、そこは違うかな」

深川 「私は、仕事の時と仲いい友達といる時のはっちゃけ具合が違う感じが共通してるかも。薫子は箱入り娘で、小学校の先生なのですが、感情の表現の仕方や喜怒哀楽が割と分かりやすくて、結構トリッキーだったり、ズバッと鋭いことをいう一面があるんです。でも、私は、わりと感情の起伏がフラットで、喜怒哀楽の激しさはあまりないと思っているので、そこはちょっと違うかもしれないです」

「思い描いていた人生と違っていた!?」仲里依紗×のん×深川麻衣「Tokyo middle 30」

──3人でのシーンを撮影されていかがでしたか。

仲 「昨日は午後10時に撮影が終わる予定でしたが、ちょっと巻いて午後8時半に終わったので、ファミレスで語り合いました(笑)。本当はもっと巻く予定でしたが、猫型ロボットがちょっと言うこと聞かなくて……。でも、のんちゃんは、あのロボットが怖いそうです。トラウマがあるんだよね。そういうプライベートな話も結構していますよね」

のん 「しています!」

深川 「あと、3人で掛け合いするシーンは結構長いんですが、セリフが面白くて」

 「そう! 結構ワンシーンが長いんですよ。だから、本当に撮れるかなって心配だった。最初は『長くない?』と思いましたもん。ワンシーンが長い連続ドラマの会話劇を今まで経験したことがなかったんです。会話をずっと続けていくために、テンポ感を高めていきたいなと思って、昨日もおしゃべりしまくっていたら、ちょっとセリフを忘れました(笑)」

のん 「3人のシーンは面白いですし、お二人が思ったよりすごく優しかったです」

 「ウケる! 思ったより? 猫型ロボットに威嚇しておいたよ。『来るなーっ』て怒っておいた」

のん 「さっきもこの3人とスタッフさんとエレベーターに乗っていたんですけど、譲り合っちゃって降りられず……。仲さんが『3人で一緒に降りよう』と言ってくれて一緒に降りました」

 「『えいっ!』って言ってね。みんな同時に出たら一緒に降りられると思って。だから一緒に降りた」

のん 「こういう感じが、すごく心地よいです」

深川 「お二人はもちろん、スタッフさんもすごく和やかで、楽しい空気の中で撮影しています。昨日、ファミレスの前に撮影したカラオケのシーンで、最高のシーンがあるので注目してください。3人それぞれ、好きなものが少しずつ違うので、お芝居の話じゃなくてもたわいもない話を、撮影の合間にできるのがすごく楽しくて心地いいです」

「思い描いていた人生と違っていた!?」仲里依紗×のん×深川麻衣「Tokyo middle 30」

──3人でやってみたいことは?

深川 「食べ歩き!」

 「そうそう! 番宣番組では、座って撮影することが多いので、1回3人で外を歩いてみたいなって。ずっと座ってゲームをしているので、みんなと仲よくなるために一回食べてみる? 歩きながら打ち解ける、街ぶらみたいなのを一回どこかに挟みたいですね」

深川 「アイスの食べめぐりとか」

 「確かに! 私、ロケ中にアイスを“こそ食い”しているのがバレて、『(こそ食いが)本当なんですね』と言われて『本当ですよ』って言いました(笑)」

深川 「仲さんが、行く先々でおいしいアイス屋さんを知っているんです」

「思い描いていた人生と違っていた!?」仲里依紗×のん×深川麻衣「Tokyo middle 30」

──高校時代に、どんな30代になっているかと考えたことありましたか?

 「私、結婚する予定はなかったです。子どもの時から結婚っていうプランがなかったんですよ。だけど、結婚して子どももいるので、人生って何が起こるか分からないですね。思い描いたのとまったく違うことになっています。三姉妹の長女で妹たちのお世話や家事をやっていたので、早く1人になりたくて15歳で上京したんです。でも、それがなかったら今ここにいなかったかも。そうだ! 日本だけでなく、面白いところに行って、川に入る人生を送りたかったです」

のん 「私は、もっとビシッとしていると思っていました」

 「ビシッとしていますよ」

のん 「落ち着いて地に足のついた大人になっていると」

 「足ついているよ。ちゃんとしているよ」

のん 「仲さん、優しい! あとは、30になる前に子どもを産んで、ピアノとかを習わせてみたいなという夢を持っていましたね。自分の子どもに、これもあれも教えたい! みたいな」

深川 「10代の時に思い描いてた30代って、すごく大人のイメージがあったんですけど、自分がその年代になってみたら全然違っていました。小学校のプロフィール帳に、20歳ぐらいで結婚するって書いてあったんですけど、今考えると自分にとっては早すぎると思って。大人になってくると、思い描いてたものとかやりたいことがどんどん変わっていきました。今こういう仕事をしているのも、昔の自分は想像もしていなかったので、本当に何があるか分からないですね」

──若い方に伝えたい、35歳までにやっておいたらいいことは?

 「筋トレは大事です。あと、肌育。若いからとか、まだ早いとかはうそです。早ければ早いほど差が出てきます。早く課金しておいた方がいいなと感じています。だから、若い子たちには口酸っぱく言っています」

【プロフィール】
Riisa Naka

1989年10月18日生まれ。長崎県出身。B型。近年の主な出演作に、連続テレビ小説「おむすび」、ドラマ「不適切にもほどがある!」(ともに2024年)ほか。12月25日公開の映画「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」、27年1月8日公開の映画「高校生家族」に出演。

のん
93年7月13日生まれ、兵庫県出身。主な出演作は、映画『さかなのこ』(22年)、ドラマ「MISS KING / ミス・キング」(25年/ABEMA)。ドラマ「こちら予備自衛英雄補?!」(26年/日本テレビ系=中京テレビ制作)など。26年8月28日に、安田章大とダブル主演を務める映画「並行平行と垂直」の公開が控えている。

深川麻衣(ふかがわ まい)
91年3月29日生まれ、静岡県出身。18年、映画「パンとバスと2度目のハツコイ」で初主演にて、第10回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞。近年の主な出演作に、ドラマ「良いこと悪いこと」(25年/NTV系)、主演「週末旅の極意3〜結婚ってしなきゃいけないもの?〜」(26年/テレ東系)など。26年秋に映画「すべて真夜中の恋人たち」が公開予定。その他公開待機中作品が複数控えている。

【番組情報】

「思い描いていた人生と違っていた!?」仲里依紗×のん×深川麻衣「Tokyo middle 30」

「Tokyo middle 30」
フジテレビ系
7月22日スタート
水曜 午後10:00~10:54

取材・文/松下光恵

U-NEXT

この記事をシェアする

U-NEXT

Copyright © TV Guide. All rights reserved.